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第31話 アニス学園長と話し合い
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そんなこんながあって武術の授業が終わり、服を着替えて担任のルコア先生のホームルームを終えた。
「これでホームルームを終わります。ミヤマくん、セリアさん。朝にもお伝えしましたが、学園長室へ向かって下さいね」
「「はいっ!」」
「それでは、皆さん、さようなら!」
ルコア先生はそう言うと、教室をそそくさと出て行った。
「さてと、アニス学園長のところへ行こうか」
「うん、ルノア。申しわけないんだけど、今日は・・・・・・」
「わかっているわよセリア。学園長に呼び出しを受けたら仕方ないもの」
お、アンリネットさんと違って意外と理解力があるな・・・・・・いや、むしろあの子と比べたら失礼か。
「それとセリア~、ちょっと耳を貸して」
「ん? なぁに?」
セリアはルノアに言われた通り耳を傾けると、俺に聞こえないようにコショコショ話を始めた。そして言い終わったら、セリアは顔を真っ赤にさせてルノアは意地の悪そうな顔になった。
「そっ!? そんなことまだしてないよっ!!」
「まだぁ?」
「あっ!?」
セリアは しまった!? と言いたそうな顔をさせて口元に手を当てている。
「ねぇ、まだってどういうことなの。セリアァ~?」
「ッ~~~!? 」
セリアはもの凄く恥ずかしいのか、顔真っ赤にさせて俯いてしまった。
「ねぇねぇ、ルノアは何を聞いたの?」
「それはねぇ~。2人はもうキ・・・・・・」
「ルノアッ!?」
「フフッ、3人共じゃあね!」
そう言うと怒っているセリアから逃げるようにして、出入り口まで走って行ってしまった。
「あ、ああ、じゃあな!」
「ええ~、気になるから教えてよぉ。ルノア~!」
「また今度ね!」
ルノアはそう返事をすると廊下へと出て行ってしまった。
「ねぇ、セリアはルノアに何て聞かれたの?」
「な、何にも言われてないよぉ!」
「本当?」
「ホントホント! う、ううう嘘何てこれっぽちも吐いてないよ!」
「ふぅ~ん・・・・・・そう、つまんないのぉ~」
リタはそう言うと俺の元へやって来たが、つまんないと言う割には楽しそうな顔をしていた。何故?
「それよりも、2人共アニスのところへ行かないの?」
「そ、そそそうだったね! いいい、行こうコウヤくん!!」
「あ、うん」
ぎこちなく歩くセリアを心配しながらもアニス学園長が待つ学園長室へと向かうのであったが、廊下で歩いている途中に偶然にもアニス学園長に出会ったのだ。
「おっ!? 2人共、ちょうどよかった」
「アニス学園長! 確か学園長室にいる筈ではなかったんですか?」
「ああ、お前の担任と話をしていたからな。とにかく、ここで話のも何だから、部屋に行ってから話そうじゃないか」
「そうですね。俺自身も話たいことがあったので、ちょうどよかったです」
「そうかぁ、私に話したいことかぁ~・・・・・・ところでセリアくんの方は大丈夫なのかい?」
さっきよりはだいぶマシになったけど、まだ頬を赤く染めていた。
「ああ~うん。心配ないですよ。友人にちょっとだけ、からかわれただけですから」
「セリアとコウヤがお付き合いしているとかねぇ~!」
「コラ! 今セリアの前でそんなことを言ったら、また真っ赤になるだろう!」
「もう遅いと思うよ」
リタの言う通り、顔を茹でダコのように真っ赤にさせて恥ずかしがっていた。
「ああ~もう、どうすんだよこの状況?」
「いつものことだからいいじゃん!」
「よくねぇよ!」
また倒れ込まれたら困るからさぁ!
「それはそうと、学園長室へ行こうか」
「あ、そうでしたね。行こうセリア」
「・・・・・・うん」
セリアは洸夜が差し伸べた手を取り歩き出した。そのようすを見ていたアニス学園長は もう付き合っているって言っても同然じゃないのか? と洸夜達に聞こえない程度につぶやいたのだった。
「さて、長話になりそうだから、そこのソファーに座ってくれ」
「わかりました」
「失礼します」
「わぁ~い!」
俺達はそう言うと、アニス学園長と対面するようにしてソファーに座った。
「そうだなぁ~・・・・・・先ずはコウヤくんの方から話を聞こうか」
「え? 俺からでいいんですか?」
「ああ、私が気になっていたことを話すんだろう? 例の校長の行方とか?」
「当たりです」
「そうかそうか! 来て早々で悪いが話してくれないか?」
「はい、実は・・・・・・」
校長がマフィアの力を借りて隣国の中国に逃げたこと。そしてその中国の何処かにいることを話したら、隣で聞いていたセリアも驚いた表情を見せていた。
「じゃあつまり、校長は国外逃亡をしたって認知で合っているんだね?」
「はい、もしかしたら現在も大金を背負いながら中国国内を転々としているかもしれません」
「う~ん・・・・・・その中国まで行って捕まえに行くのは可能なのかい?」
「現状を考えると無理そうですね。校長が日本に戻って来れば逮捕出来るんですけどね」
「そうなのかぁ~。この世界には国際指名手配犯があるんだが・・・・・・」
「こっちの世界にもありますが、あの校長がしでかしたことでは国際指名手配犯にはならないです」
「そうなのかぁ~」
アニス学園長はちょっと残念そうな顔をさせている。
「まぁでも、夢で出て来た人はもちろん、父さんも中国で苦労するのは目に見えているそうです」
「コウヤくん、それってどういうこと?」
「ああ、実はね。家を借りるのはもちろん、仕事に就こうとするときも身分を示す物を提示しないといけないんだよ。俺だって身分を証明する物を持っているから」
俺の場合は免許証はないから、マイナンバーカードか保険証の提示。
「しかし、校長はそのマフィアから偽造された物だがパスポートという身分を証明する物を受け取ったんだろう?」
「ええ、でも国外で働く場合は、パスポートの他に労働許可証が必要なんですよ」
「ロウドウ許可証?」
言っている意味がわからない。と言う2人に対して、さっきまで退屈そうにしていたリタがテーブルの上に飛んで来た。
「コウヤのお父さんが言うにはね。国外に行く前に国外のこの場所で働きますって届けを出すと貰える紙なんだって! それがないと国外で働くことは禁止なんだって!」
「へぇ~、でも紙ならいくらでも偽装出来そうな気がする」
「ああ、私もそう思う」
「労働許可証の偽装は難しいらしいですよ。ちゃんと国内で許可を取らなきゃいけないし、行く前に本国からその国に連絡が行きますし、なによりも働く場所自体も届出えしないといけないみたいですから」
「何か、聞いているだけで手続きが面倒くさそうなのが伝わって来るな」
「コウヤのお父さんも国外で働いてて、手続きが凄く面倒くさかったって言ってたよ」
「そうなのかぁ~」
そう言うと紅茶に口を付けた。
「まぁ、聞いている限りだと国内に戻って来た方が身の為だと私は思うが、海で分断されていて無理なのだろう?」
「はい」
「もうどうすることも出来ないな」
「向こうの世界では、そのことを詰んだって言うんだって!」
「詰む?」
「アニス学園長、チェスでわかりやすく例えるとチェックメイトです」
「そう言うかぁ」
よかった。アニス学園長のところにチェス盤とかリバーシを持って来て遊んでおいて。
「あ、そうだ。コウヤくんに話したかったことは、そのチェスとかリバーシのことなんだ」
「え? どうしたのですか?」
「商会の方に見せてみたら好評だった。だからこの世界でも販売することになった」
「おお~っ!? それはよかった!」
「それでコウヤくんのところに収入が入って来ることになったが、どうする?」
えっ!? 収入?
「どうするって持って行ったのはアニス学園長なんですから、アニス学園長に貰う権利があるんじゃないんですか?」
「まぁ、私も国外から来た学生が私のところに持って来たと話したからな。その商会に交渉役も任されたんだ」
あ、そう言うことですか。
「それだったら、アニス学園長と俺で収入を分けましょう」
「私に? 本当にそれでいいのかい?」
「ええ、構いませんよ」
その方がわだかまりがなさそうだし。
「・・・・・・わかった。内わけの方は私に任せてくれ。それと、もう1つキミにはなしたいことがあるんだ」
「何ですか?」
そう聞くと真剣な顔付きで俺の顔を見つめて来た。
「キミが見た侵入者のことだ」
アニス学園長の言葉にセリアやリタ、俺自身も驚いた顔になったのだった。
「これでホームルームを終わります。ミヤマくん、セリアさん。朝にもお伝えしましたが、学園長室へ向かって下さいね」
「「はいっ!」」
「それでは、皆さん、さようなら!」
ルコア先生はそう言うと、教室をそそくさと出て行った。
「さてと、アニス学園長のところへ行こうか」
「うん、ルノア。申しわけないんだけど、今日は・・・・・・」
「わかっているわよセリア。学園長に呼び出しを受けたら仕方ないもの」
お、アンリネットさんと違って意外と理解力があるな・・・・・・いや、むしろあの子と比べたら失礼か。
「それとセリア~、ちょっと耳を貸して」
「ん? なぁに?」
セリアはルノアに言われた通り耳を傾けると、俺に聞こえないようにコショコショ話を始めた。そして言い終わったら、セリアは顔を真っ赤にさせてルノアは意地の悪そうな顔になった。
「そっ!? そんなことまだしてないよっ!!」
「まだぁ?」
「あっ!?」
セリアは しまった!? と言いたそうな顔をさせて口元に手を当てている。
「ねぇ、まだってどういうことなの。セリアァ~?」
「ッ~~~!? 」
セリアはもの凄く恥ずかしいのか、顔真っ赤にさせて俯いてしまった。
「ねぇねぇ、ルノアは何を聞いたの?」
「それはねぇ~。2人はもうキ・・・・・・」
「ルノアッ!?」
「フフッ、3人共じゃあね!」
そう言うと怒っているセリアから逃げるようにして、出入り口まで走って行ってしまった。
「あ、ああ、じゃあな!」
「ええ~、気になるから教えてよぉ。ルノア~!」
「また今度ね!」
ルノアはそう返事をすると廊下へと出て行ってしまった。
「ねぇ、セリアはルノアに何て聞かれたの?」
「な、何にも言われてないよぉ!」
「本当?」
「ホントホント! う、ううう嘘何てこれっぽちも吐いてないよ!」
「ふぅ~ん・・・・・・そう、つまんないのぉ~」
リタはそう言うと俺の元へやって来たが、つまんないと言う割には楽しそうな顔をしていた。何故?
「それよりも、2人共アニスのところへ行かないの?」
「そ、そそそうだったね! いいい、行こうコウヤくん!!」
「あ、うん」
ぎこちなく歩くセリアを心配しながらもアニス学園長が待つ学園長室へと向かうのであったが、廊下で歩いている途中に偶然にもアニス学園長に出会ったのだ。
「おっ!? 2人共、ちょうどよかった」
「アニス学園長! 確か学園長室にいる筈ではなかったんですか?」
「ああ、お前の担任と話をしていたからな。とにかく、ここで話のも何だから、部屋に行ってから話そうじゃないか」
「そうですね。俺自身も話たいことがあったので、ちょうどよかったです」
「そうかぁ、私に話したいことかぁ~・・・・・・ところでセリアくんの方は大丈夫なのかい?」
さっきよりはだいぶマシになったけど、まだ頬を赤く染めていた。
「ああ~うん。心配ないですよ。友人にちょっとだけ、からかわれただけですから」
「セリアとコウヤがお付き合いしているとかねぇ~!」
「コラ! 今セリアの前でそんなことを言ったら、また真っ赤になるだろう!」
「もう遅いと思うよ」
リタの言う通り、顔を茹でダコのように真っ赤にさせて恥ずかしがっていた。
「ああ~もう、どうすんだよこの状況?」
「いつものことだからいいじゃん!」
「よくねぇよ!」
また倒れ込まれたら困るからさぁ!
「それはそうと、学園長室へ行こうか」
「あ、そうでしたね。行こうセリア」
「・・・・・・うん」
セリアは洸夜が差し伸べた手を取り歩き出した。そのようすを見ていたアニス学園長は もう付き合っているって言っても同然じゃないのか? と洸夜達に聞こえない程度につぶやいたのだった。
「さて、長話になりそうだから、そこのソファーに座ってくれ」
「わかりました」
「失礼します」
「わぁ~い!」
俺達はそう言うと、アニス学園長と対面するようにしてソファーに座った。
「そうだなぁ~・・・・・・先ずはコウヤくんの方から話を聞こうか」
「え? 俺からでいいんですか?」
「ああ、私が気になっていたことを話すんだろう? 例の校長の行方とか?」
「当たりです」
「そうかそうか! 来て早々で悪いが話してくれないか?」
「はい、実は・・・・・・」
校長がマフィアの力を借りて隣国の中国に逃げたこと。そしてその中国の何処かにいることを話したら、隣で聞いていたセリアも驚いた表情を見せていた。
「じゃあつまり、校長は国外逃亡をしたって認知で合っているんだね?」
「はい、もしかしたら現在も大金を背負いながら中国国内を転々としているかもしれません」
「う~ん・・・・・・その中国まで行って捕まえに行くのは可能なのかい?」
「現状を考えると無理そうですね。校長が日本に戻って来れば逮捕出来るんですけどね」
「そうなのかぁ~。この世界には国際指名手配犯があるんだが・・・・・・」
「こっちの世界にもありますが、あの校長がしでかしたことでは国際指名手配犯にはならないです」
「そうなのかぁ~」
アニス学園長はちょっと残念そうな顔をさせている。
「まぁでも、夢で出て来た人はもちろん、父さんも中国で苦労するのは目に見えているそうです」
「コウヤくん、それってどういうこと?」
「ああ、実はね。家を借りるのはもちろん、仕事に就こうとするときも身分を示す物を提示しないといけないんだよ。俺だって身分を証明する物を持っているから」
俺の場合は免許証はないから、マイナンバーカードか保険証の提示。
「しかし、校長はそのマフィアから偽造された物だがパスポートという身分を証明する物を受け取ったんだろう?」
「ええ、でも国外で働く場合は、パスポートの他に労働許可証が必要なんですよ」
「ロウドウ許可証?」
言っている意味がわからない。と言う2人に対して、さっきまで退屈そうにしていたリタがテーブルの上に飛んで来た。
「コウヤのお父さんが言うにはね。国外に行く前に国外のこの場所で働きますって届けを出すと貰える紙なんだって! それがないと国外で働くことは禁止なんだって!」
「へぇ~、でも紙ならいくらでも偽装出来そうな気がする」
「ああ、私もそう思う」
「労働許可証の偽装は難しいらしいですよ。ちゃんと国内で許可を取らなきゃいけないし、行く前に本国からその国に連絡が行きますし、なによりも働く場所自体も届出えしないといけないみたいですから」
「何か、聞いているだけで手続きが面倒くさそうなのが伝わって来るな」
「コウヤのお父さんも国外で働いてて、手続きが凄く面倒くさかったって言ってたよ」
「そうなのかぁ~」
そう言うと紅茶に口を付けた。
「まぁ、聞いている限りだと国内に戻って来た方が身の為だと私は思うが、海で分断されていて無理なのだろう?」
「はい」
「もうどうすることも出来ないな」
「向こうの世界では、そのことを詰んだって言うんだって!」
「詰む?」
「アニス学園長、チェスでわかりやすく例えるとチェックメイトです」
「そう言うかぁ」
よかった。アニス学園長のところにチェス盤とかリバーシを持って来て遊んでおいて。
「あ、そうだ。コウヤくんに話したかったことは、そのチェスとかリバーシのことなんだ」
「え? どうしたのですか?」
「商会の方に見せてみたら好評だった。だからこの世界でも販売することになった」
「おお~っ!? それはよかった!」
「それでコウヤくんのところに収入が入って来ることになったが、どうする?」
えっ!? 収入?
「どうするって持って行ったのはアニス学園長なんですから、アニス学園長に貰う権利があるんじゃないんですか?」
「まぁ、私も国外から来た学生が私のところに持って来たと話したからな。その商会に交渉役も任されたんだ」
あ、そう言うことですか。
「それだったら、アニス学園長と俺で収入を分けましょう」
「私に? 本当にそれでいいのかい?」
「ええ、構いませんよ」
その方がわだかまりがなさそうだし。
「・・・・・・わかった。内わけの方は私に任せてくれ。それと、もう1つキミにはなしたいことがあるんだ」
「何ですか?」
そう聞くと真剣な顔付きで俺の顔を見つめて来た。
「キミが見た侵入者のことだ」
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