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4話
缶詰2日 恋人代用品【5】
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年季の入ってそうなガラスドアを開けると、チリンとドアベルが涼し気な音で鳴った。
何だか風流。お店の雰囲気もカフェというよりは喫茶店という感じで、昭和の時代からやっていそう。
白い髭の生えたマスターが出迎えてくれるかと思ったけど、出て来たのは大学生ぐらいの、蝶ネクタイがあまり似合っていないウェイターだった。
「どうぞこちらへ」と連れて行かれたのは入口から一番奥にあるテーブル席。
焦げ茶色の長方形のテーブルの周りには赤い椅子が四脚並んでた。
森山君が入口に近い方の席に腰を下ろし、それに合わせて奥の席に座った。
上座と下座を森山君は意識している。必ず相手に敬意を表すように自分が下座の位置に座ってる。
前の会社でかなり仕込まれたという話は森山君が中途採用で入って来た年に聞かせてもらった。
ふと、そんな事を思い出して、森山君の顔を見て口元が緩んだ。
「葵さん、何ですか?」
メニューを見ていたと思いきや、こちらの変化にすぐに反応された。
「何でもない。何にしようかな」
メニューを見ると、ハンバーグ、オムライス、ナポリタンの文字が目に留まる。
この間、ファミレスで森山君がハンバーグを食べていた事が浮かんだ。
「俺、ハンバーグにしようかな」
呟いた一言に、好物はハンバーグなんだなと確信した。
「何ですか?」
また口元が緩んでいたのか、半笑いの表情で森山君がこっちを見た。
「別に」
「気になります。そんな含み笑いされたら」
「私もハンバーグが好きだから、好物が一緒だと思っただけよ」
ふわっと森山君の頬が緩んで、嬉しそうな顔をした。
「どうして好物だってわかったんですか?」
「それは秘密」
クスクス笑いながら、甘い気持ちに浸る。
何気ない恋人との会話が楽しかった事を思い出した。
邪魔にならない音量でかかるBGMのピアノの音色も、店内に広がる香ばしいコーヒーの香りも恋人と過ごす完璧なシチュエーションに思えた。
こういうお店でデートをするのはいい。何時間でもいられそう。
シナリオがあるから長居は出来ないけど。
サラダとライスが付くハンバーグセットと、ブレンドコーヒーを二つ頼んだ後、森山君が疲れたように息をついた。
「喉かわきました」
氷の入った水を美味しそうに森山君が飲んだ。
「30分ぐらい歩いたもんね。鬼ごっこもしたし」
私も水に口をつけた。レモンの風味が清々しい。
「葵さん、疲れてませんか?」
眼鏡の奥の瞳が優しく見えた。
「大丈夫よ。森山君は?」
「午後は昼寝がしたいです」
「ダメよ。シナリオがあるんだから」
「わかってますよ。願望を言っただけです」
「願望ね」
「他にもいろいろありますよ。葵さんに膝枕で耳掃除してもらうとか、葵さんに頭を撫でてもらうとか」
意外な願望を知って笑みが浮かんだ。
「甘えん坊なのね」
「恋人には甘えますよ。葵さんは何か俺にして欲しい事とかないんですか?」
「シナリオを書いてもらいたい」
森山君が苦く笑った。
「仕事熱心ですね。ランチの時ぐらい仕事を忘れたらどうですか?」
「そう言われても、私って仕事しかないのよね。趣味と呼べるような物もないし」
「少女漫画とか映画とか、面白いのがあったら教えてくれるじゃないですか。あれは趣味じゃないんですか?」
「うーん、ゲームを作る為にチェックしてるから、仕事の一部って感じがする。そう考えると本当に何もないな。私ってつまんない女だね」
自分でも呆れちゃう。
ゲームのヒロインが私みたいだったら話はあまり膨らまなそう。
「そんな事ないですよ」
森山君が穏やかな笑顔を浮かべた。
「葵さんはいつも一生懸命で素敵です」
えっ、素敵?
びっくりして、まじまじと森山君を見てると、「本当に素敵ですよ」ともう一度言ってくれた。
胸がじんわりと温かくなる。
森山君っていい人だな。こんな私を認めてくれるなんて。
「さっきはありがとね」
「さっき?」
「結婚するって言ってくれて。おかげで惨めな気持ちにならないで済んだ。嘘でも結婚を約束した彼氏がいる事をあの人に見せられて良かった」
眼鏡越しの瞳が気まずそうに視線を逸らした。
何か変な事を言った?
「俺が嫌だったんですよ。あの人が葵さんの事を親し気に『葵』って呼ぶのが」
森山君が短く吐息をついた。
そんな風に思ってたなんて知らなかった。
「こっちこそすみません。つまらない嫉妬で余計な事を言って」
嫉妬って言葉が甘い。
なんか森山君が本当の恋人みたいに思えてくる。
「全然余計な事じゃないよ。私、あの人と酷い別れ方をしてたから見栄を張りたかったの。私こそ森山君を利用してごめん」
「そんな事ないです。やっぱりあの男、殴れば良かった。葵さんを泣かせるなんて許せない」
「私の為に殴ってくれるの?」
「恋人ですから」
「代用品でも嬉しい」
「あの男の事、聞いてもいいですか?」
「何を知りたいの?」
「どのくらい付き合ったとか」
「三年ぐらいかな。あの人、卒業式の日に別れようなんて言い出したんだから」
「卒業式の日ですか」
「おかげで一生忘れられない卒業式になっちゃった。その時まで二股かけられてる事も知らなかったのよね。だってその前日にエッチしてたんだよ。いつも行くラブホで二時間愛してくれて。あの人の腕の中で幸せだって思ってたの。私って鈍感よね」
話しながら当時の胸の痛みを思い出した。あんなに辛い想いは二度としたくないって思った。
だから私は恋に臆病になったのかも。
恋は眺めるだけで、寂しさは仕事に熱中する事で忘れようとしてたのかもしれない。
「本当に私ってバカよね」
心配そうな視線と合った。
「ごめんなさい。重たい話だったね」
「いえ。話してもらえて良かったです」
「良かった?」
「葵さんの事は何でも知りたいんです。辛い思い出だったとしても。俺は葵さんを理解したいですから」
森山君が温かい笑顔を浮かべた。
理解したいなんて、真人にも言われた事なかった。
私と向き合ってくれてるんだ。
感動して、ちょっと泣きそう。
何だか風流。お店の雰囲気もカフェというよりは喫茶店という感じで、昭和の時代からやっていそう。
白い髭の生えたマスターが出迎えてくれるかと思ったけど、出て来たのは大学生ぐらいの、蝶ネクタイがあまり似合っていないウェイターだった。
「どうぞこちらへ」と連れて行かれたのは入口から一番奥にあるテーブル席。
焦げ茶色の長方形のテーブルの周りには赤い椅子が四脚並んでた。
森山君が入口に近い方の席に腰を下ろし、それに合わせて奥の席に座った。
上座と下座を森山君は意識している。必ず相手に敬意を表すように自分が下座の位置に座ってる。
前の会社でかなり仕込まれたという話は森山君が中途採用で入って来た年に聞かせてもらった。
ふと、そんな事を思い出して、森山君の顔を見て口元が緩んだ。
「葵さん、何ですか?」
メニューを見ていたと思いきや、こちらの変化にすぐに反応された。
「何でもない。何にしようかな」
メニューを見ると、ハンバーグ、オムライス、ナポリタンの文字が目に留まる。
この間、ファミレスで森山君がハンバーグを食べていた事が浮かんだ。
「俺、ハンバーグにしようかな」
呟いた一言に、好物はハンバーグなんだなと確信した。
「何ですか?」
また口元が緩んでいたのか、半笑いの表情で森山君がこっちを見た。
「別に」
「気になります。そんな含み笑いされたら」
「私もハンバーグが好きだから、好物が一緒だと思っただけよ」
ふわっと森山君の頬が緩んで、嬉しそうな顔をした。
「どうして好物だってわかったんですか?」
「それは秘密」
クスクス笑いながら、甘い気持ちに浸る。
何気ない恋人との会話が楽しかった事を思い出した。
邪魔にならない音量でかかるBGMのピアノの音色も、店内に広がる香ばしいコーヒーの香りも恋人と過ごす完璧なシチュエーションに思えた。
こういうお店でデートをするのはいい。何時間でもいられそう。
シナリオがあるから長居は出来ないけど。
サラダとライスが付くハンバーグセットと、ブレンドコーヒーを二つ頼んだ後、森山君が疲れたように息をついた。
「喉かわきました」
氷の入った水を美味しそうに森山君が飲んだ。
「30分ぐらい歩いたもんね。鬼ごっこもしたし」
私も水に口をつけた。レモンの風味が清々しい。
「葵さん、疲れてませんか?」
眼鏡の奥の瞳が優しく見えた。
「大丈夫よ。森山君は?」
「午後は昼寝がしたいです」
「ダメよ。シナリオがあるんだから」
「わかってますよ。願望を言っただけです」
「願望ね」
「他にもいろいろありますよ。葵さんに膝枕で耳掃除してもらうとか、葵さんに頭を撫でてもらうとか」
意外な願望を知って笑みが浮かんだ。
「甘えん坊なのね」
「恋人には甘えますよ。葵さんは何か俺にして欲しい事とかないんですか?」
「シナリオを書いてもらいたい」
森山君が苦く笑った。
「仕事熱心ですね。ランチの時ぐらい仕事を忘れたらどうですか?」
「そう言われても、私って仕事しかないのよね。趣味と呼べるような物もないし」
「少女漫画とか映画とか、面白いのがあったら教えてくれるじゃないですか。あれは趣味じゃないんですか?」
「うーん、ゲームを作る為にチェックしてるから、仕事の一部って感じがする。そう考えると本当に何もないな。私ってつまんない女だね」
自分でも呆れちゃう。
ゲームのヒロインが私みたいだったら話はあまり膨らまなそう。
「そんな事ないですよ」
森山君が穏やかな笑顔を浮かべた。
「葵さんはいつも一生懸命で素敵です」
えっ、素敵?
びっくりして、まじまじと森山君を見てると、「本当に素敵ですよ」ともう一度言ってくれた。
胸がじんわりと温かくなる。
森山君っていい人だな。こんな私を認めてくれるなんて。
「さっきはありがとね」
「さっき?」
「結婚するって言ってくれて。おかげで惨めな気持ちにならないで済んだ。嘘でも結婚を約束した彼氏がいる事をあの人に見せられて良かった」
眼鏡越しの瞳が気まずそうに視線を逸らした。
何か変な事を言った?
「俺が嫌だったんですよ。あの人が葵さんの事を親し気に『葵』って呼ぶのが」
森山君が短く吐息をついた。
そんな風に思ってたなんて知らなかった。
「こっちこそすみません。つまらない嫉妬で余計な事を言って」
嫉妬って言葉が甘い。
なんか森山君が本当の恋人みたいに思えてくる。
「全然余計な事じゃないよ。私、あの人と酷い別れ方をしてたから見栄を張りたかったの。私こそ森山君を利用してごめん」
「そんな事ないです。やっぱりあの男、殴れば良かった。葵さんを泣かせるなんて許せない」
「私の為に殴ってくれるの?」
「恋人ですから」
「代用品でも嬉しい」
「あの男の事、聞いてもいいですか?」
「何を知りたいの?」
「どのくらい付き合ったとか」
「三年ぐらいかな。あの人、卒業式の日に別れようなんて言い出したんだから」
「卒業式の日ですか」
「おかげで一生忘れられない卒業式になっちゃった。その時まで二股かけられてる事も知らなかったのよね。だってその前日にエッチしてたんだよ。いつも行くラブホで二時間愛してくれて。あの人の腕の中で幸せだって思ってたの。私って鈍感よね」
話しながら当時の胸の痛みを思い出した。あんなに辛い想いは二度としたくないって思った。
だから私は恋に臆病になったのかも。
恋は眺めるだけで、寂しさは仕事に熱中する事で忘れようとしてたのかもしれない。
「本当に私ってバカよね」
心配そうな視線と合った。
「ごめんなさい。重たい話だったね」
「いえ。話してもらえて良かったです」
「良かった?」
「葵さんの事は何でも知りたいんです。辛い思い出だったとしても。俺は葵さんを理解したいですから」
森山君が温かい笑顔を浮かべた。
理解したいなんて、真人にも言われた事なかった。
私と向き合ってくれてるんだ。
感動して、ちょっと泣きそう。
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