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買い物と不穏な影
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妖精女王の護衛と思わしきエルフ達が帰ったら、サニーさんが俺の下にやって来た。
「ゴメンなさいね。イヤな思いさせちゃって」
「いいえ全然。むしろさっきの光景を見ててサニーさんが大丈夫か心配してましたよ」
「アイツらの扱いは慣れているから大丈夫わよ」
「そうですかぁ。……そう言えば明日がどうとか言ってましたよね?」
「ああ、そうだった! 明日の午後1時にね。妖精女王様と面談することになったのよ! だからカイリは従魔達と一緒にここに12時に来てね」
妖精女王との面談かぁ~……。
「何か急ですね」
「そうねぇ~…もしかしたら妖精女王様もカイリに興味があるのかもしれないわね」
「俺に……興味?」
「クゥン?」
ルルも「何で?」と言いたそうに鳴いている。
「まぁ…妖精女王様が気になるのも分かる気がするわね。優しいお方だから」
「そう…なんですか」
優しい方って聞くと、何だか安心して会えるような気がするのは俺だけだろうか?
「面会はここでやるから遅れずに来てちょうだい。遅れたらアイツらがブーブー文句言うからね」
「ああ~……」
俺のことを見下しているみたいな感じだから時間厳守だな。
プルンッ⁉︎
プル太郎が「アイツら何かして来ない?」と心配そうな感じで震えたので、抱き上げて語り掛けるように話す。
「責任者が注意していると思うから、多分大丈夫だと思うよ。何かして来た時はよろしくね」
プルンッ⁉︎
プル太郎が「わかった!」と言いたそうな感じで震えた後、身体をスリスリして来るので、思わず可愛いと思ってしまう。
「ホント、カイリの従魔が羨ましいわねぇ~……」
「これだけはテイマーの俺だけの特権ですからねぇ~」
そう言ってプル太郎の身体を頬擦りしてあげていると、ファニーちゃんが側に飛んで来た。
「~~~♪」
ファニーちゃんが「私のことも忘れないで!」と言いたそうな感じで言ってくる。
「ゴメンゴメン……ファニーちゃんも可愛いよ」
そう言って頭を撫でてあげると、嬉しそうな顔になる。
「……クゥ~ン」
今度はルルが構って欲しいのか、俺の脚下にやって来て身体を擦り付けてくる。
この…………可愛いヤツめ!
「ルルも超可愛いいよ!」
そう言って背中を撫でてあげていると、お腹を見せたのでお腹を撫でてあげると身をよじって擽ったそうにしている。
擽ったいだけど、気持ちいいから続けて欲しいって感じなのか? でもその姿ホント可愛いなぁ~~~⁉︎
そんなことを思っていたら肩をチョンチョンと突かれたので、振り返って見てみるとサニーさんが後ろにいた。
「ルルちゃん達と戯れるのはいいけど、ここに用があったから来たんじゃないの?」
あ…そうだった!
「ダンジョンで採れた錬金術の素材と、魔法薬を納品しに……」
「買い取るわ!」
即答⁉︎ アイテム見てから判断しろよ!
そんなことを思いながら、素材と魔法薬をカウンターの上へと置いていく。
「……うん。相変わらず質のいい薬草を持って来てくれるね」
「ファニーちゃんのおかげですよ」
そう言うとファニーちゃんは「えっへん!」と言いたそうな感じに、腰に手を置いて自慢げな顔になる。
「そうなのね。この様子ならファニーちゃんを……」
「ファニーちゃんがどうしたんですか?」
「えっ⁉︎ ああ! 何でもないわ。これ全部ちゃんと鑑定するから、代金はいつも通り後日でも大丈夫よね?」
「あ、はい。でもサニーさん、この間みたいに急ぎで買いたい人に値切られないように注意して下さいよ。
今回一緒に行った人達は、サシャさんみたいな物分かりのいい人達じゃないですから」
「ええ…私もあんなことはもう懲り懲りだから、今度来たら適正価格で売り付けて泣かしてやるわ」
泣かしてやるって……可哀想だから止めてあげて。
「……ねぇ。さっきから私達が空気になってるの、気が付かない?」
「「あっ⁉︎」」
そう言えばマナさん達と一緒にここに来たんだった。
「ゴメンなさい。マナさん」
「別にいいよぉ~……私達はぜぇ~~~~~~んぜんっ⁉︎ 気にしてないからねぇ~、みんなぁ?」
「そうですね私達はぜぇ~~~~~~んぜんっ⁉︎ ……気にしてませんよ」
「ええ、気にしていないです……本当に気にしてないのでカイリ様も気にしないで下さい…………ですよねぇ?」
「はい。全く……気にしてませんよ……グスンッ」
何か髪フェチさんだけ嘘泣きしているんですけどぉ⁉︎
「彼女達も構って欲しそうだから、彼女達の下へ行ってあげて」
「あ、はい。じゃあ、明日会いましょう、サニーさん」
「ええ、また明日ね」
マナさん達の下へと行くとニッコリ顔で俺の手を握って来た。
「じゃあ、用も済んだことだし。私達と一緒にショッピングをしましようか!」
「ショッ、ショッピングぅ⁉︎」
「はい。コースもちゃんと決めているので私に付いて来て下さいねぇ~!」
「「「おお~!」」」
いや、おお~! じゃないよ!
「キャンッ⁉︎」
プルンッ⁉︎
「~~~♪」
何かプル太郎達も行く気満々なんだけどぉ⁉︎
「クゥ~ン……」
プルンッ⁉︎
「~~~♪」
ルル達が「ねぇ、いいでしょ?」と言いたそうな顔で迫って来る。
「いや、その……みんな疲れてない?」
「キャンッ⁉︎」
プルンッ⁉︎
「~~~♪」
ルル達が「自分達は全然平気だよ!」と言いたそう返事をする。
ホントこの子達は元気が有り余り過ぎだよ。
「わかった。わかったから……マナさん達と遊びに行こう」
俺がそう言うとルル達が嬉しそうな顔で飛び付いて来たので、受け止めきれず尻もちを着いてしまった。
「全く……やんちゃなんだから」
そう言ってルル達の身体を撫でてあげると、嬉しそうな顔させる。
「いいなぁ~……」
「私もカイリ様に飛び付いて髪に顔を埋めた……」
「いや、それただのヤバイ人になるから止めなぁ」
「カイリ様にテイムされれば、あんよに触れられるじゃ……」
「テイマーは人をテイム出来ないからね」
「ルル様みたく肌をペロペロ……」
「キミが1番ヤバイね‼︎ そんなことよりも早くお出かけしようか⁉︎」
「「「それもそうですね」」」
変態メイド達はそう言うと俺を起こしてくれた。
「さぁカイリ様!先ずはここから近い洋服屋に行きますよ!」
「カイリ様にお似合いする洋服をお選び致します!」
「美味しいスイーツが売っているお店もピックアップしているので、期待してて下さいね!」
「アハハ……はい」
今回の買い物は長くなりそうだなぁ~。
何て思いながらルルに顔を向けると、ルルが出入り口の外をジッと見つめていた。
「ルル、外をジッと見てどうしたんだ?」
「……キャンッ⁉︎」
「男性と女性が俺達のことをずっと見つめていた?」
「キャンッ⁉︎」
「しかも知らない人……きっとルル達が可愛いから見てたんじゃないか?」
「……クゥン?」
ルルが「そうかなぁ?」と言いたそうな鳴き声を上げる。
「まぁまぁ気にしてもしょうがないんだから、ショッピングに行こう」
「……キャンッ⁉︎」
ルルも「そうだね」と言いたそうな鳴き声をあげたので、そのまま街へと向かうがその姿を建物の裏から様子を伺う男女がいた。
「……やっぱりアイツだ」
「ええ、あの顔見間なんか違いじゃないわね。髪と瞳の色を変えて生きていたなんて……何て忌々しい」
そう言って親指の爪を噛んで悔しそうな顔を見せる女性。男性の方は諌めるように女性の肩に手を置く。
「待て待て。ここでアイツに何かしようとしたら、我々が捕まってしまう!」
「でも、このままじゃ私の腹の虫が治らないわ! 私達がこんなに苦労しているのに、あの女は……」
「それは俺も同じだ。それにいい考えがある」
「いい考え?」
「それはだな……」
男は女にいい考えの説明を始める。
「ゴメンなさいね。イヤな思いさせちゃって」
「いいえ全然。むしろさっきの光景を見ててサニーさんが大丈夫か心配してましたよ」
「アイツらの扱いは慣れているから大丈夫わよ」
「そうですかぁ。……そう言えば明日がどうとか言ってましたよね?」
「ああ、そうだった! 明日の午後1時にね。妖精女王様と面談することになったのよ! だからカイリは従魔達と一緒にここに12時に来てね」
妖精女王との面談かぁ~……。
「何か急ですね」
「そうねぇ~…もしかしたら妖精女王様もカイリに興味があるのかもしれないわね」
「俺に……興味?」
「クゥン?」
ルルも「何で?」と言いたそうに鳴いている。
「まぁ…妖精女王様が気になるのも分かる気がするわね。優しいお方だから」
「そう…なんですか」
優しい方って聞くと、何だか安心して会えるような気がするのは俺だけだろうか?
「面会はここでやるから遅れずに来てちょうだい。遅れたらアイツらがブーブー文句言うからね」
「ああ~……」
俺のことを見下しているみたいな感じだから時間厳守だな。
プルンッ⁉︎
プル太郎が「アイツら何かして来ない?」と心配そうな感じで震えたので、抱き上げて語り掛けるように話す。
「責任者が注意していると思うから、多分大丈夫だと思うよ。何かして来た時はよろしくね」
プルンッ⁉︎
プル太郎が「わかった!」と言いたそうな感じで震えた後、身体をスリスリして来るので、思わず可愛いと思ってしまう。
「ホント、カイリの従魔が羨ましいわねぇ~……」
「これだけはテイマーの俺だけの特権ですからねぇ~」
そう言ってプル太郎の身体を頬擦りしてあげていると、ファニーちゃんが側に飛んで来た。
「~~~♪」
ファニーちゃんが「私のことも忘れないで!」と言いたそうな感じで言ってくる。
「ゴメンゴメン……ファニーちゃんも可愛いよ」
そう言って頭を撫でてあげると、嬉しそうな顔になる。
「……クゥ~ン」
今度はルルが構って欲しいのか、俺の脚下にやって来て身体を擦り付けてくる。
この…………可愛いヤツめ!
「ルルも超可愛いいよ!」
そう言って背中を撫でてあげていると、お腹を見せたのでお腹を撫でてあげると身をよじって擽ったそうにしている。
擽ったいだけど、気持ちいいから続けて欲しいって感じなのか? でもその姿ホント可愛いなぁ~~~⁉︎
そんなことを思っていたら肩をチョンチョンと突かれたので、振り返って見てみるとサニーさんが後ろにいた。
「ルルちゃん達と戯れるのはいいけど、ここに用があったから来たんじゃないの?」
あ…そうだった!
「ダンジョンで採れた錬金術の素材と、魔法薬を納品しに……」
「買い取るわ!」
即答⁉︎ アイテム見てから判断しろよ!
そんなことを思いながら、素材と魔法薬をカウンターの上へと置いていく。
「……うん。相変わらず質のいい薬草を持って来てくれるね」
「ファニーちゃんのおかげですよ」
そう言うとファニーちゃんは「えっへん!」と言いたそうな感じに、腰に手を置いて自慢げな顔になる。
「そうなのね。この様子ならファニーちゃんを……」
「ファニーちゃんがどうしたんですか?」
「えっ⁉︎ ああ! 何でもないわ。これ全部ちゃんと鑑定するから、代金はいつも通り後日でも大丈夫よね?」
「あ、はい。でもサニーさん、この間みたいに急ぎで買いたい人に値切られないように注意して下さいよ。
今回一緒に行った人達は、サシャさんみたいな物分かりのいい人達じゃないですから」
「ええ…私もあんなことはもう懲り懲りだから、今度来たら適正価格で売り付けて泣かしてやるわ」
泣かしてやるって……可哀想だから止めてあげて。
「……ねぇ。さっきから私達が空気になってるの、気が付かない?」
「「あっ⁉︎」」
そう言えばマナさん達と一緒にここに来たんだった。
「ゴメンなさい。マナさん」
「別にいいよぉ~……私達はぜぇ~~~~~~んぜんっ⁉︎ 気にしてないからねぇ~、みんなぁ?」
「そうですね私達はぜぇ~~~~~~んぜんっ⁉︎ ……気にしてませんよ」
「ええ、気にしていないです……本当に気にしてないのでカイリ様も気にしないで下さい…………ですよねぇ?」
「はい。全く……気にしてませんよ……グスンッ」
何か髪フェチさんだけ嘘泣きしているんですけどぉ⁉︎
「彼女達も構って欲しそうだから、彼女達の下へ行ってあげて」
「あ、はい。じゃあ、明日会いましょう、サニーさん」
「ええ、また明日ね」
マナさん達の下へと行くとニッコリ顔で俺の手を握って来た。
「じゃあ、用も済んだことだし。私達と一緒にショッピングをしましようか!」
「ショッ、ショッピングぅ⁉︎」
「はい。コースもちゃんと決めているので私に付いて来て下さいねぇ~!」
「「「おお~!」」」
いや、おお~! じゃないよ!
「キャンッ⁉︎」
プルンッ⁉︎
「~~~♪」
何かプル太郎達も行く気満々なんだけどぉ⁉︎
「クゥ~ン……」
プルンッ⁉︎
「~~~♪」
ルル達が「ねぇ、いいでしょ?」と言いたそうな顔で迫って来る。
「いや、その……みんな疲れてない?」
「キャンッ⁉︎」
プルンッ⁉︎
「~~~♪」
ルル達が「自分達は全然平気だよ!」と言いたそう返事をする。
ホントこの子達は元気が有り余り過ぎだよ。
「わかった。わかったから……マナさん達と遊びに行こう」
俺がそう言うとルル達が嬉しそうな顔で飛び付いて来たので、受け止めきれず尻もちを着いてしまった。
「全く……やんちゃなんだから」
そう言ってルル達の身体を撫でてあげると、嬉しそうな顔させる。
「いいなぁ~……」
「私もカイリ様に飛び付いて髪に顔を埋めた……」
「いや、それただのヤバイ人になるから止めなぁ」
「カイリ様にテイムされれば、あんよに触れられるじゃ……」
「テイマーは人をテイム出来ないからね」
「ルル様みたく肌をペロペロ……」
「キミが1番ヤバイね‼︎ そんなことよりも早くお出かけしようか⁉︎」
「「「それもそうですね」」」
変態メイド達はそう言うと俺を起こしてくれた。
「さぁカイリ様!先ずはここから近い洋服屋に行きますよ!」
「カイリ様にお似合いする洋服をお選び致します!」
「美味しいスイーツが売っているお店もピックアップしているので、期待してて下さいね!」
「アハハ……はい」
今回の買い物は長くなりそうだなぁ~。
何て思いながらルルに顔を向けると、ルルが出入り口の外をジッと見つめていた。
「ルル、外をジッと見てどうしたんだ?」
「……キャンッ⁉︎」
「男性と女性が俺達のことをずっと見つめていた?」
「キャンッ⁉︎」
「しかも知らない人……きっとルル達が可愛いから見てたんじゃないか?」
「……クゥン?」
ルルが「そうかなぁ?」と言いたそうな鳴き声を上げる。
「まぁまぁ気にしてもしょうがないんだから、ショッピングに行こう」
「……キャンッ⁉︎」
ルルも「そうだね」と言いたそうな鳴き声をあげたので、そのまま街へと向かうがその姿を建物の裏から様子を伺う男女がいた。
「……やっぱりアイツだ」
「ええ、あの顔見間なんか違いじゃないわね。髪と瞳の色を変えて生きていたなんて……何て忌々しい」
そう言って親指の爪を噛んで悔しそうな顔を見せる女性。男性の方は諌めるように女性の肩に手を置く。
「待て待て。ここでアイツに何かしようとしたら、我々が捕まってしまう!」
「でも、このままじゃ私の腹の虫が治らないわ! 私達がこんなに苦労しているのに、あの女は……」
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