多分駄文

合法的ノー勉ノススメ

　小中学校は地元の公立校で、決して学力が高い学校ではなかった。
　高校も中の下くらいの、自慢できるほど頭の良い学校ではなかった。
　そういったこともあって、試験で0点を取ることなんて1度もなかった。僕は完全に試験というものを舐めきっていた。
　
　そんな僕が大学に進学し、大学生活にも慣れてきた2年生の前期、事件は起きた。
　材料力学。持込可。余裕。
　まともに授業を聞いてもいない講義の中間試験に、全くのノー勉で挑む。日本人特有のセルフハンディキャッピングではなく、本当に勉強しなかった。
　結果は案の定惨敗。正確を期するために包み隠さず言えば、0点だった。
　せめて何点か中間点を貰おうと先生に掛け合ったが、無駄な抵抗。悪あがき。なんせ相手は天下の先生様。俺が何しようがどこで何言おうが糠に釘。馬の耳に恨み節。
　完全に自分の考えの甘さを反省しました。人生を舐めきっている自分に気づかせてくれてありがとうございます。

　それからの僕といえば、ホ○トのローランドよりも、ミニ○リストのしぶよりも意識高く生活してました。
　そしてついに迎えた期末試験。試験前日からしっかり勉強して挑んだ期末試験。
　結果は発表されなかったため、点数はわからなかったが、単位は無事に取得。
　なんだかんだ言って、人間適当に生きててもなんとかなるってことを再確認できました。人生はヌルゲーってことを自分に気づかせてくれてありがとうございます。

　その日の夜はぬえが鳴いてたような気がするなあ。