テイマーと錬金術の職業で冒険したい!

青空鰹

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ゴーレム討伐!

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 順調にビッグゴーレムのHPを減らして行っているけどHP 96/78だから、そんなに減っていないのでカイリの表情に焦りが見えて来た。

 あんまりHPが減らない。せめてルル達がLv15ぐらいあれば楽に倒せたかも。

 そんなことを思いながらマジックリボルバーを構えた途端、ビッグゴーレムと目が合った。

 「GAAAAAA‼︎⁉︎」

 ビッグゴーレムはそう叫ぶとカイリに手を伸ばし掴み掛かろうとする。

 あ、ヤバッ⁉︎ これ俺がヘイトを買っちゃったかもしれない。

 逃げようとしても手が迫って来ていて、どうすることも出来ない。

 「カイリ危ない!」

 マナさんはそう言いながら俺に抱き付くと、その場から飛んで回避した!

 「あ…ありがとうマナさん」

 「いいってこと! それよりもモンスターに集中しないと!」

 マナさんが向いている方向に顔を向けて見ると、変態メイド達がビッグゴーレムを撹乱させながら攻撃していた。

 「みんな凄い」

 「そりゃあだってあの子達は私と同じでサシャに鍛えられてるからねぇ」

 「でも…攻撃力の耐性があるから、ゴーレムにあんまり効いてない」

 俺の一言にマナさんは驚いたような表情を向けて来た。

 「えっ⁉︎ あのゴーレム攻撃力の耐性を持ってるの?」

 「はい。だからステータス上でも低い魔法で攻めた方がHPを削るかも……マナさん?」

  「それを先に言ってよカイリイイイイイイッ!⁉︎」

 マナはそう言うとカイリの襟を掴み激しく揺さぶった。

 「じゃあつまり私達が攻撃してもほとんど通らないってことだよね? 魔法を使えるプル太郎やファニーちゃんが有効ってことだよね⁉︎」

 「アババババババッ⁉︎」

 「答えてよカイリィ!」

 答えたくても揺さぶられて出来ないって!

 「キャンッ⁉︎」

 ルルが「カイリを虐めないで!」と言いたそうな鳴き声に、マナさんは「ハッ⁉︎」と言いながら我に返って止めてくれた。

 「マ…マナさんの言う通り魔法に対する耐性が低いから、魔法を主体に戦った方がいい……」

 「なるほど。ならファニーちゃんやプル太郎を……」

 「それが…ファニーちゃん達とのレベル差が大きいから、あんまり効かないみたい。このままじゃジリ貧かも」

 「えっ⁉︎ それマジな話?」

 「マジな話。だから援軍が来てくれるまで持ち堪えるしかないんだぁ……」

 「クゥ~……ここにサニーがいてくれれば楽に倒せたのにぃ~!」

 そう言って戦っている変態メイド達とプル太郎達を見つめるが、ファニーちゃんがちょっとヤバイと言いたげな顔を向けて来る。

 これはもしかして、MPが切れそうって言いたいのかも。ならば……。

 「プル太郎、ファニーちゃん! マナポーションを渡すからこっちに来てくれ!」

 プルンッ⁉︎

 「~~~♪」

 プル太郎達は返事をするとすぐに俺の下にやって来た!

 「はい、これを飲んで回復して」

 プルンッ⁉︎

 「~~~♪」

 プル太郎達はお礼を言うと俺が手渡したマナポーションを急いで飲んでから変態メイド達の下へと行くのだが、肌フェチメイドがゴーレムの攻撃に当たってしまった!

 「クッ⁉︎」

 「大丈夫⁉︎」

 「何とか行けます」

 痛そうな顔をしているので流石にマズイ状態なのが丸わかりだ。

 「マナさん。俺とルルが注意を引きつけるから、ポーションを彼女に渡してあげて」

 「了解だよ!」

 マナさんがポーションを受け取るのと同時に、俺はマジックリボルバーを構え、ゴーレムを3発連続で撃とうとしたのだが……。

 あれ? 2発しか撃てなかった。…弾切れぇ⁉︎

 そう思いながら銃本体から弾を抜き、新しい弾薬を入れようとしたところでピタリと動きを止める。

 新しい弾薬を試してみてもいいんじゃないか?

 ルルがビッグゴーレムを引き付けてくれている間に、シリンダーに強化弾Lv1を入れてから残りの穴に通常弾を詰めていく。

 これが初弾に来るようにして……よし!

 「これでも喰らえ!」

 ビッグゴーレムに向けてトリガーを引いて強化弾薬を撃った!

 「GOOOOOO‼︎⁉︎」

 ビッグゴーレムは強化弾が効いたのか、一瞬だけ動きが止まった!

 「よっしゃ! 効いた!」

 なんて言ってガッツポーズをしたら、「今のは痛かったぞ」と言いたげな目でビッグゴーレムがこっちに顔を向けて来ると、拳を作り降り被った。

 あ、これヤバイかもしれない。

 そんなことを思った瞬間、拳がカイリ目掛けて勢いよく真っ直ぐに飛んで来る。

  死…ッ⁉︎

 そう思ったのだが、ゴーレムの放った拳がガキンッ⁉︎ と金属音を立てて途中で止まった!

 「えっ⁉︎」

 ガラス?

 「間に合ってよかったわ!」

 その声と共にサニーさんが駆け寄って来てカイリの身体を抱き締めた!

 「サニーさん⁉︎」

 「後のことは任せて下がっててね!」

 サニーさんがそう言って頬擦りしている間にも、ビッグゴーレムが「こんなもん、壊してやる!」と言わんばかりに拳を作り振りかぶる。

 「サニーさん前、来てる来てる⁉︎」

 カイリが指をさして言っている中、何者かがビッグゴーレムの真横に行き殴り倒した!

 「サニーちゃぁん、カイリちゃぁん、大丈夫かしらぁ♡」

 アンリーさんが心配したような顔で身体をクネクネさせながら言って来る。


 「あ、はい……お二人のおかげで助かりました」

 あの重そうなビッグゴーレムを殴り倒すわ、しかも攻撃を防ぐって……この人達どんだけ強いんだよ!

 そんなことを思いつつ倒れているビッグゴーレムに鑑定スキル使いHPを確認すると、何と残りがHP49ほどになっていた!

 あんな攻撃受けてもHPが49も残るなんて、攻撃力耐性スゲェ……。

 「やっぱり…攻撃力の耐性があるから、アンリーさんの攻撃があんまり効いてない」

 「あらぁ~? あの子攻撃力んp耐性を持ってたのねぇ~♡」

 「はい」

 「なら魔法で倒すのが正解そうね」

 「は…」

 「大地よ、我が敵を打ち砕く鉄槌となれ【ストーンハンマー】」

 俺が「はい」と言う前にサニーさんが詠唱して上空に大きな岩を出現させる! そしてその大きな岩がビッグゴーレム目掛けて落ちて行く!

 「GAOOOOOO‼︎⁉︎」

 ビッグゴーレムは岩を受け止めようと手を伸ばしたのだが、岩の勢いと重さのせいか受け止め切れず地面に押し潰されてしまった!

 「ス…スゲェ」

 俺がそう言った瞬間落ちて来た岩が動いた。

 あれ喰らって、まだ生きてるのかよ!

 ビッグゴーレムは岩を退かすと立ち上がるが、サニーさんの魔法攻撃を受けた影響からか所々ひび割れ右腕が欠損しているし、何よりも残りHPが20になっている。

 「うおおおおおおおおおおおおっ⁉︎ 効果抜群だぁ‼︎」

 「カイリちゃぁんがそう言うってことはぁ、効いてるのねぇ♡」

 「もう1撃喰らわせれば倒せそうです!」

 「なるほど! 大地よ…」

 ビッグゴーレムもマズイと勘づいているのか、左腕を伸ばして阻止しようとするが今度は背中に風と水が当たり、よろめいた!

 「GAAAAAA?」

 ビッグゴーレムが「誰だ?」と言わんばかりに後ろを振り向くとプル太郎とファニーちゃんがいた!

 プルンッ⁉︎

 「~~~♪」

 プル太郎達が「自分達が相手だ!」みたいなことを伝えると、ビッグゴーレムは左手をサニーさんからをプル太郎達の方に変えた!

 その瞬間、ルルがビッグゴーレムの顔まで駆け上がり目を蹴飛ばした! 目を蹴られて少し痛そうな素振りを見せるが、すぐにルルの方に目を向けた。

 「GOAAAAAA?」

 「キャンッ⁉︎」

 ルルが「こっちだよ!」と言わんばかりに吠えると、ビッグゴーレムがルルを叩き潰そうとしているのか拳を作り振り上げた!

 「……よし! ルルちゃん下がって! 【ストーンハンマー】⁉︎」

 サニーさんは完成させた【ストーンハンマー】を再びビッグゴーレムの頭上に落とす! ビッグゴーレムもそのことに気付き、残った左腕で防ごうとするが防ぎ切れずにそのまま潰されるように地面に潰されてしまった。
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