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あれ? なぜか涙が出てきたぞ。
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えっ!? なんでこの人たちがここに、って先ずはあいさつしないと失礼だよね。
「えぇっと・・・・・・お、おはようございます」
「あの・・・・・・その、この間は本当に申し訳ありませんでしたっ!!」
「ん・・・・・・ぶっ飛ばしてごめんなさい」
二人はリィンに身体を向けて頭を下げながら言ってくる。本当に反省しているみたい。
「そのことについてはリィンは気にしてないから大丈夫だよ。気にしてると言えば・・・・・・」
「「言えば?」」
「こんな体になっちゃったことかな・・・・・・」
お姉ちゃんのワガママのせいで幼女で、弱くて錬金術すらロクに出来ない哀れな子にされてしまった・・・・・・お姉ちゃんを恨んで良いよね? あれ? なぜか涙が出てきたぞ。
「キュゥ~ン」
あぁ、イットウくんが 泣かないで。 って言いたそうな感じで顔を舐めてくれる。癒やされるよぉ~。
「ありがとう、イットウくん」
「コンッ!!」
イットウくんをギューっと抱きしめると頭をナデナデしてあげる。
「なんだろう・・・・・・この光景を見ていると、愛らしいと言うか癒される。いえ、心が満たされるような感じがするわ」
「メディーラ、リィンの故郷の人たちはその感情をこう言う・・・・・・萌え と」
「萌え? この感情が 萌え ですか・・・・・・なるほど、この感情がリーザがよく言っていた萌えと言う感情なのね。いま理解したわ」
「おめでとうメディーラ、たったいまアナタは進化したのよ」
「言っている意味がわからないわ。リーザ」
「それよりもご飯を食べよう・・・・・・朝からなにも食べてないからお腹ペコペコ」
「そうね。セラフィストさん、イスに座って良いかしら?」
「どうぞ、こちらに座って下さい」
セラはそう言いながらリィンとは反対側のイスを引き、メディーラさんたちを座らせる。
「礼を言います」
「ん・・・・・・ありがとう」
二人は自分の顔の前で手を合わせると いただきます。 と言い、セラの作った料理に手を出し始める。
「はむはむ・・・・・・うん、美味しい」
「ほふほふ・・・・・・メディーラに同意」
「メディーラ様、リーザ様、お褒めいただきありがとうございます」
「ん・・・・・・そんなに畏まらなくて良いよ。私たち今日はオフだから」
オフ? 休みってことだよね。
「あれ? お姉ちゃんはお仕事で会社、じゃなかった天界行っちゃったんですけど・・・・・・天界の休日って、もしかしてローテーション制?」
「説明不足だったわね。私たちは有給を出してお休みを貰ったのよ」
「もっと正確に言えば・・・・・・明日ぶっ飛ばしおった張本人に謝罪に行って来い!! ってイズナ様に言われたからきた・・・・・・しかも有給も使わされた」
「へ、へぇー、そうなんですか」
謝罪だけなら有休を使わせる意味がなかったんじゃないの?
「あともう一つ、今日一日の生活サポートしてあげることね。なにか困ったことはない?」
「困ったことですかぁ・・・・・・え~っと」
ここに来て今日で二日目だから、困ったことは? とリィンに問われてもなぁ~。
「食材の確保が難しい状態です。どうすればいいのでしょうか?」
えっ!? セラ?
「・・・・・・ん、それならタブレットのショッピングで買えばいい」
「現在ポイントが少ない状態なので、購入するという方法はあまりやりたくないんです」
「じゃあ・・・・・・食材の種を買って植えればいい・・・・・・食材自体を買うより安く済むし、ここの土地なら種を植えればすぐに実る」
そういえば、昨日解毒草を植えたらすぐに生えたもんね。
「なるほど、リィン様の自宅周辺の近くに村か集落はありますか?」
「ん・・・・・・森を南へ抜ければ道にたどり着く、左を向けば アルデアの街 が見える。そこに行けばいい・・・・・・歩きならおおよそ30分で着く距離・・・・・・他に質問ある?」
「私からの質問はいまの二つだけです。ありがとうございました」
セラはそう言うと女神様たちに敬意示すように深くお辞儀をする。
「そう・・・・・・じゃあ私からの質問」
「なんでしょうか?」
「アナタは・・・・・・街に行ったら、なにするつもりなの?」
「リィン様がお作りなさったポーションを売り、お金にしようと思います」
セラがやろうとしていることがなんとなくわかった気がする。要はリィンが作ったポーションをお金に変えて食料とか日用雑貨とかを買おうとしてるんだね。そうすればポイントを貯められるし、引っ越しするときの資金にもなる。
「なるほど、リィンちゃんが作ったポーションを売るのでしたら冒険者ギルドにしておきなさい」
「承知しました」
この世界に冒険者ギルドがあるのっ! さすがファンタジーっ!! あ! でもさ、ポーションを売るなら冒険者ギルドにした方がいいんだろう?
「あの、メディーラ様」
「ん? なにかしら」
「なんでポーションを冒険者ギルドに売った方がいいんですか? 商会とか道具屋さんとかでも構わないと思いますが、ダメなんですか?」
「あ~・・・・・・なるべくやめといた方がいいですね。めんどくさいことになるかもしれないんで」
「めんどくさいこと? どんなことか教えてください」
「そうね。道具屋さんとかの場合は標準価格より安く買い取ろうとしてくるし、場合によってはせっかく作った物を壊してくることがあるのよ。他の店で取り引き出来ないように粉々にね」
えぇ~、それって器物破損の容疑で訴えられるんじゃないの?
「商会の場合は無理やり二足三文で買い取る上に、月に何個、商会に納品するとか書かれた紙を書かされる可能性があるかもしれないわ。まぁ、それはそれで犯罪なんだけれどもね。やる人はやるのよ」
「街怖い・・・・・・リィン行きたくない」
街に行かずここで平和に過そう。そうしよう。
「セラフィストさんと一緒なら基本的に心配ないわ」
「ムゥ~・・・・・・リィン、セラの迷惑にならない?」
リィン弱いから、戦闘になったらただのお荷物になるしかないじゃん。
「なにを仰っているのですかリィン様、私はリィン様が召喚した守護精霊。アナタの危機に己の命を張らないなんて守護精霊失格です。いついかなる時もアナタ様をお守りします」
「セ、セラァ~・・・・・・」
「リィン様・・・・・・」
セラの優しさに心を打たれてしまったリィンは、潤んだ瞳でセラを見つめていた。
「メディーラ・・・・・・むしろ攫った方がヤバいと思う」
「どうしてかしら?」
「ん・・・・・・スティアお姉様が天界からすっ飛んできて、街を一瞬で壊滅させそう」
いっ、一瞬で壊滅っ!? 冗談で言ってるんだよね?
「あぁ~・・・・・・言われてみればたしかに、そうするかもしれないですね。あのアホお姉様にとってリィンちゃんは一番溺愛してたホムンクルスだからねぇ~」
あぁ、そんなこと言ってたよなぁ、言ってなかったようなぁ。
「まぁ、ともかく。リィンちゃんに手を出さない方がいいってことだから、安心して街に行っても大丈夫わよ」
「いや、大丈夫じゃないと思うよっ!? さっきの話を聞いたら、リィンが歩く核爆弾のように思えてきたよっ!!?」
「大丈夫心配いらない・・・・・・お馬鹿なお姉様なら街と周辺を無差別に吹き飛ばしても、キミだけは無傷でいられるよ」
いやいやいやいやいやっ!! もしそんなことが現実になったら、リィンの罪悪感が半端ないからねっ!!
「メディーラ様、リーザ様、先ほどスティア様のことをアホとかお馬鹿とか言いませんでしたか?」
「「あっ!?」」
そう言えばそんなこと言ってたね。てか、妹さんたちにそう言われるお姉ちゃんって・・・・・・。
「いや! あれはそのぉ・・・・・・ね?」
「・・・・・・聞かなかったことにして、口止め料に加護あげるから」
二人とも弁解し始めたよ。
「いいえ、私の耳にしっかり届いたので無かったことにすることは出来ませんが」
彼女たちが慌てているなか、セラは右手を差し伸べるとこう言い始める。
「同志よ」
「ッ!?」
メディーラさんとリーザさんの二人はイスから勢いよく立ち上がると、差し伸べられた手をなぜか涙目になりながらガッチリと握る。
「「ど、同志ぃ~~~っっっ!!?」」
「え? えええぇぇぇ・・・・・・」
「コ、コンッ?」
リィンとイットウくんにはなにが起こってるのかわからない状態だった。
「えぇっと・・・・・・お、おはようございます」
「あの・・・・・・その、この間は本当に申し訳ありませんでしたっ!!」
「ん・・・・・・ぶっ飛ばしてごめんなさい」
二人はリィンに身体を向けて頭を下げながら言ってくる。本当に反省しているみたい。
「そのことについてはリィンは気にしてないから大丈夫だよ。気にしてると言えば・・・・・・」
「「言えば?」」
「こんな体になっちゃったことかな・・・・・・」
お姉ちゃんのワガママのせいで幼女で、弱くて錬金術すらロクに出来ない哀れな子にされてしまった・・・・・・お姉ちゃんを恨んで良いよね? あれ? なぜか涙が出てきたぞ。
「キュゥ~ン」
あぁ、イットウくんが 泣かないで。 って言いたそうな感じで顔を舐めてくれる。癒やされるよぉ~。
「ありがとう、イットウくん」
「コンッ!!」
イットウくんをギューっと抱きしめると頭をナデナデしてあげる。
「なんだろう・・・・・・この光景を見ていると、愛らしいと言うか癒される。いえ、心が満たされるような感じがするわ」
「メディーラ、リィンの故郷の人たちはその感情をこう言う・・・・・・萌え と」
「萌え? この感情が 萌え ですか・・・・・・なるほど、この感情がリーザがよく言っていた萌えと言う感情なのね。いま理解したわ」
「おめでとうメディーラ、たったいまアナタは進化したのよ」
「言っている意味がわからないわ。リーザ」
「それよりもご飯を食べよう・・・・・・朝からなにも食べてないからお腹ペコペコ」
「そうね。セラフィストさん、イスに座って良いかしら?」
「どうぞ、こちらに座って下さい」
セラはそう言いながらリィンとは反対側のイスを引き、メディーラさんたちを座らせる。
「礼を言います」
「ん・・・・・・ありがとう」
二人は自分の顔の前で手を合わせると いただきます。 と言い、セラの作った料理に手を出し始める。
「はむはむ・・・・・・うん、美味しい」
「ほふほふ・・・・・・メディーラに同意」
「メディーラ様、リーザ様、お褒めいただきありがとうございます」
「ん・・・・・・そんなに畏まらなくて良いよ。私たち今日はオフだから」
オフ? 休みってことだよね。
「あれ? お姉ちゃんはお仕事で会社、じゃなかった天界行っちゃったんですけど・・・・・・天界の休日って、もしかしてローテーション制?」
「説明不足だったわね。私たちは有給を出してお休みを貰ったのよ」
「もっと正確に言えば・・・・・・明日ぶっ飛ばしおった張本人に謝罪に行って来い!! ってイズナ様に言われたからきた・・・・・・しかも有給も使わされた」
「へ、へぇー、そうなんですか」
謝罪だけなら有休を使わせる意味がなかったんじゃないの?
「あともう一つ、今日一日の生活サポートしてあげることね。なにか困ったことはない?」
「困ったことですかぁ・・・・・・え~っと」
ここに来て今日で二日目だから、困ったことは? とリィンに問われてもなぁ~。
「食材の確保が難しい状態です。どうすればいいのでしょうか?」
えっ!? セラ?
「・・・・・・ん、それならタブレットのショッピングで買えばいい」
「現在ポイントが少ない状態なので、購入するという方法はあまりやりたくないんです」
「じゃあ・・・・・・食材の種を買って植えればいい・・・・・・食材自体を買うより安く済むし、ここの土地なら種を植えればすぐに実る」
そういえば、昨日解毒草を植えたらすぐに生えたもんね。
「なるほど、リィン様の自宅周辺の近くに村か集落はありますか?」
「ん・・・・・・森を南へ抜ければ道にたどり着く、左を向けば アルデアの街 が見える。そこに行けばいい・・・・・・歩きならおおよそ30分で着く距離・・・・・・他に質問ある?」
「私からの質問はいまの二つだけです。ありがとうございました」
セラはそう言うと女神様たちに敬意示すように深くお辞儀をする。
「そう・・・・・・じゃあ私からの質問」
「なんでしょうか?」
「アナタは・・・・・・街に行ったら、なにするつもりなの?」
「リィン様がお作りなさったポーションを売り、お金にしようと思います」
セラがやろうとしていることがなんとなくわかった気がする。要はリィンが作ったポーションをお金に変えて食料とか日用雑貨とかを買おうとしてるんだね。そうすればポイントを貯められるし、引っ越しするときの資金にもなる。
「なるほど、リィンちゃんが作ったポーションを売るのでしたら冒険者ギルドにしておきなさい」
「承知しました」
この世界に冒険者ギルドがあるのっ! さすがファンタジーっ!! あ! でもさ、ポーションを売るなら冒険者ギルドにした方がいいんだろう?
「あの、メディーラ様」
「ん? なにかしら」
「なんでポーションを冒険者ギルドに売った方がいいんですか? 商会とか道具屋さんとかでも構わないと思いますが、ダメなんですか?」
「あ~・・・・・・なるべくやめといた方がいいですね。めんどくさいことになるかもしれないんで」
「めんどくさいこと? どんなことか教えてください」
「そうね。道具屋さんとかの場合は標準価格より安く買い取ろうとしてくるし、場合によってはせっかく作った物を壊してくることがあるのよ。他の店で取り引き出来ないように粉々にね」
えぇ~、それって器物破損の容疑で訴えられるんじゃないの?
「商会の場合は無理やり二足三文で買い取る上に、月に何個、商会に納品するとか書かれた紙を書かされる可能性があるかもしれないわ。まぁ、それはそれで犯罪なんだけれどもね。やる人はやるのよ」
「街怖い・・・・・・リィン行きたくない」
街に行かずここで平和に過そう。そうしよう。
「セラフィストさんと一緒なら基本的に心配ないわ」
「ムゥ~・・・・・・リィン、セラの迷惑にならない?」
リィン弱いから、戦闘になったらただのお荷物になるしかないじゃん。
「なにを仰っているのですかリィン様、私はリィン様が召喚した守護精霊。アナタの危機に己の命を張らないなんて守護精霊失格です。いついかなる時もアナタ様をお守りします」
「セ、セラァ~・・・・・・」
「リィン様・・・・・・」
セラの優しさに心を打たれてしまったリィンは、潤んだ瞳でセラを見つめていた。
「メディーラ・・・・・・むしろ攫った方がヤバいと思う」
「どうしてかしら?」
「ん・・・・・・スティアお姉様が天界からすっ飛んできて、街を一瞬で壊滅させそう」
いっ、一瞬で壊滅っ!? 冗談で言ってるんだよね?
「あぁ~・・・・・・言われてみればたしかに、そうするかもしれないですね。あのアホお姉様にとってリィンちゃんは一番溺愛してたホムンクルスだからねぇ~」
あぁ、そんなこと言ってたよなぁ、言ってなかったようなぁ。
「まぁ、ともかく。リィンちゃんに手を出さない方がいいってことだから、安心して街に行っても大丈夫わよ」
「いや、大丈夫じゃないと思うよっ!? さっきの話を聞いたら、リィンが歩く核爆弾のように思えてきたよっ!!?」
「大丈夫心配いらない・・・・・・お馬鹿なお姉様なら街と周辺を無差別に吹き飛ばしても、キミだけは無傷でいられるよ」
いやいやいやいやいやっ!! もしそんなことが現実になったら、リィンの罪悪感が半端ないからねっ!!
「メディーラ様、リーザ様、先ほどスティア様のことをアホとかお馬鹿とか言いませんでしたか?」
「「あっ!?」」
そう言えばそんなこと言ってたね。てか、妹さんたちにそう言われるお姉ちゃんって・・・・・・。
「いや! あれはそのぉ・・・・・・ね?」
「・・・・・・聞かなかったことにして、口止め料に加護あげるから」
二人とも弁解し始めたよ。
「いいえ、私の耳にしっかり届いたので無かったことにすることは出来ませんが」
彼女たちが慌てているなか、セラは右手を差し伸べるとこう言い始める。
「同志よ」
「ッ!?」
メディーラさんとリーザさんの二人はイスから勢いよく立ち上がると、差し伸べられた手をなぜか涙目になりながらガッチリと握る。
「「ど、同志ぃ~~~っっっ!!?」」
「え? えええぇぇぇ・・・・・・」
「コ、コンッ?」
リィンとイットウくんにはなにが起こってるのかわからない状態だった。
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