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その帰り。
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左手は握ったままだった。
見覚えのあるホームが目の前に現れるが、よく通過するだけのまだ降りるべき駅ではない。
路線の中でも都心部に近く、準急だって停まるがまだこの時間では人もまばらだ。
窓の外には多少の雨が降っていて、ドアが開く度ぬるい埃の臭いがする。
後悔といえば後悔だ。思っているよりかなり後悔かもしれない。
ただ胸の奥に沸き起こるこれは、少し自分を強くしてくれるようだった。
「村井これ握り潰せるか。」
下校の際、目の前にふいに差し出されるスチール缶は右手でどれだけ握っても少しのヘコミしか作れず、ランドセルは3つ持つのが日課だった。
ランドセル持ちのプロになれるかもな。我ながら前向きな性格から心安まる将来の職業候補に考えたが、撫で肩だったから滑り落ちるランドセルを持ち直さず帰ったことは一度もなかった。
プロとは厳しい道のりだ。
前向きとは言いつつもやつらに一度だって、
「お前らも潰したことないじゃないか」
とは言えなかった。殴られる痛みには変えられなかった。
終業式の日には揃いも揃って机に溜まったノートや教科書がのしかかるからすごく肩も腕も痛むのだが、それでもやはり殴られる方が痛そうだから何も言えなかった。
馴染みの深い駅の景色が現れる。
膝の上に置いていたリュックを慣れた動作で右肩に背負い席を立った。
ふいに吊革に頭をぶつけて、必要以上のリアクションをしてしまったのではとそそくさと電車を降りた。
車両には酒に酔っているのかおじさんがイビキをかきながら横になっていただけなので、恥ずかしいという感情さえ無意味だったのだからそんな自分が恥ずかしい。
左手はそっとズボンのポケットに隠した。
部屋に着くとそのままベッドにうつ伏せになった。
今日、いや昨日一日のことを思い出す。
思い出せば思い出すほど現実離れした一日だったから夢でも見てたのかもなとボーッとしてしまう。
いっそ夢であれとポケットに手を入れるが、現実であることを再認識させられる。
寝返りを打つとボーッと天井を見つめた。
「村井くん力持ちなんだね。」
山村佳代子は変わった子だった。
「1個持ってあげよっか」
屈託のない抜けた前歯の光る表情でニカーと笑って彼女は言った。
ランドセル持ちのプロとしては3つのランドセルを持つということに意味すら感じ出していたし、同情される程のことではないともはや思っていたから首を横に振った。
「そうやって何にも言わないからいつまで経っても良いようにされるんだよ。男だったらガツンと言わないとうちのパパみたいになれないよ。」
うちのパパというのがイカツイ見た目の人というのは授業参観で話題になっていたから知っていたが、何を間違ってもあんな風になることは無いと思った。
ビカビカの服をきてたからパパがミラーボールマンと呼ばれていることをきっと彼女は知らないでいる。
あれなら音楽の小川先生の方がマシだと思った。
「村井くんってオトナになったら小川先生みたいになりそうよね。そしたら絶対結婚してあげないからね。」
言いたい事はそれだけか。
それだけだったようで、また明日ねーと笑いながら走り去る山村佳代子は何故か嬉しそうであった。
女の子は増せてるわよね、とお母さんたちがよく立ち話するのを聞くことがあったがこういう子の事を言うのだろうか。
少なくとも突然知人程度の人間に話しかけて言いたい事を言いたいだけ言って帰るやつよりも、割と自分のことを冷静に分析出来る自分の方がオトナだと思っている。
山村佳代子より自分の方がオトナだ、間違いない。今日から冷静プロも良いなと思った。
「村井くんを喋らせたら幸せになれるって七不思議作ったんだ。」
七不思議は作るものではない。
いつの間にか隣を歩く山村佳代子は唐突に話し出した。
「いまいち何を考えてるかわからないし、全然話してくれないから少し意地にはなってるんだけど、噂広げたらみんなも村井くんに絡むじゃない。そしたら村井くんも嫌でも喋ることになると思うんだよね。もしくは噂にして欲しくないなら今話そうよ。」
やつらがここにいないことが救いだ。
ミラーボールマンの子と並んで歩いてるなんて知られたらそれこそ迷惑だからだ。
誰にでも人当たりがいいから誰とでも仲がいいという訳ではないらしい。
事実、山村佳代子はイジメられていた。
イジメと言うなら直接手を出されたり、何かを隠されたりそういったわかりやすいのであれば良いのだろうが、そうではなく無視されることがあるようだった。
本人にいまいち自覚症状がないことがよりそれをエスカレートしているようにも見えた。
「ねえ、聞こえてるなら返事くらいしなさいよ。」
正直七不思議と称して自分の噂を言い撒かれようが、山村佳代子の話を聞くものなどそもそもいないのだ。
またお喋りがきたと一蹴されてしまうのである。
この子の話は自分もひたすら台風のように過ぎ去るのを待つことが正解と感じていた。
しかし何故この子はこんなにもしつこく絡んでくるのだろう。
やつらにランドセルを持たされているのを見て仲間だとでも思ったのだろうか。
馬鹿にするな、ランドセルプロは誇り高き職業だ。
毎日持っていても隙を見せるとツルんと肩から滑り落ちる特殊な鞄との戦いの日々なのだ。
同情されることは侮辱だとわからないのだろうか。
どうせ言ってもわからないと思い、そのまま帰路を歩き続けた。やつらの家にランドセルを届けなければならない。
あっちもそっちも行かないと行けないから肩の限界が来る前に運びたいのだ。
山村佳代子は追いかけては来なかった。
少しはわかるやつじゃないか。
冷静になると大人気ない事をしたかなとも思った。
振り返ると彼女は下を向いて佇んでいる。
しかし本当に何故しつこく絡んでくるのだろう。
仲間だと思って同情されたのだろうか。
だとすると彼女にも自覚症状があるのか。
もしそうなら彼女の振る舞いは強がりということになる。
気が付くと彼女の前まで戻っていた。
「何よ、話す気になったの。」
しょんぼりしていたように見えたのは錯覚なのだろうか。
呆れて帰路に戻ろうと思ったがこれもただの強がりなのかもしれない。
この感情はきっと同情なのだろう。
思い込みかもしれないし、あえて強がる彼女に対して失礼ということなのかもしれないが、彼女なりのヘルプだったら。
両肩にかけてあったやつらのランドセルを地面に下ろし、背中に背負っていた自分のランドセルを彼女に差し出していた。
「持って」
「素直じゃないわね。良いわ仕方ないから手伝ってあげる。」
いつもよりもニヤけたように笑う表情が印象的だった。
「あれ、もしかして村井くん?」
どこか見たことある顔が喫茶店で一人コーヒーを嗜む自分の前に覗き込んだ。
「やっぱそうだ、村井くんでしょ。」
あどけなさは無くなっていたが、面影はしっかり残っていた。山村佳代子である。
突然の再来に動揺した。というよりなんでこんな所にいるんだろう、というよりそうだな、わかりやすく言えば美人になっていた。
落ち着け落ち着けと自分に言い聞かす。
出来るだけ動揺を隠し冷静に。
人と話すことさえ日頃ない上に、女性である。
知ってる顔なのに美人がいるということに動揺した。
「なんか変わんないね。」
そう言うとニカーと屈託のない顔で笑ってみせる。
なんだ、変わらないのはお互い様じゃないか。
「久しぶり」
スカしたわけではないが、懐かしい表情に少し落ち着かされた。
自分の方が山村佳代子よりオトナでないといけないのに。
「装いつつも動揺してたでしょう、ねー冷静プロ」
そんなこと言いましたっけ。
昔から隙をよくつく子ではあったが、今回は完敗だ。
冷静プロ剥奪という事実に悔しみを覚えるところだが、それ以上にこみ上げる感情に忘れていた。
山村佳代子との再会を嬉しんでいる自分が確かにそこにいた。
思い出すと長くなるからまた今度にそれは置いておくが、本当にあれから色々あったのだ。
見覚えのあるホームが目の前に現れるが、よく通過するだけのまだ降りるべき駅ではない。
路線の中でも都心部に近く、準急だって停まるがまだこの時間では人もまばらだ。
窓の外には多少の雨が降っていて、ドアが開く度ぬるい埃の臭いがする。
後悔といえば後悔だ。思っているよりかなり後悔かもしれない。
ただ胸の奥に沸き起こるこれは、少し自分を強くしてくれるようだった。
「村井これ握り潰せるか。」
下校の際、目の前にふいに差し出されるスチール缶は右手でどれだけ握っても少しのヘコミしか作れず、ランドセルは3つ持つのが日課だった。
ランドセル持ちのプロになれるかもな。我ながら前向きな性格から心安まる将来の職業候補に考えたが、撫で肩だったから滑り落ちるランドセルを持ち直さず帰ったことは一度もなかった。
プロとは厳しい道のりだ。
前向きとは言いつつもやつらに一度だって、
「お前らも潰したことないじゃないか」
とは言えなかった。殴られる痛みには変えられなかった。
終業式の日には揃いも揃って机に溜まったノートや教科書がのしかかるからすごく肩も腕も痛むのだが、それでもやはり殴られる方が痛そうだから何も言えなかった。
馴染みの深い駅の景色が現れる。
膝の上に置いていたリュックを慣れた動作で右肩に背負い席を立った。
ふいに吊革に頭をぶつけて、必要以上のリアクションをしてしまったのではとそそくさと電車を降りた。
車両には酒に酔っているのかおじさんがイビキをかきながら横になっていただけなので、恥ずかしいという感情さえ無意味だったのだからそんな自分が恥ずかしい。
左手はそっとズボンのポケットに隠した。
部屋に着くとそのままベッドにうつ伏せになった。
今日、いや昨日一日のことを思い出す。
思い出せば思い出すほど現実離れした一日だったから夢でも見てたのかもなとボーッとしてしまう。
いっそ夢であれとポケットに手を入れるが、現実であることを再認識させられる。
寝返りを打つとボーッと天井を見つめた。
「村井くん力持ちなんだね。」
山村佳代子は変わった子だった。
「1個持ってあげよっか」
屈託のない抜けた前歯の光る表情でニカーと笑って彼女は言った。
ランドセル持ちのプロとしては3つのランドセルを持つということに意味すら感じ出していたし、同情される程のことではないともはや思っていたから首を横に振った。
「そうやって何にも言わないからいつまで経っても良いようにされるんだよ。男だったらガツンと言わないとうちのパパみたいになれないよ。」
うちのパパというのがイカツイ見た目の人というのは授業参観で話題になっていたから知っていたが、何を間違ってもあんな風になることは無いと思った。
ビカビカの服をきてたからパパがミラーボールマンと呼ばれていることをきっと彼女は知らないでいる。
あれなら音楽の小川先生の方がマシだと思った。
「村井くんってオトナになったら小川先生みたいになりそうよね。そしたら絶対結婚してあげないからね。」
言いたい事はそれだけか。
それだけだったようで、また明日ねーと笑いながら走り去る山村佳代子は何故か嬉しそうであった。
女の子は増せてるわよね、とお母さんたちがよく立ち話するのを聞くことがあったがこういう子の事を言うのだろうか。
少なくとも突然知人程度の人間に話しかけて言いたい事を言いたいだけ言って帰るやつよりも、割と自分のことを冷静に分析出来る自分の方がオトナだと思っている。
山村佳代子より自分の方がオトナだ、間違いない。今日から冷静プロも良いなと思った。
「村井くんを喋らせたら幸せになれるって七不思議作ったんだ。」
七不思議は作るものではない。
いつの間にか隣を歩く山村佳代子は唐突に話し出した。
「いまいち何を考えてるかわからないし、全然話してくれないから少し意地にはなってるんだけど、噂広げたらみんなも村井くんに絡むじゃない。そしたら村井くんも嫌でも喋ることになると思うんだよね。もしくは噂にして欲しくないなら今話そうよ。」
やつらがここにいないことが救いだ。
ミラーボールマンの子と並んで歩いてるなんて知られたらそれこそ迷惑だからだ。
誰にでも人当たりがいいから誰とでも仲がいいという訳ではないらしい。
事実、山村佳代子はイジメられていた。
イジメと言うなら直接手を出されたり、何かを隠されたりそういったわかりやすいのであれば良いのだろうが、そうではなく無視されることがあるようだった。
本人にいまいち自覚症状がないことがよりそれをエスカレートしているようにも見えた。
「ねえ、聞こえてるなら返事くらいしなさいよ。」
正直七不思議と称して自分の噂を言い撒かれようが、山村佳代子の話を聞くものなどそもそもいないのだ。
またお喋りがきたと一蹴されてしまうのである。
この子の話は自分もひたすら台風のように過ぎ去るのを待つことが正解と感じていた。
しかし何故この子はこんなにもしつこく絡んでくるのだろう。
やつらにランドセルを持たされているのを見て仲間だとでも思ったのだろうか。
馬鹿にするな、ランドセルプロは誇り高き職業だ。
毎日持っていても隙を見せるとツルんと肩から滑り落ちる特殊な鞄との戦いの日々なのだ。
同情されることは侮辱だとわからないのだろうか。
どうせ言ってもわからないと思い、そのまま帰路を歩き続けた。やつらの家にランドセルを届けなければならない。
あっちもそっちも行かないと行けないから肩の限界が来る前に運びたいのだ。
山村佳代子は追いかけては来なかった。
少しはわかるやつじゃないか。
冷静になると大人気ない事をしたかなとも思った。
振り返ると彼女は下を向いて佇んでいる。
しかし本当に何故しつこく絡んでくるのだろう。
仲間だと思って同情されたのだろうか。
だとすると彼女にも自覚症状があるのか。
もしそうなら彼女の振る舞いは強がりということになる。
気が付くと彼女の前まで戻っていた。
「何よ、話す気になったの。」
しょんぼりしていたように見えたのは錯覚なのだろうか。
呆れて帰路に戻ろうと思ったがこれもただの強がりなのかもしれない。
この感情はきっと同情なのだろう。
思い込みかもしれないし、あえて強がる彼女に対して失礼ということなのかもしれないが、彼女なりのヘルプだったら。
両肩にかけてあったやつらのランドセルを地面に下ろし、背中に背負っていた自分のランドセルを彼女に差し出していた。
「持って」
「素直じゃないわね。良いわ仕方ないから手伝ってあげる。」
いつもよりもニヤけたように笑う表情が印象的だった。
「あれ、もしかして村井くん?」
どこか見たことある顔が喫茶店で一人コーヒーを嗜む自分の前に覗き込んだ。
「やっぱそうだ、村井くんでしょ。」
あどけなさは無くなっていたが、面影はしっかり残っていた。山村佳代子である。
突然の再来に動揺した。というよりなんでこんな所にいるんだろう、というよりそうだな、わかりやすく言えば美人になっていた。
落ち着け落ち着けと自分に言い聞かす。
出来るだけ動揺を隠し冷静に。
人と話すことさえ日頃ない上に、女性である。
知ってる顔なのに美人がいるということに動揺した。
「なんか変わんないね。」
そう言うとニカーと屈託のない顔で笑ってみせる。
なんだ、変わらないのはお互い様じゃないか。
「久しぶり」
スカしたわけではないが、懐かしい表情に少し落ち着かされた。
自分の方が山村佳代子よりオトナでないといけないのに。
「装いつつも動揺してたでしょう、ねー冷静プロ」
そんなこと言いましたっけ。
昔から隙をよくつく子ではあったが、今回は完敗だ。
冷静プロ剥奪という事実に悔しみを覚えるところだが、それ以上にこみ上げる感情に忘れていた。
山村佳代子との再会を嬉しんでいる自分が確かにそこにいた。
思い出すと長くなるからまた今度にそれは置いておくが、本当にあれから色々あったのだ。
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漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
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陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
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漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
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休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
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専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
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