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レストランへ向かうカイリ達
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テレポートカードが青い火に包まれて消えるのと同時に、景色が一瞬で変わった。
「あっ⁉︎ ここは……迷宮の入り口だよね?」
「そうよ。一瞬で戻れたでしょ」
自慢気に言って来るサニーさんの後ろに、パッと人が出て来たのでビックリしてしまった。
「ん? どうしたの、カイリ?」
「サニーさんの後ろで人がいきなり出て来たから、ビックリしたんだよ」
「ここに立っていれば、そういうことが頻繁に起きますよ」
……ん? 頻繁に起きる?
「頻繁に起きるって、どういうこと?」
「ここがテレポートカードの転移位置だからです。今のように目の前にいた筈の仲間が自分の真後ろに移動していたことは多々ありますが、転移して帰って来た人とぶつかったと言う事例がないんですよね。不思議だと思いませんか?」
ああ、それは不思議なことだな。
「キャンッ⁉︎ キャンッ⁉︎」
「早くご飯食べに行きたいのか、ルル?」
「キュ~ン……」
「うん……」と言いたそうな鳴き声を上げるルル。その懇願している顔にキュンキュンしてしまうではないかっ‼︎
プルンッ! プルンッ!
おや? プル太郎も「早くお店に行こう」って訴え掛けてる。もしかしてルルと同じように腹減ってるのか?
「~~~♪」
それに対してファニーちゃんは、人が珍しいのか辺りをキョロキョロしている。
「ファニー様にとって、たくさん人がいる光景が珍しく思えるのでしょうね」
ああ、さっき妖精国は一部の人しか国に入れないって言ってたしな。こうなるのは無理もないか。
「おい……あれ妖精じゃないか?」
「本当だ! まさか迷宮から出て来たのか?」
「何言ってるいるだ。妖精は20階に出て来る筈だし、何よりも火属性持ちだから赤い衣を纏っているのが普通だろ」
「確かに衣装が違う。他のモンスターがいるってことは、もしかして……」
「そういうことだろうな。それよりも迷宮に行こうか」
「そうだな」
同業者と思わしき2人は、話ながら受付けの方へと向かって行った。
妖精って、属性によって姿が違うのか。
そんなことを思いながらファニーちゃんを見つめていると、サシャさんが俺の肩に手を置いた。
「カイリ様、そろそろ移動致しましょう」
「あ、はい! 分かりました。 行こう、みんな」
ルル達に向かってそう言うとプル太郎が頭の上に乗っかって来て、ルルが俺の足元にやって来た。そしてファニーちゃんが俺の右肩に腰を下ろした。
えぇ~……これどういうこと?
「キュ~ン……」
「……抱っこして欲しいのか?」
「キャンッ⁉︎」
やっぱりルルは甘えん坊だなぁ~。
そう思いながらルルを抱っこすると、サシャさん達の方を向く。
「準備が整いました!」
「そうね。行きましょうか」
ちょっと呆れながら答えるサニーさんに対してサシャさんの方は羨ましそうな見つめていた。そしてそんな状態のまま、レストランに向けて歩き出したのだ。
「~~~♪」
「キャン!」
「~~~♪ ~~~♪」
プルンッ! プルンッ!
「~~~♪」
「キャンッ!」
ルル達が話をして盛り上がっているが、内容がちょっとしか分からない。
「ルル達は楽しそうにしているわね」
「微笑ましい限りです」
「そう……ですね」
俺に「何て話しているんですか?」って聞かないのは、2人共何となくしか内容が理解出来ないことを知ってるからなんだろうなぁ~。
「見えて来ました。あれがバルグ様が経営していらっしゃるレストランです」
サシャさんが手を差し伸べた方向に視線を向けると、2階建の大きな建物が見えて来たのだがぁ……。
「あの…サシャさん」
「どうかなさいましたか、カイリ様?」
「手前の建物と奥の建物。どっちがバルグさんが経営しているレストランなんですか?」
そう、外装が似たようなレストランが隣同士並んでいた。
奥の方が安っぽちい感じというか、全体的に見るとチグハグな作りに見えて違和感を感じる……って言った方が合っている気がする。
「手前の建物がそうです」
「やっぱりそう」
あの邸宅を持っているバルグさんなら、しっかりした建物を作る筈だよな。
「またあの商会がバルグに嫌がらせしようとしているの?」
また? あの商会って?
「ゼラフ商会は嫌がらせと言うよりも、対抗心と言った方が合っていると思いますよ」
「まぁこの間のことで商会ギルドから注意を受けたから、おかしなことはしないでしょうね」
「ゼラフ商会? もしかしてバルグさんのライバル商会?」
俺がそう言ったら、サシャさんが困ったような顔をさせた。
「ライバルと言うよりも……あっ! ここで話すとお腹を空かせたルル様に悪いですから、食事をしながら話ましょうか」
「それもそうですね」
ルル達も早く行きたそうな顔で俺を見つめているしな。
ということでサシャさん先導の下レストランの中へ入って行くと、ディーラーがやって来て俺達に頭を下げた。
内装もそうだけど、ディーラーの服も高そうだなぁ。
なんて思っているとサシャさんがディーラーに向かって話し掛ける。
「本日はお席が空いてますか?」
「はい、サシャ様。スイートルームへご案内致します」
「スイートルームゥッ⁉︎」
VIP待遇されるってことだよな! てか、ディーラーがサシャさんを知ってるって、サシャさんってバルグ商会の中で有名なのか?
「楽しみね、カイリ」
「スイートルームに行くことに動揺してないッ⁉︎」
「私錬金術ギルドのギルドマスターよ。レストランのスイートルームを何度も使ったことあるからね」
あ……こういうことに慣れているってことですね、はい。
「お部屋にご案内致しますので、私に付いて来て下さい」
「かしこまりました。カイリ様、サニー様。お部屋の方へ行きましょう」
「オ~ケイ!」
「……はい」
何も考えずにサシャさんの後に付いて行くと、2階の1番奥の部屋へと通された。そしてどう見ても高そうな椅子に座るとルルが俺の膝の上に乗り、ファニーちゃんがテーブルの上に乗って座った。
「これ……マナー的によくないんじゃないかな?」
「我々は気に致しませんよ。お食事の方は如何なさいますか?」
「えっとぉ~……俺はパスタだけでいいです」
「私はトサカ鳥のアクアパッツァをお願いするわ」
トサカ鳥……鶏のことか?
「私は……カイリ様と同じものを頂きます。後パンとカイリ様の従魔達のお食事の用意もお願い致します」
「かしこまりました」
ディーラーはそう言って頭を下げると部屋から出て行った。
「従魔のご飯って……メニューにあるんですか?」
「テイマーの方も御利用されるので、ありますよ」
「へぇ~、そうなんだぁ~……ってぇ! 何でバルグさんの邸宅で働いているサシャさんが、お店の内状を知っているんですかっ⁉︎」
「メニューぐらいでしたら王都の店舗で共通している部分がありますし、何よりもテイマーの従魔のことを考えて食事を用意しておくのは、レストラン経営するなら当たり前ですよ」
「何を言っているんですか?」と言いたそうな顔で見つめて来るサシャさんを見て、ハッと我に返ったような気持ちになる。
深く考えない方が、いいかもしれない。
「そうですね……当たり前のことですよね」
この世界なら、ペット禁止という店がなさそうな気がして来た。
「ねぇ……さっきの話の続きなんだけど、本当に大丈夫なのよね?」
「さっきの話……ああ! ゼラフ商会のことですね」
「そうよ。バルグ商会なら大丈夫だと思っているわ。釘を刺されているからね。でもカイリの場合になったら、そうはいかないわよね?」
サニーさんの話に、ハッと気が付いた様子をさせる。
「……そうですね。カイリ様に話しておいた方がよさそうですね」
サシャさんはそう言うと、真面目な顔で俺を見つめて来る。
「カイリ様、これからアナタ様の為に真面目な話をするので、よく聞いて下さいね」
「はい」
ゼラフ商会って、そんなヤバイところなのか?
そんなことを思いながら、サシャさんの話に耳を傾けるのであった。
「あっ⁉︎ ここは……迷宮の入り口だよね?」
「そうよ。一瞬で戻れたでしょ」
自慢気に言って来るサニーさんの後ろに、パッと人が出て来たのでビックリしてしまった。
「ん? どうしたの、カイリ?」
「サニーさんの後ろで人がいきなり出て来たから、ビックリしたんだよ」
「ここに立っていれば、そういうことが頻繁に起きますよ」
……ん? 頻繁に起きる?
「頻繁に起きるって、どういうこと?」
「ここがテレポートカードの転移位置だからです。今のように目の前にいた筈の仲間が自分の真後ろに移動していたことは多々ありますが、転移して帰って来た人とぶつかったと言う事例がないんですよね。不思議だと思いませんか?」
ああ、それは不思議なことだな。
「キャンッ⁉︎ キャンッ⁉︎」
「早くご飯食べに行きたいのか、ルル?」
「キュ~ン……」
「うん……」と言いたそうな鳴き声を上げるルル。その懇願している顔にキュンキュンしてしまうではないかっ‼︎
プルンッ! プルンッ!
おや? プル太郎も「早くお店に行こう」って訴え掛けてる。もしかしてルルと同じように腹減ってるのか?
「~~~♪」
それに対してファニーちゃんは、人が珍しいのか辺りをキョロキョロしている。
「ファニー様にとって、たくさん人がいる光景が珍しく思えるのでしょうね」
ああ、さっき妖精国は一部の人しか国に入れないって言ってたしな。こうなるのは無理もないか。
「おい……あれ妖精じゃないか?」
「本当だ! まさか迷宮から出て来たのか?」
「何言ってるいるだ。妖精は20階に出て来る筈だし、何よりも火属性持ちだから赤い衣を纏っているのが普通だろ」
「確かに衣装が違う。他のモンスターがいるってことは、もしかして……」
「そういうことだろうな。それよりも迷宮に行こうか」
「そうだな」
同業者と思わしき2人は、話ながら受付けの方へと向かって行った。
妖精って、属性によって姿が違うのか。
そんなことを思いながらファニーちゃんを見つめていると、サシャさんが俺の肩に手を置いた。
「カイリ様、そろそろ移動致しましょう」
「あ、はい! 分かりました。 行こう、みんな」
ルル達に向かってそう言うとプル太郎が頭の上に乗っかって来て、ルルが俺の足元にやって来た。そしてファニーちゃんが俺の右肩に腰を下ろした。
えぇ~……これどういうこと?
「キュ~ン……」
「……抱っこして欲しいのか?」
「キャンッ⁉︎」
やっぱりルルは甘えん坊だなぁ~。
そう思いながらルルを抱っこすると、サシャさん達の方を向く。
「準備が整いました!」
「そうね。行きましょうか」
ちょっと呆れながら答えるサニーさんに対してサシャさんの方は羨ましそうな見つめていた。そしてそんな状態のまま、レストランに向けて歩き出したのだ。
「~~~♪」
「キャン!」
「~~~♪ ~~~♪」
プルンッ! プルンッ!
「~~~♪」
「キャンッ!」
ルル達が話をして盛り上がっているが、内容がちょっとしか分からない。
「ルル達は楽しそうにしているわね」
「微笑ましい限りです」
「そう……ですね」
俺に「何て話しているんですか?」って聞かないのは、2人共何となくしか内容が理解出来ないことを知ってるからなんだろうなぁ~。
「見えて来ました。あれがバルグ様が経営していらっしゃるレストランです」
サシャさんが手を差し伸べた方向に視線を向けると、2階建の大きな建物が見えて来たのだがぁ……。
「あの…サシャさん」
「どうかなさいましたか、カイリ様?」
「手前の建物と奥の建物。どっちがバルグさんが経営しているレストランなんですか?」
そう、外装が似たようなレストランが隣同士並んでいた。
奥の方が安っぽちい感じというか、全体的に見るとチグハグな作りに見えて違和感を感じる……って言った方が合っている気がする。
「手前の建物がそうです」
「やっぱりそう」
あの邸宅を持っているバルグさんなら、しっかりした建物を作る筈だよな。
「またあの商会がバルグに嫌がらせしようとしているの?」
また? あの商会って?
「ゼラフ商会は嫌がらせと言うよりも、対抗心と言った方が合っていると思いますよ」
「まぁこの間のことで商会ギルドから注意を受けたから、おかしなことはしないでしょうね」
「ゼラフ商会? もしかしてバルグさんのライバル商会?」
俺がそう言ったら、サシャさんが困ったような顔をさせた。
「ライバルと言うよりも……あっ! ここで話すとお腹を空かせたルル様に悪いですから、食事をしながら話ましょうか」
「それもそうですね」
ルル達も早く行きたそうな顔で俺を見つめているしな。
ということでサシャさん先導の下レストランの中へ入って行くと、ディーラーがやって来て俺達に頭を下げた。
内装もそうだけど、ディーラーの服も高そうだなぁ。
なんて思っているとサシャさんがディーラーに向かって話し掛ける。
「本日はお席が空いてますか?」
「はい、サシャ様。スイートルームへご案内致します」
「スイートルームゥッ⁉︎」
VIP待遇されるってことだよな! てか、ディーラーがサシャさんを知ってるって、サシャさんってバルグ商会の中で有名なのか?
「楽しみね、カイリ」
「スイートルームに行くことに動揺してないッ⁉︎」
「私錬金術ギルドのギルドマスターよ。レストランのスイートルームを何度も使ったことあるからね」
あ……こういうことに慣れているってことですね、はい。
「お部屋にご案内致しますので、私に付いて来て下さい」
「かしこまりました。カイリ様、サニー様。お部屋の方へ行きましょう」
「オ~ケイ!」
「……はい」
何も考えずにサシャさんの後に付いて行くと、2階の1番奥の部屋へと通された。そしてどう見ても高そうな椅子に座るとルルが俺の膝の上に乗り、ファニーちゃんがテーブルの上に乗って座った。
「これ……マナー的によくないんじゃないかな?」
「我々は気に致しませんよ。お食事の方は如何なさいますか?」
「えっとぉ~……俺はパスタだけでいいです」
「私はトサカ鳥のアクアパッツァをお願いするわ」
トサカ鳥……鶏のことか?
「私は……カイリ様と同じものを頂きます。後パンとカイリ様の従魔達のお食事の用意もお願い致します」
「かしこまりました」
ディーラーはそう言って頭を下げると部屋から出て行った。
「従魔のご飯って……メニューにあるんですか?」
「テイマーの方も御利用されるので、ありますよ」
「へぇ~、そうなんだぁ~……ってぇ! 何でバルグさんの邸宅で働いているサシャさんが、お店の内状を知っているんですかっ⁉︎」
「メニューぐらいでしたら王都の店舗で共通している部分がありますし、何よりもテイマーの従魔のことを考えて食事を用意しておくのは、レストラン経営するなら当たり前ですよ」
「何を言っているんですか?」と言いたそうな顔で見つめて来るサシャさんを見て、ハッと我に返ったような気持ちになる。
深く考えない方が、いいかもしれない。
「そうですね……当たり前のことですよね」
この世界なら、ペット禁止という店がなさそうな気がして来た。
「ねぇ……さっきの話の続きなんだけど、本当に大丈夫なのよね?」
「さっきの話……ああ! ゼラフ商会のことですね」
「そうよ。バルグ商会なら大丈夫だと思っているわ。釘を刺されているからね。でもカイリの場合になったら、そうはいかないわよね?」
サニーさんの話に、ハッと気が付いた様子をさせる。
「……そうですね。カイリ様に話しておいた方がよさそうですね」
サシャさんはそう言うと、真面目な顔で俺を見つめて来る。
「カイリ様、これからアナタ様の為に真面目な話をするので、よく聞いて下さいね」
「はい」
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