105 / 111
疑われるオルコシ家
しおりを挟む
「う、うぅ~ん・・・・・・」
身体を起こした後に、近くに置いてあるスマホのアラームを止めた。
ある意味、嫌な夢を見たなぁ。
「でも、まさか無乃が漁師になるとは・・・・・・」
「漁師? ムノ? もしかしてまた夢を見たの?」
リタが俺よりも先に起きていたみたいだ。
「ああ、夢見ごごちが悪かったけどな」
「う~ん。夢の内容が気になるけど、お腹減ったし、みんなにも話した方がいいと思うからリビングに行こう」
「そうだな。とりあえず着替えをするから、先にリビングに行っててくれないか?」
「了解!」
リタが部屋から出て行ったのを確認してから服を着替えてリビングへと向かう。
『おはよう。洸夜』
「おはよう」
『リタさんから話を聞いたよ。どんな夢を見たんだい?』
「ああ~、俺が見た夢は・・・・・・」
893に連れて行かれた無乃が漁船に乗っていて、その船の中でこき使われていることを食事をしながら全員に話した。
「なるほどねぇ。用は雑用係として仕事をしているって訳ねぇ」
「ああ。無乃のヤツが泣きながら仕事をこなしていたよ」
しかも少年院を出たことを後悔していたし。
「なんかちょっと可哀想な気がします」
「でも自業自得なんだから、そう思わなくていいんじゃない?」
まぁリタの言う通りだと思う。
『ところで、その漁船って何を取って生計を立てているのかわかる?』
「あっ!?」
そうだ。そこまで気にしていなかった。
「無乃と船員の話に夢中になっていたから、気にしてなかった」
「ああ~、それなら仕方ないな。それに話の流れからして、この国から離れた場所で漁業をしているんじゃないか?」
確かにそうかもしれない。
「それにしても雑用係なんて役職は、可哀想」
『雑用係って、掃除や洗濯だけが仕事じゃないと思うよ』
「そうなんですか?」
『うん。掃除や洗濯とかの他に、船員と同じ仕事をしなきゃいけないからね』
「他の船員と同じ仕事?」
『うん。低地網漁だったら網を引き上げる仕事から魚介類の選別。はえ縄漁だったら仕掛けの準備や後片付けとかね』
それって、まんま漁師の仕事じゃん。
『今の雑用係はそんな感じだからね。大変と言えば大変だよ』
「それに加えて海の上だから、逃げ場がない状況・・・・・・」
「人生詰んだ。としか思えないわよねぇ」
何か少しだけだが無乃に同情を感じてしまったよ。
「まぁ何はともあれ駄爆さんところの息子は、私達に危害を加えられない状況だから、もう襲われる心配しなくていいのよね」
そういうことになるな。
「あ、ハゲ校長の方はどう? 夢見た?」
「あの後から見ていないから、何とも言えない」
俺自身も気になるんだよなぁ。
『今後何か進展があったら、迷わずに話してね』
「わかった」
『もうそろそろ学校に行く時間になるけど、身支度は大丈夫?』
「ああ、大丈夫、昨日全部終わらせたから。セリア、リタ。行こうか」
「うん」
「ガッテン!」
リタとセリアを連れて自室へと戻ると、転移を使いセリアの部屋へと向かう。
『どういうことですかっ!?』
来ていきなり怒声が聞こえて来たので、俺達は驚いてしまった。
「一体何ごとなんだ?」
『ですから、アナタ達にイレイラ王女様誘拐の疑惑が掛けられているので、詳しい事情を・・・・・・』
『誘拐はしておりませんよ。こちらの方で保護をしているだけです』
『その証拠はあるのですか?』
『イレイラ様の護衛の方達に聞けば話を聞けますよ』
話から察するに、どうやらマーガレットさん達がイレイラ王女様を誘拐したと思っているらしい。
「どうしよう。コウヤくん」
「この場で俺達が出て行ったら、余計ややこしくなりそうだから様子を見ていようか」
「・・・・・・うん」
納得がいかない様子を浮かべるセリア。そんな中、ドアが開かれた。
「ッ!?」
セリアの部屋に入って来たのが屋敷で働くメイド達だったので、ホッとした顔になる。
そのメイド達に小声で話し掛ける。
「とりあえず中に入って下さい」
「・・・・・・はい」
向こうも察したのだろう。部屋の中に入るとドアを閉めた。
「それで、どういう状況なんですか?」
「はい。兵士が連絡もなしに屋敷に参りまして、イレイラ王女様を出せ! 誘拐犯め! と言って来たのです」
「・・・・・・はぁ?」
何を言っているんだ。そいつらは。
「お気持ちはわかります。マーガレット様も同じお気持ちを抱いていましたから」
ああ、やっぱそうだよね。
「で、今の状況に至る訳ですね」
「・・・・・・はい。あろうことか、屋敷内にズケズケと入って来たので、マーガレット様はお怒りを抱いております」
「ズケズケと? そんなことをしていいんですか?」
「帝王様の命令でもない限り、そのようなことは言語道断です」
ああ、つまり彼らはやらかしているって訳か。
「なるほどぉ・・・・・・」
このまま硬直しているのはマズイなぁ。
『キミ達、ここで一体何をしているんだい?』
む? この声。聞き覚えがある。
『ユーク副団長! どうしてここに?』
「えっ!? あの人副団長だったのか?」
「ううん。お父様の話だとテロ事件の功績が認められて副団長になったみたいなの」
なるほど。出世したのか。
『どうしても何も、キミ達がここに向かっているのを聞いたから、ここに来たに決まっている。
何で独断で動いているんだ?』
『それは・・・・・・団長にイレイラ王女様がいないか調べるように仰せ付かりましたから』
『そうですよ! もしかしたらここにイレイラ王女様が囚われている可能性があるからと聞いたんで・・・・・・』
囚われているって、俺達は保護をしているだけなのに何でそんな話になっているんだよ。
『そう? 団長は僕にお前達の愚行を止めるよう言われたんだけど?』
『あっ!?』
『そもそも、』
見え透いた嘘を吐くとは、何とまぁダメな連中なんだ。
『とにかく、キミ達の行動は目が余る。大人しく兵舎へ戻って来て貰うよ』
『・・・・・・はい』
彼らの元気がない声の後、足音が遠ざかって行ったので出て行ったと確信する。
「そろそろ出てもよさそうだね」
「うん」
「すみませんが外のようすを見て来て貰えますか?」
「あ、はい」
メイドさんも自分達が確認した方がいいと思ったらしく、部屋を出て確認してくれた。
「大丈夫です。こちらにどうぞ」
「はい」
メイドさん先導の元、屋敷を歩いているとマーガレットさんが反対側から歩いて来た。
「あら、セリアにコウヤさん。それにリタさんも、おはようございます」
「おはようございます。お母様」
「おはようございます」
「おはよう!」
流石のリタもマーガレットさんがピリピリしているのを感じているのか、控えめの挨拶をしたな。
「ここにいたと言うことは、先ほどの会話を聞いていたのですね」
「ええ、まぁ・・・・・・」
「盗み聞きしてしまった件については、怒りを感じていませんよ。それよりも早く学園に行った方がよろしいかと思います」
そう言われたので、スマートフォンの画面を確認した。
「確かにそうですね」
「訳は帰って来てから話します」
「わかりました。それじゃあ2人共、行こうか」
「う、うん。行って来ます。お母様」
「行って来まぁ~す!」
急ぎ気味で邸宅を出て学園へと向かう。
「・・・・・・うん。時間には間に合ったみたいだな」
「間に合うんだったら、そんなに急がなくてもよかったんじゃない?」
うん、本当にそうかもしれなかったな。
学園の敷地に入った瞬間、セリアが警戒をしたようすで周囲を見る。
「どうしたんだ。セリア?」
「またアンリネットさんが何かして来ないか、しっかり見ないと・・・・・・」
そうそう何度も同じようなことはしないと思うんだが。
「お前が コウヤ・ミヤマ だなぁっ?」
「ん?」
後ろを振り向くと、道の向こう側から兵士達がこっちに向かって歩いて来ていた。
何か嫌な予感がするなぁ。
そう思いながら見つめていると、1人の兵士が俺の前に立った。
「何か用ですか?」
「イレイラ王女様は何処だ?」
その言葉を聞いてウンザリした顔になってしまったのは、言うまでもない。
身体を起こした後に、近くに置いてあるスマホのアラームを止めた。
ある意味、嫌な夢を見たなぁ。
「でも、まさか無乃が漁師になるとは・・・・・・」
「漁師? ムノ? もしかしてまた夢を見たの?」
リタが俺よりも先に起きていたみたいだ。
「ああ、夢見ごごちが悪かったけどな」
「う~ん。夢の内容が気になるけど、お腹減ったし、みんなにも話した方がいいと思うからリビングに行こう」
「そうだな。とりあえず着替えをするから、先にリビングに行っててくれないか?」
「了解!」
リタが部屋から出て行ったのを確認してから服を着替えてリビングへと向かう。
『おはよう。洸夜』
「おはよう」
『リタさんから話を聞いたよ。どんな夢を見たんだい?』
「ああ~、俺が見た夢は・・・・・・」
893に連れて行かれた無乃が漁船に乗っていて、その船の中でこき使われていることを食事をしながら全員に話した。
「なるほどねぇ。用は雑用係として仕事をしているって訳ねぇ」
「ああ。無乃のヤツが泣きながら仕事をこなしていたよ」
しかも少年院を出たことを後悔していたし。
「なんかちょっと可哀想な気がします」
「でも自業自得なんだから、そう思わなくていいんじゃない?」
まぁリタの言う通りだと思う。
『ところで、その漁船って何を取って生計を立てているのかわかる?』
「あっ!?」
そうだ。そこまで気にしていなかった。
「無乃と船員の話に夢中になっていたから、気にしてなかった」
「ああ~、それなら仕方ないな。それに話の流れからして、この国から離れた場所で漁業をしているんじゃないか?」
確かにそうかもしれない。
「それにしても雑用係なんて役職は、可哀想」
『雑用係って、掃除や洗濯だけが仕事じゃないと思うよ』
「そうなんですか?」
『うん。掃除や洗濯とかの他に、船員と同じ仕事をしなきゃいけないからね』
「他の船員と同じ仕事?」
『うん。低地網漁だったら網を引き上げる仕事から魚介類の選別。はえ縄漁だったら仕掛けの準備や後片付けとかね』
それって、まんま漁師の仕事じゃん。
『今の雑用係はそんな感じだからね。大変と言えば大変だよ』
「それに加えて海の上だから、逃げ場がない状況・・・・・・」
「人生詰んだ。としか思えないわよねぇ」
何か少しだけだが無乃に同情を感じてしまったよ。
「まぁ何はともあれ駄爆さんところの息子は、私達に危害を加えられない状況だから、もう襲われる心配しなくていいのよね」
そういうことになるな。
「あ、ハゲ校長の方はどう? 夢見た?」
「あの後から見ていないから、何とも言えない」
俺自身も気になるんだよなぁ。
『今後何か進展があったら、迷わずに話してね』
「わかった」
『もうそろそろ学校に行く時間になるけど、身支度は大丈夫?』
「ああ、大丈夫、昨日全部終わらせたから。セリア、リタ。行こうか」
「うん」
「ガッテン!」
リタとセリアを連れて自室へと戻ると、転移を使いセリアの部屋へと向かう。
『どういうことですかっ!?』
来ていきなり怒声が聞こえて来たので、俺達は驚いてしまった。
「一体何ごとなんだ?」
『ですから、アナタ達にイレイラ王女様誘拐の疑惑が掛けられているので、詳しい事情を・・・・・・』
『誘拐はしておりませんよ。こちらの方で保護をしているだけです』
『その証拠はあるのですか?』
『イレイラ様の護衛の方達に聞けば話を聞けますよ』
話から察するに、どうやらマーガレットさん達がイレイラ王女様を誘拐したと思っているらしい。
「どうしよう。コウヤくん」
「この場で俺達が出て行ったら、余計ややこしくなりそうだから様子を見ていようか」
「・・・・・・うん」
納得がいかない様子を浮かべるセリア。そんな中、ドアが開かれた。
「ッ!?」
セリアの部屋に入って来たのが屋敷で働くメイド達だったので、ホッとした顔になる。
そのメイド達に小声で話し掛ける。
「とりあえず中に入って下さい」
「・・・・・・はい」
向こうも察したのだろう。部屋の中に入るとドアを閉めた。
「それで、どういう状況なんですか?」
「はい。兵士が連絡もなしに屋敷に参りまして、イレイラ王女様を出せ! 誘拐犯め! と言って来たのです」
「・・・・・・はぁ?」
何を言っているんだ。そいつらは。
「お気持ちはわかります。マーガレット様も同じお気持ちを抱いていましたから」
ああ、やっぱそうだよね。
「で、今の状況に至る訳ですね」
「・・・・・・はい。あろうことか、屋敷内にズケズケと入って来たので、マーガレット様はお怒りを抱いております」
「ズケズケと? そんなことをしていいんですか?」
「帝王様の命令でもない限り、そのようなことは言語道断です」
ああ、つまり彼らはやらかしているって訳か。
「なるほどぉ・・・・・・」
このまま硬直しているのはマズイなぁ。
『キミ達、ここで一体何をしているんだい?』
む? この声。聞き覚えがある。
『ユーク副団長! どうしてここに?』
「えっ!? あの人副団長だったのか?」
「ううん。お父様の話だとテロ事件の功績が認められて副団長になったみたいなの」
なるほど。出世したのか。
『どうしても何も、キミ達がここに向かっているのを聞いたから、ここに来たに決まっている。
何で独断で動いているんだ?』
『それは・・・・・・団長にイレイラ王女様がいないか調べるように仰せ付かりましたから』
『そうですよ! もしかしたらここにイレイラ王女様が囚われている可能性があるからと聞いたんで・・・・・・』
囚われているって、俺達は保護をしているだけなのに何でそんな話になっているんだよ。
『そう? 団長は僕にお前達の愚行を止めるよう言われたんだけど?』
『あっ!?』
『そもそも、』
見え透いた嘘を吐くとは、何とまぁダメな連中なんだ。
『とにかく、キミ達の行動は目が余る。大人しく兵舎へ戻って来て貰うよ』
『・・・・・・はい』
彼らの元気がない声の後、足音が遠ざかって行ったので出て行ったと確信する。
「そろそろ出てもよさそうだね」
「うん」
「すみませんが外のようすを見て来て貰えますか?」
「あ、はい」
メイドさんも自分達が確認した方がいいと思ったらしく、部屋を出て確認してくれた。
「大丈夫です。こちらにどうぞ」
「はい」
メイドさん先導の元、屋敷を歩いているとマーガレットさんが反対側から歩いて来た。
「あら、セリアにコウヤさん。それにリタさんも、おはようございます」
「おはようございます。お母様」
「おはようございます」
「おはよう!」
流石のリタもマーガレットさんがピリピリしているのを感じているのか、控えめの挨拶をしたな。
「ここにいたと言うことは、先ほどの会話を聞いていたのですね」
「ええ、まぁ・・・・・・」
「盗み聞きしてしまった件については、怒りを感じていませんよ。それよりも早く学園に行った方がよろしいかと思います」
そう言われたので、スマートフォンの画面を確認した。
「確かにそうですね」
「訳は帰って来てから話します」
「わかりました。それじゃあ2人共、行こうか」
「う、うん。行って来ます。お母様」
「行って来まぁ~す!」
急ぎ気味で邸宅を出て学園へと向かう。
「・・・・・・うん。時間には間に合ったみたいだな」
「間に合うんだったら、そんなに急がなくてもよかったんじゃない?」
うん、本当にそうかもしれなかったな。
学園の敷地に入った瞬間、セリアが警戒をしたようすで周囲を見る。
「どうしたんだ。セリア?」
「またアンリネットさんが何かして来ないか、しっかり見ないと・・・・・・」
そうそう何度も同じようなことはしないと思うんだが。
「お前が コウヤ・ミヤマ だなぁっ?」
「ん?」
後ろを振り向くと、道の向こう側から兵士達がこっちに向かって歩いて来ていた。
何か嫌な予感がするなぁ。
そう思いながら見つめていると、1人の兵士が俺の前に立った。
「何か用ですか?」
「イレイラ王女様は何処だ?」
その言葉を聞いてウンザリした顔になってしまったのは、言うまでもない。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
『召喚ニートの異世界草原記』
KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。
ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。
剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。
――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。
面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。
そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。
「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。
昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。
……だから、今度は俺が――。
現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。
少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。
引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。
※こんな物も召喚して欲しいなって
言うのがあればリクエストして下さい。
出せるか分かりませんがやってみます。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる