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紫音と両親の真実 後編
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「その後はリトア達が知っての通り、ヒューリーが部下を殺して逃げた事を知った国王は裏切りと言いヒューリーを指名手配をした」
「それと同時に国王はヒューリー隊長が構成した防御陣を撤廃して敵の陣地へ進軍するように言ったんだ。だけど間違いだった」
「どういう事なんですか?」
「ヒューリー隊長に就任した人が手柄を取る為に次々に進軍して行ったが、ことごとく惨敗して行った。もはや進軍をしようとする度に敗戦を聞かされるから、兵士達からは王や上層部が俺達を死にに行かせてると言う声が囁かれたほどだ」
兵士達の間で不満が溜まっていたんだろうな。
「しかも、3回目の進軍の時は最悪だったな」
「何が最悪だったんだ?」
「明朝に進軍する為に野原で野宿したんだ。予定の早朝になった時に部隊の1/3が逃亡してしまったんだ。しかも武器を含めて荷物がごっそり無くなっていたから計画的な犯行だったのが丸わかりだ」
「まぁ、好き好んで自分から死にに行くヤツはいないだろうなぁ~。しかもそうなっちまうとなると、その日の進軍に影響が出ただろう?」
「ああ、進軍の中止を余儀なくされて帰って来るハメになった」
そうだよね。食糧どころか武器が丸ごとなくなったら戦おうにも戦えないもんね。
「そんな状況を見兼ねた人物が現れた。その人物がお前の母親のレイラだ」
「お母さんが?」
「ああ、レイラ。いや、レイラ第1王女はギリア国王に降伏宣言をするように進言したんだ」
「ちょっ!? ちょっと待って下さい!! お母さんが王女!?」
他の人も信じられないような顔で、オズマさんの顔を見つめていた。
「シオンに隠すようにヒューリーから言われてたが、ここまで話したら隠す必要はないな。お前の母親は元サウスアーラム公国 第1王女だったんじゃよ」
「その方をお守りするのが、近衛兵の俺の役目だったんだ」
「聞いた感じじゃあ、紫音くんの父親と母親が接点があるような気がしないのですが?」
「ワシも嫁もその事を聞いた時、驚いたぐらいじゃったからの」
「まぁ、答えを急ぐな。ちゃんと順を追って話す」
オズマさんはそう言ってから、一息ついた。
「国王は彼女の進言を突っぱねて、その後もどんどん兵を送り込んだんじゃが全て負けてしまい、最終的には王都の目の前まで包囲されてしまったんじゃ」
「その頃には兵の数はもう5000人を切ってしまっていて、装備ですらみすぼらしい物になっていたんだ。なのに国王は何を考えているのか、降伏宣言をしなかったんだ」
「国王は国王で何処かに勝算があると信じていたんじゃろうな。そんな状況が続いて3日目に何とレイラが独断に降伏宣言を出してしまったんじゃ」
お母さんが独断で降伏宣言を出した?
「どう言う事ですか? お母さんが独断で降伏宣言をしたって」
「ああ、セイラはもうこれ以上戦い続けるのは限界と理解したみたいじゃ。もちろん国王は大激怒したのだが、自分の味方だった者達もレイラの言う事が正しいと言い、国王の判断を無視して降伏条件の話を進めようとしたんじゃ」
「国王はそれが気に入らなかったらしく、腰に携えている剣を引き抜き上層部の人間達を次々に切って行ったんだ」
「最悪ね」
リガードさんは悲しそうな顔をさせながら語り始めた。
「ああ、上層部全員を切った国王は最後に自分の娘に手を掛けようとしたところで、何処からともなく現れたヒューリーに喉を刺さされたんだ」
「お父さんが・・・・・・お母さんを助けた」
「ああ、よく覚えているよ。俺もその場にいたからな」
「えっ!?」
リガードさんが当事者?
「国王は喉を押さえながら、ヒューリーの事を睨んでいたが30秒もしないうちに力なく横たわってしまった。
そう、その場で息を引き取ったんだ」
「その後、ワシらはヒューリーを捕らえようとしたが 己の護るべき者に手を掛ける人間に、お前達はまだ仕えようとするのかっ!? と言う言葉で、ワシらはすっかりその気を抜かれてしまったよ」
「その後はヒューリーは この国にいたらキミの身は危ない。 と言ってレイラ王女を引き連れて、何処かへと行ってしまったんだ。そして、もうわかっていると思うが降伏宣言を出した」
「実際問題ヒューリーの行動は正しかった。レイラ王女を殺そうとしていた王族派が血眼になって国中を探していたからな」
お父さんはそこまで先を見越していたんだ。正直言って本当にスゴイ人だったんだなぁ。
「当時の連合軍の計らいでレイラはスイスに亡命して身を隠していて、ヒューリーは日本に行き生活をしていたが、亡命から半年でレイラがヒューリーに会いたいと言う事でレイラが日本に飛び、そこで結婚をした」
「そう、だったんですかぁ・・・・・・」
お父さんにそんな過去があったんだ。
「ワシもヒューリーの父親と言う事で周りから責められたのじゃが、まさかそのような事情があったとは・・・・・・ヒューリーがおったら謝りたいのぉ」
叔父さんはそう言うと、手で顔を覆った。
「そう言えば、そのモト婚約者はどうなったのですかぁ?」
「ヒューリーの嫁と言う事で周りから責められた上に、自身が作っていた借金を返す当てが無くなったせいで辺境の地で貧しい暮らしを余儀なくされているらしい。
話によると、毎日借金取りに追われたせいでノイローゼになってしまったらしい」
「ザマァですね!」
「まぁヒューリーからして見れば、そうかもしれないな」
天野さんはそう言うと、僕の頭に手を置いた。
「コイツの親父の生い立ちに関しては、よくわかったが紫音の祖父をどうするよ?」
「壊しちゃっていいわよ」
そう言って部屋に入って来たのは、何とエルザさんだった。
「エルザ、お前」
「本国にもどうするか連絡を取ったんだけど、五体満足で持って帰ってもまた暴走する可能性があるから破棄した方がいいと判断したわ」
「ほう、それじゃあ破壊依頼として取り扱っていいんだな?」
「ええ、そう認知していいわ。書類もあるし」
そう言って工藤さんに書類を渡した。
「うむ、緊急依頼として扱おう。サラ、出来るだけ人員をかき集めて対策本部を作ってくれ」
「了解しました!」
サラさんはそう言うと部屋から出て行く。
「ここにいるPMCのメンバーは強制参加とする。全員いいな?」
「ウチらのメンバーはOKだ。ヤツに借りを返したいしな」
「ワシらも過去との因縁にケリをつけなければな」
「私もガンバりまぁ~す!」
やる気になっているところに、リトアさんが抱き付いて来た。
「可哀想なシオンくん」
「僕も裏切り者の息子と思ってしまって、ゴメンね」
「あ、別に気にしていないので大丈夫ですがぁ・・・・・・どさくさに紛れて耳を触るのを止めてくれませんか?」
リュークさんは僕が気付かないと思っていたのかなぁ? それともわざとやってるのかなぁ?
「フゥ~・・・・・・普通は怒ってもおかしくない状況なのじゃがのぉ。まぁよい! さっき渡しそびれたこれを腕に着けてみるんじゃ」
「え? その手甲を?」
「そうじゃ。腕を出せ」
おじさんの言われた通り、左腕を差し出すと手甲をはめた。
「手首を返した状態で、魔石に魔力を流し込んでみるのじゃ」
「あ、はい」
おじさんの言う通りに、手首を返した状態で魔石に魔力を込めたら青色の刃が手首から15cmほどの長さの青い刃が出て来たので、思わずビックリしてしまった。
『おお~っ!?』
その様子を見ていた周りの人達は、関心した様子で刃を見ていた。
「そう、これがお主の親であるヒューリーも使っていた暗器じゃ」
「それ、ウチの方で商品化してもいい?」
「商品化してもよいが、一部秘匿じゃからのぉ。作るのに苦労するぞぉ。因みに魔力を送り続けるのを止めれば、すぐに消えるぞぁ」
おじさんの言う通りに魔石に魔力を送り続けるのを止めた瞬間、青い刃がスッと消えた。
「その秘匿部分は教えられないって事だなぁ。まぁそれはそれで創りがいがありそうだなぁ。
あ、そうだ! ちょうどいい商品を持って来ていたんだ!」
188さんはそう言うと背負っていたカバンから銃を取り出して見せて来た。
「ウィンチェスターM1887 ウチの方でストックをソウドオフにした上に、バレルを重くして短く切り詰めてフロント部分にサイトを乗っけたヤツだ。ショットシェルは10番ゲージのを使うんだが買うか?」
「ええ~、それって持ってたら捕まる改造じゃないんですかぁ?」
僕がそう言ったら、元警察官の神崎さんが頷いた。
「あの化け物の耐久度を実感しただろう。それとも紫音くんはこれがなくても戦えるって言うのかい?」
「うっ!?」
正直言って188さんの言う事は正しい。だってあの場で1番口径が大きいコニーさんの SCAR-H でさえもボディーを凹ませる事しか出来なかったのだから、僕のUMP45なんて豆鉄砲程度にしかならないだろう。
「私が買ってあげるわ」
「おい、エルザ。お前はそんな事をしていい立場じゃないだろう?」
「いいのよ。彼に対しての謝罪料よ」
紫音がそうなら、俺達にもそうしろよ。 と天野さんから小言が聞こえて来たのは、気のせいって事にしておこう。
「ラボに纏ったお金があるから待ってて」
「ご購入、ありがとうございます!」
エルザさんは188さんに返事をするように、軽く手を振りながら部屋を出て行ったのであった。
「それと同時に国王はヒューリー隊長が構成した防御陣を撤廃して敵の陣地へ進軍するように言ったんだ。だけど間違いだった」
「どういう事なんですか?」
「ヒューリー隊長に就任した人が手柄を取る為に次々に進軍して行ったが、ことごとく惨敗して行った。もはや進軍をしようとする度に敗戦を聞かされるから、兵士達からは王や上層部が俺達を死にに行かせてると言う声が囁かれたほどだ」
兵士達の間で不満が溜まっていたんだろうな。
「しかも、3回目の進軍の時は最悪だったな」
「何が最悪だったんだ?」
「明朝に進軍する為に野原で野宿したんだ。予定の早朝になった時に部隊の1/3が逃亡してしまったんだ。しかも武器を含めて荷物がごっそり無くなっていたから計画的な犯行だったのが丸わかりだ」
「まぁ、好き好んで自分から死にに行くヤツはいないだろうなぁ~。しかもそうなっちまうとなると、その日の進軍に影響が出ただろう?」
「ああ、進軍の中止を余儀なくされて帰って来るハメになった」
そうだよね。食糧どころか武器が丸ごとなくなったら戦おうにも戦えないもんね。
「そんな状況を見兼ねた人物が現れた。その人物がお前の母親のレイラだ」
「お母さんが?」
「ああ、レイラ。いや、レイラ第1王女はギリア国王に降伏宣言をするように進言したんだ」
「ちょっ!? ちょっと待って下さい!! お母さんが王女!?」
他の人も信じられないような顔で、オズマさんの顔を見つめていた。
「シオンに隠すようにヒューリーから言われてたが、ここまで話したら隠す必要はないな。お前の母親は元サウスアーラム公国 第1王女だったんじゃよ」
「その方をお守りするのが、近衛兵の俺の役目だったんだ」
「聞いた感じじゃあ、紫音くんの父親と母親が接点があるような気がしないのですが?」
「ワシも嫁もその事を聞いた時、驚いたぐらいじゃったからの」
「まぁ、答えを急ぐな。ちゃんと順を追って話す」
オズマさんはそう言ってから、一息ついた。
「国王は彼女の進言を突っぱねて、その後もどんどん兵を送り込んだんじゃが全て負けてしまい、最終的には王都の目の前まで包囲されてしまったんじゃ」
「その頃には兵の数はもう5000人を切ってしまっていて、装備ですらみすぼらしい物になっていたんだ。なのに国王は何を考えているのか、降伏宣言をしなかったんだ」
「国王は国王で何処かに勝算があると信じていたんじゃろうな。そんな状況が続いて3日目に何とレイラが独断に降伏宣言を出してしまったんじゃ」
お母さんが独断で降伏宣言を出した?
「どう言う事ですか? お母さんが独断で降伏宣言をしたって」
「ああ、セイラはもうこれ以上戦い続けるのは限界と理解したみたいじゃ。もちろん国王は大激怒したのだが、自分の味方だった者達もレイラの言う事が正しいと言い、国王の判断を無視して降伏条件の話を進めようとしたんじゃ」
「国王はそれが気に入らなかったらしく、腰に携えている剣を引き抜き上層部の人間達を次々に切って行ったんだ」
「最悪ね」
リガードさんは悲しそうな顔をさせながら語り始めた。
「ああ、上層部全員を切った国王は最後に自分の娘に手を掛けようとしたところで、何処からともなく現れたヒューリーに喉を刺さされたんだ」
「お父さんが・・・・・・お母さんを助けた」
「ああ、よく覚えているよ。俺もその場にいたからな」
「えっ!?」
リガードさんが当事者?
「国王は喉を押さえながら、ヒューリーの事を睨んでいたが30秒もしないうちに力なく横たわってしまった。
そう、その場で息を引き取ったんだ」
「その後、ワシらはヒューリーを捕らえようとしたが 己の護るべき者に手を掛ける人間に、お前達はまだ仕えようとするのかっ!? と言う言葉で、ワシらはすっかりその気を抜かれてしまったよ」
「その後はヒューリーは この国にいたらキミの身は危ない。 と言ってレイラ王女を引き連れて、何処かへと行ってしまったんだ。そして、もうわかっていると思うが降伏宣言を出した」
「実際問題ヒューリーの行動は正しかった。レイラ王女を殺そうとしていた王族派が血眼になって国中を探していたからな」
お父さんはそこまで先を見越していたんだ。正直言って本当にスゴイ人だったんだなぁ。
「当時の連合軍の計らいでレイラはスイスに亡命して身を隠していて、ヒューリーは日本に行き生活をしていたが、亡命から半年でレイラがヒューリーに会いたいと言う事でレイラが日本に飛び、そこで結婚をした」
「そう、だったんですかぁ・・・・・・」
お父さんにそんな過去があったんだ。
「ワシもヒューリーの父親と言う事で周りから責められたのじゃが、まさかそのような事情があったとは・・・・・・ヒューリーがおったら謝りたいのぉ」
叔父さんはそう言うと、手で顔を覆った。
「そう言えば、そのモト婚約者はどうなったのですかぁ?」
「ヒューリーの嫁と言う事で周りから責められた上に、自身が作っていた借金を返す当てが無くなったせいで辺境の地で貧しい暮らしを余儀なくされているらしい。
話によると、毎日借金取りに追われたせいでノイローゼになってしまったらしい」
「ザマァですね!」
「まぁヒューリーからして見れば、そうかもしれないな」
天野さんはそう言うと、僕の頭に手を置いた。
「コイツの親父の生い立ちに関しては、よくわかったが紫音の祖父をどうするよ?」
「壊しちゃっていいわよ」
そう言って部屋に入って来たのは、何とエルザさんだった。
「エルザ、お前」
「本国にもどうするか連絡を取ったんだけど、五体満足で持って帰ってもまた暴走する可能性があるから破棄した方がいいと判断したわ」
「ほう、それじゃあ破壊依頼として取り扱っていいんだな?」
「ええ、そう認知していいわ。書類もあるし」
そう言って工藤さんに書類を渡した。
「うむ、緊急依頼として扱おう。サラ、出来るだけ人員をかき集めて対策本部を作ってくれ」
「了解しました!」
サラさんはそう言うと部屋から出て行く。
「ここにいるPMCのメンバーは強制参加とする。全員いいな?」
「ウチらのメンバーはOKだ。ヤツに借りを返したいしな」
「ワシらも過去との因縁にケリをつけなければな」
「私もガンバりまぁ~す!」
やる気になっているところに、リトアさんが抱き付いて来た。
「可哀想なシオンくん」
「僕も裏切り者の息子と思ってしまって、ゴメンね」
「あ、別に気にしていないので大丈夫ですがぁ・・・・・・どさくさに紛れて耳を触るのを止めてくれませんか?」
リュークさんは僕が気付かないと思っていたのかなぁ? それともわざとやってるのかなぁ?
「フゥ~・・・・・・普通は怒ってもおかしくない状況なのじゃがのぉ。まぁよい! さっき渡しそびれたこれを腕に着けてみるんじゃ」
「え? その手甲を?」
「そうじゃ。腕を出せ」
おじさんの言われた通り、左腕を差し出すと手甲をはめた。
「手首を返した状態で、魔石に魔力を流し込んでみるのじゃ」
「あ、はい」
おじさんの言う通りに、手首を返した状態で魔石に魔力を込めたら青色の刃が手首から15cmほどの長さの青い刃が出て来たので、思わずビックリしてしまった。
『おお~っ!?』
その様子を見ていた周りの人達は、関心した様子で刃を見ていた。
「そう、これがお主の親であるヒューリーも使っていた暗器じゃ」
「それ、ウチの方で商品化してもいい?」
「商品化してもよいが、一部秘匿じゃからのぉ。作るのに苦労するぞぉ。因みに魔力を送り続けるのを止めれば、すぐに消えるぞぁ」
おじさんの言う通りに魔石に魔力を送り続けるのを止めた瞬間、青い刃がスッと消えた。
「その秘匿部分は教えられないって事だなぁ。まぁそれはそれで創りがいがありそうだなぁ。
あ、そうだ! ちょうどいい商品を持って来ていたんだ!」
188さんはそう言うと背負っていたカバンから銃を取り出して見せて来た。
「ウィンチェスターM1887 ウチの方でストックをソウドオフにした上に、バレルを重くして短く切り詰めてフロント部分にサイトを乗っけたヤツだ。ショットシェルは10番ゲージのを使うんだが買うか?」
「ええ~、それって持ってたら捕まる改造じゃないんですかぁ?」
僕がそう言ったら、元警察官の神崎さんが頷いた。
「あの化け物の耐久度を実感しただろう。それとも紫音くんはこれがなくても戦えるって言うのかい?」
「うっ!?」
正直言って188さんの言う事は正しい。だってあの場で1番口径が大きいコニーさんの SCAR-H でさえもボディーを凹ませる事しか出来なかったのだから、僕のUMP45なんて豆鉄砲程度にしかならないだろう。
「私が買ってあげるわ」
「おい、エルザ。お前はそんな事をしていい立場じゃないだろう?」
「いいのよ。彼に対しての謝罪料よ」
紫音がそうなら、俺達にもそうしろよ。 と天野さんから小言が聞こえて来たのは、気のせいって事にしておこう。
「ラボに纏ったお金があるから待ってて」
「ご購入、ありがとうございます!」
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