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帰宅するコウヤ達
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「今日はここまで。続きはまた来週にしましょう」
「「あ、ありがとうございました・・・・・・」」
トレーニングばかりしていた2人は、ヘトヘトな顔をさせながら由美子さんに頭を下げてお礼を言った。
「2人共お疲れ。明日からは自主的に筋力トレーニングに励むようにな」
『無理しない程度にねぇ』
「そ、そうだねぇ~」
「頑張るよぉ~」
顔がゲッソリしているから説得力がない。
「それじゃあ洸夜。彼女達をよろしくのぉ」
「道端で倒れたら困るから、しっかり見守るのよ」
まぁ魔力で補助しながら歩くと思うから、倒れる心配をしなくてもいいかもしれない。
「はい。今日はありがとうございました」
「「ありがとう・・・・・・ございました」」
俺達はお礼を言うと道場を後にしたのだが、セリアとルノアが脚をプルプルと震わせているので心配で仕方がなくなる。
産まれたての小鹿か?
『セリア達、大丈夫かなぁ?』
「うん、俺も心配で仕方がない」
「わ、私達は大丈夫だよ」
「そうよ。魔力で補助しているから平気・・・・・・」
そう言っている割には全然平気そうな雰囲気を出していないんだが? しかも歩くペースが遅い。
「父さんか母さんに迎えに来て貰おうかな?」
「そ、そこまでしなくていいよ」
彼女達の意地なのか、睨むような目で俺の顔を見つめて来たのでタジタジになってしまう。
「そ、そうか。無理そうなら言ってくれよ」
「「・・・・・・うん」」
今ちょっとだけ悩まなかったか、コイツら?
その後、何とか俺の自宅へと着いたら母さんが心配した顔で2人に駆け寄った。
「2人共大丈夫? どんな修行をすればこんな風になるの?」
「ランニングと筋トレをしたらこうなった」
『うんうん』
「・・・・・・え?」
意味がわからないと言いたそうな顔をしている母さんに、道場であった事を話したら納得した様子になった。
「2人共大変だったでしょ? あ、そうだ! ちょうどお風呂を沸いたから入って行かない?」
「え、お風呂ですか」
「そんな、悪いですよ・・・・・・」
「いいのいいの! お風呂は誰が入っても減るもんないんだから、遠慮なく入っちゃって!」
母さんはそう言うと、2人の背中を押してお風呂場へと連れて行った。
『お風呂場にある物の使い方はセリアちゃんが知っているから、教えて貰ってね!』
『は、はい!』
『じゃあセリアちゃん、後はよろしくねぇ~』
『あ、はい! わかりました!』
母さんは脱衣所から戻って来ると俺の元へと来た。
「ねぇねぇ洸夜。改めて聞くけど、2人の修行の様子はどうだった?」
「日頃から運動をしていないせいか、トレーニングで一杯一杯って感じがする」
事実、20回を3セットやる状態起こしの途中でバテていたぐらいだからなぁ。
「そうなんだぁ~・・・・・・しばらくは筋トレをメインでやる感じなの?」
「ああ、しばらくはそんな感じかな」
筋トレをした後に気晴らし程度に剣と弓を教えるのルーティン。
「洸夜のお師匠さんが言っていたけど、1日や2日で成果が出ないものだから、気長にやらないといけないのよね?」
「うん、俺も辛い修行を続けて来た結果が今の強さだからな」
それに声に出して言えないが、由美子さんは2人が遊び感覚で道場に来ていると思われている。だからこのまま勘違いさせたまま修行をさせるか、それとも事情を話して実戦に対応した修行を行なって貰うか悩みどころだ。
「洸夜?」
「どうしたの、そんなに悩んだ顔をして」
「ん? ああ何でもない。とにかく、しばらくの間は筋力トレーニングが中心になると覚えていればいいから」
そう言うとリビングへと向かい、2人が風呂場から出るのをテレビを観ながら待つことにした。
『今日のニュースです。中国に逃げたと思われる 駄爆 無蔵 についてです』
またこのニュースか。アイツはお金を取られて一文無しになっているから、今頃どうしているのか。
『日本政府は駄爆 無蔵の足取りを調べる為、中国当局に連絡を取りましたが中国政府も調べてみるの一点のみで、未だにどうしているのか不明な状態とのことです。
皆さん、このことをどう思いますか?』
『う~ん、中国に被害が出た訳じゃないから無関心って感じがしますね』
『確かにそうかもしれませんね。中国は調べると言ったのですか?』
『はい、それに付いては先程申し上げた通り、中国当局でも調べてみるようです。
どうやら駄爆容疑者は密入国の疑いを掛けられているみたいですから』
『そうだよ。僕達が疑問に思っているところは、彼はどうやって中国へと逃げたのかだよ』
ゲストで招かれた人がそう言うと、ニュースキャスターは資料を何枚か捲り探し出した。
『専門家の方の会見では空港で向かうと足取りが付いてしまうので、恐らくは船で密入国したのではないのかと言うことです』
うん、間違いではない。
『船で密入国? と言うと自家用の船を持っていたってことですか?』
『いいえ、もしかしたら誰かが駄爆の密入国を手助けしたのではないか? と言われています』
『ハァ~、一体誰が彼に協力したのですかね?』
『それに付いては現在調査中とのことです』
高い金を払って中国マフィアの手引きして貰った。何て俺が言っても信じないだろうなぁ。
『たった今こちらに来たニュースなのですが、その駄爆容疑者の息子の無乃が少年院から脱走をしたと来ました』
『えっ!? 少年院を脱走だってぇ!?』
『はい、3日前の夜遅くに少年院を脱走をしたと警察の方から発表がありました。
現在その足取りを調査している模様です』
『ええ~・・・・・・最後に目撃された場所って何処かわかる』
『その場所については発表をしていないので、わかりません』
駅で絡んだ893に拉致られてどっかに連れて行かれた(笑)
『ハァ~・・・・・・親といい子といい、ロクな親子じゃないですね』
『そうですね。テスト摺り替え事件で隠していたことが全て明るみになりましたね。その隠し通していました。こちらその資料です』
虐めの隠ぺいにテストの点数操作。不正入学に脱税にその他諸々がスクリーンに映し出された。
『これを見てると、今までよく隠し通せていたなぁ~。って僕は思いますよ』
『無蔵容疑者の父親は地主でもあり政権にも顔が利く人だったようなので、その伝手を使って黙らせていた可能性があるみたいです』
『ええ~、無蔵の父親はそんなにスゴイ人だったの?』
『本人はもう亡くなって記録には載っていませんが、政治家との交流は多々あったそうです』
へぇ~、ハゲ校長の親ってそうだったんだ。知らなかった。
『早く捕まって欲しいものだね』
『そうですね。一旦CMに入ります』
ニュースキャスターがそう言った後、CMに入った。
ハゲ校長は中国で一文無し、その息子の無乃は893に捕まって何処かに連れて行かれて・・・・・・。
「ホント、あの2人は今どうしているんだ?」
「コウヤに話を聞く限りだと、ロクな人生を歩んでいないと思うよ」
うん、留置所や少年院にいた方がマシだと思う人生を歩んでいるのは間違いなさそうだ。
そんなことを思っていたら、家に着く前の疲れ切った表情とは違い、サッパリとした表情で2人がリビングに入って来た。
「上がったよ、コウヤくん!」
「いやぁ~、お風呂まで貸して頂いて、何てお礼を申し上げたらいいのかぁ~」
「気にしなくていいわよ。はい、アイスクリームをどうぞ」
母さんはそう言いながら2人にアイスクリームを渡す。
「え、何この白いの?」
「あれ? 向こうにはアイスクリームがなかったっけ?」
「こんな食べ物ないわよ」
「あ、そうなんだ。リタやセリアが普通に食べていたから、てっきり向こうの世界にもあるんだと思った」
水族館に行ったときに、2人が あれ食べたい。 と言って奢ったのが切っ掛けである。とか説明している間にルノアはアイスをスプーンで救い上げ、口の中へと頬張ると一瞬で目を見開いた。
「冷たくて美味しい~!!」
「喜んで貰えて何よりよ」
セリアとルノアは美味しそうに食べ進める中、リタが物欲しそうな顔で見つめていたのは気付かなかった。
「「あ、ありがとうございました・・・・・・」」
トレーニングばかりしていた2人は、ヘトヘトな顔をさせながら由美子さんに頭を下げてお礼を言った。
「2人共お疲れ。明日からは自主的に筋力トレーニングに励むようにな」
『無理しない程度にねぇ』
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顔がゲッソリしているから説得力がない。
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まぁ魔力で補助しながら歩くと思うから、倒れる心配をしなくてもいいかもしれない。
「はい。今日はありがとうございました」
「「ありがとう・・・・・・ございました」」
俺達はお礼を言うと道場を後にしたのだが、セリアとルノアが脚をプルプルと震わせているので心配で仕方がなくなる。
産まれたての小鹿か?
『セリア達、大丈夫かなぁ?』
「うん、俺も心配で仕方がない」
「わ、私達は大丈夫だよ」
「そうよ。魔力で補助しているから平気・・・・・・」
そう言っている割には全然平気そうな雰囲気を出していないんだが? しかも歩くペースが遅い。
「父さんか母さんに迎えに来て貰おうかな?」
「そ、そこまでしなくていいよ」
彼女達の意地なのか、睨むような目で俺の顔を見つめて来たのでタジタジになってしまう。
「そ、そうか。無理そうなら言ってくれよ」
「「・・・・・・うん」」
今ちょっとだけ悩まなかったか、コイツら?
その後、何とか俺の自宅へと着いたら母さんが心配した顔で2人に駆け寄った。
「2人共大丈夫? どんな修行をすればこんな風になるの?」
「ランニングと筋トレをしたらこうなった」
『うんうん』
「・・・・・・え?」
意味がわからないと言いたそうな顔をしている母さんに、道場であった事を話したら納得した様子になった。
「2人共大変だったでしょ? あ、そうだ! ちょうどお風呂を沸いたから入って行かない?」
「え、お風呂ですか」
「そんな、悪いですよ・・・・・・」
「いいのいいの! お風呂は誰が入っても減るもんないんだから、遠慮なく入っちゃって!」
母さんはそう言うと、2人の背中を押してお風呂場へと連れて行った。
『お風呂場にある物の使い方はセリアちゃんが知っているから、教えて貰ってね!』
『は、はい!』
『じゃあセリアちゃん、後はよろしくねぇ~』
『あ、はい! わかりました!』
母さんは脱衣所から戻って来ると俺の元へと来た。
「ねぇねぇ洸夜。改めて聞くけど、2人の修行の様子はどうだった?」
「日頃から運動をしていないせいか、トレーニングで一杯一杯って感じがする」
事実、20回を3セットやる状態起こしの途中でバテていたぐらいだからなぁ。
「そうなんだぁ~・・・・・・しばらくは筋トレをメインでやる感じなの?」
「ああ、しばらくはそんな感じかな」
筋トレをした後に気晴らし程度に剣と弓を教えるのルーティン。
「洸夜のお師匠さんが言っていたけど、1日や2日で成果が出ないものだから、気長にやらないといけないのよね?」
「うん、俺も辛い修行を続けて来た結果が今の強さだからな」
それに声に出して言えないが、由美子さんは2人が遊び感覚で道場に来ていると思われている。だからこのまま勘違いさせたまま修行をさせるか、それとも事情を話して実戦に対応した修行を行なって貰うか悩みどころだ。
「洸夜?」
「どうしたの、そんなに悩んだ顔をして」
「ん? ああ何でもない。とにかく、しばらくの間は筋力トレーニングが中心になると覚えていればいいから」
そう言うとリビングへと向かい、2人が風呂場から出るのをテレビを観ながら待つことにした。
『今日のニュースです。中国に逃げたと思われる 駄爆 無蔵 についてです』
またこのニュースか。アイツはお金を取られて一文無しになっているから、今頃どうしているのか。
『日本政府は駄爆 無蔵の足取りを調べる為、中国当局に連絡を取りましたが中国政府も調べてみるの一点のみで、未だにどうしているのか不明な状態とのことです。
皆さん、このことをどう思いますか?』
『う~ん、中国に被害が出た訳じゃないから無関心って感じがしますね』
『確かにそうかもしれませんね。中国は調べると言ったのですか?』
『はい、それに付いては先程申し上げた通り、中国当局でも調べてみるようです。
どうやら駄爆容疑者は密入国の疑いを掛けられているみたいですから』
『そうだよ。僕達が疑問に思っているところは、彼はどうやって中国へと逃げたのかだよ』
ゲストで招かれた人がそう言うと、ニュースキャスターは資料を何枚か捲り探し出した。
『専門家の方の会見では空港で向かうと足取りが付いてしまうので、恐らくは船で密入国したのではないのかと言うことです』
うん、間違いではない。
『船で密入国? と言うと自家用の船を持っていたってことですか?』
『いいえ、もしかしたら誰かが駄爆の密入国を手助けしたのではないか? と言われています』
『ハァ~、一体誰が彼に協力したのですかね?』
『それに付いては現在調査中とのことです』
高い金を払って中国マフィアの手引きして貰った。何て俺が言っても信じないだろうなぁ。
『たった今こちらに来たニュースなのですが、その駄爆容疑者の息子の無乃が少年院から脱走をしたと来ました』
『えっ!? 少年院を脱走だってぇ!?』
『はい、3日前の夜遅くに少年院を脱走をしたと警察の方から発表がありました。
現在その足取りを調査している模様です』
『ええ~・・・・・・最後に目撃された場所って何処かわかる』
『その場所については発表をしていないので、わかりません』
駅で絡んだ893に拉致られてどっかに連れて行かれた(笑)
『ハァ~・・・・・・親といい子といい、ロクな親子じゃないですね』
『そうですね。テスト摺り替え事件で隠していたことが全て明るみになりましたね。その隠し通していました。こちらその資料です』
虐めの隠ぺいにテストの点数操作。不正入学に脱税にその他諸々がスクリーンに映し出された。
『これを見てると、今までよく隠し通せていたなぁ~。って僕は思いますよ』
『無蔵容疑者の父親は地主でもあり政権にも顔が利く人だったようなので、その伝手を使って黙らせていた可能性があるみたいです』
『ええ~、無蔵の父親はそんなにスゴイ人だったの?』
『本人はもう亡くなって記録には載っていませんが、政治家との交流は多々あったそうです』
へぇ~、ハゲ校長の親ってそうだったんだ。知らなかった。
『早く捕まって欲しいものだね』
『そうですね。一旦CMに入ります』
ニュースキャスターがそう言った後、CMに入った。
ハゲ校長は中国で一文無し、その息子の無乃は893に捕まって何処かに連れて行かれて・・・・・・。
「ホント、あの2人は今どうしているんだ?」
「コウヤに話を聞く限りだと、ロクな人生を歩んでいないと思うよ」
うん、留置所や少年院にいた方がマシだと思う人生を歩んでいるのは間違いなさそうだ。
そんなことを思っていたら、家に着く前の疲れ切った表情とは違い、サッパリとした表情で2人がリビングに入って来た。
「上がったよ、コウヤくん!」
「いやぁ~、お風呂まで貸して頂いて、何てお礼を申し上げたらいいのかぁ~」
「気にしなくていいわよ。はい、アイスクリームをどうぞ」
母さんはそう言いながら2人にアイスクリームを渡す。
「え、何この白いの?」
「あれ? 向こうにはアイスクリームがなかったっけ?」
「こんな食べ物ないわよ」
「あ、そうなんだ。リタやセリアが普通に食べていたから、てっきり向こうの世界にもあるんだと思った」
水族館に行ったときに、2人が あれ食べたい。 と言って奢ったのが切っ掛けである。とか説明している間にルノアはアイスをスプーンで救い上げ、口の中へと頬張ると一瞬で目を見開いた。
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