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10.私たちの普通の一日
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「守護の魔法陣って、上級になると、こんなに大量の魔力を食うんですね……試合が終わるまで、ずっと維持してなくちゃいけないですし。第一回戦なら、少し効果の弱いものにしても大丈夫かな?」
「主殿、むしろ初戦こそ防御に徹するべきだ。必要な魔力は私から引き出せばいい」
「防御に徹するべき、ですか?」
「弱い敵ほど、私ではなく主殿を狙うはずだ」
「……分かりました」
「どうせなら、最上級の反属性魔法陣の組み方を教えよう。試合開始まであと三十分ある。主殿なら覚えられるはずだ」
「う……や、やります!」
ぎり、と歯軋りしたくなるのを堪えて、私は頷いた。
ここ数日、イシルディア殿下による、私への無茶振りがひどい。ぎりぎり禁術に近いような範囲攻撃呪文を教えられてその場で撃たされたり、山ひとつに索敵魔法を掛けさせられたりする。どうにも、遠慮というものが消滅している。
それでも、配慮というものはきちんと存在していて、私が本当にできないことは絶対に口にしてこない。その塩梅が、そこはかとなく恐ろしい。
「殿下に、私の力量が冷静に見極められすぎてて辛い……」
テーブルの上に突っ伏して、私は八つ当たり気味に愚痴った。
向かい合って、梅こぶ茶を啜っていた殿下は、肩を竦めて、ごく平静な口調で言った。
「いやいや、主殿の力量は、常に私の予想を超えてくる。むしろ、私はいつも驚かされているのだがね?」
「……本当ですか?」
「並の召喚士であれば、無理だと思う範疇のことをやらせても、主殿はできてしまうからね。つい、ハードルを上げてしまうのも仕方がない」
「つい、で上げないで下さい」
「そうか。では、熟慮の末に上げたということにしておこう」
「じ、実態が言葉の操作で隠蔽されている……!」
私は唇を尖らせて殿下を睨んだのだが……妙に恥ずかしくなって座り直した。
最近はどんな発言や態度でも、際限なく許されてしまう感がある。だからこそ、たまに加減が分からなくなってしまうのだ。
「……すみません、ちょっとごねてみたかっただけです。真面目にやります」
「いや、このまま主殿とじゃれていても、私は一向に構わないが。その場合、魔法も物理攻撃も全反射する守護魔法陣を私が作っておこう」
「す、すみません、本当に真面目にやります」
私はかっちりと座り直し、殿下が教えてくれる魔法陣の図式を頭に叩き込んだ。重要なシンボルを暗記し、何度も脳内で手順を確認する。
通常、召喚士同士のトーナメントでは、守護の魔法陣を張る必要はない。コロッセウム内では、召喚獣が召喚士を攻撃できないよう、制限をかけられている。
だが、異職種が入り混じる混合トーナメントでは話が別だ。私は戦力としては役に立たないとしても、せめて、自分の身ぐらいは完璧に守り切らなければならない。殿下はそんなことは言わないけれど、でも、私の意地として。
真剣に、口の中で呪文を反芻している私を、殿下はじっと眺めていた。微笑むわけでも、完全に無表情というわけでもない。ただ、見ている。
「……よし、いけそうです」
「さすがは主殿」
以前の彼であれば、もっと心の篭った声で、穏やかな賞賛の目を向けてくれていたはずだ。だが、最近の彼は、視線と同じく、声もどことなく熱が低めだ。
どこを見ていても、結局はここが視線の置き場だとでも言うように、私の上に戻ってくる視線。自然に出てきて、熱を込める必要すら感じていない声。唇の端が軽く上がって、薄い笑みの気配だけが漂う。
「では、もう一回、初戦について、ざっと浚っておくか」
「はい」
トーナメントの待ち時間、私たちはようやく普通に作戦会議をするようになった。
殿下にとっては、負けることの方が難しい。作戦の必要など、感じてもいないだろう。それでも、試合の前は、私がどう対処すべきか、殿下がどう動くか、どんな敵が出てくるか、語り合ってお互いに認識を摺り合わせる。
必要もないのに、なぜやるのかと言えば、ただ、楽しいからだ。
「ああ、もう時間か。早いものだな」
控室の扉が開くのを見て、殿下がぽつりと呟いた。
私は頷いた。しかし、実際には、私たちの待ち時間は、トーナメントに出れば出るほど長く引き延ばされているのだ。散々待った挙句、一戦だけして帰ることもある。もはやラスボスのような扱いだ。
「今日の試合方式は、かなり楽しみです」
「そうか? 私より、主殿のほうが、戦闘狂になりつつあるようだな」
「最強召喚獣がいるので。慢心もしちゃいますよね」
「なるほど。では、主殿がますます慢心するよう努めるとしよう」
「はい」
私は笑った。殿下も少しだけ笑う。
軽口を叩きながら、暗い通路を辿り、明るい戦場へ出ていく。
耳をつんざく歓声。眩い陽光。レフェリーのアナウンス。馴染み始めた、コロッセウムの乾いた空気。
周囲をぐるりと見渡してから、殿下を見上げた。手を伸ばす。重なり合った手のひらを契約の光が貫き、殿下の濃厚で重たい魔力が、奔流となって私の中に流れ込んできた。慣れているのに、やはり、その密度の高さにくらりとする。
はっと息をつく私を、殿下の目が無言で見ている。
しばらくして、
「いけるかね、主殿?」
「はい」
私は顔を上げ、彼に向かって笑い掛けた。
殿下は笑っていない。その目は鏡のように凪いでいて、どんな感情も読み取れない。
だが、私に軽く頷き返した。
試合の始まりだ。
「ハーハッハッハッハ! ようやく僕の前に現れたな! この天才から逃げ回っているのかと思っていたぞ! 大量の観衆の面前で、今日こそ決着を付けてくれよう!」
「……なるほど」
高笑いする対戦相手を見つめながら、殿下が口の中で呟く。
私はつま先立って、彼の耳に向かって囁いた。
「初めて、いかにも敵! って感じの人が出てきましたね。なんだかんだ言って、これまで、殿下相手に闘志を燃やす人っていなかったですもんね」
「ああ。少し驚いた」
「そこ! 僕を無視しない! 今日だって、お前がなかなか出てこないから、連戦してここまで勝ち抜いてきたんだぞ! 終生のライバルに対して、申し訳ないと思わないのか」
「ライバル? 殿下のお知り合いだったんですか」
「名前は知っているが、会話を交した記憶はないな」
「うっ……いいからそこ、いつまでもくっついて話すな! 泣くぞ!」
「あっ、す、すみません」
私は頭を下げて、殿下から一歩離れた。
自称ライバルなのに、完全に無視されて泣きそうになっている相手が、なんだか気の毒になってきたからだ。
だが、イシルディア殿下の眉間には、くっきり深い皺が刻まれた。
「……ふむ。誰だったかな? データは見たはずだが、やはり思い出せないな。どのみち、泡沫のような人間だろう。そんな泡沫男が、私の主殿に難癖をつけると? 首から上は要らないのかな?」
……ああ、これは、マズイ。
思うのだが、最近のイシルディア殿下は、少々性格が変わっている。
(いや、ひょっとしたら、こっちが素なの?)
とにかく、軌道修正は、主である私の仕事だ。
言いたいことがあると伝えるべく、私は殿下の手をぎゅっと握り締めた。
「殿下。あちらの言うとおり、観衆の面前です。殿下はやはり、寛容で穏やかな方でいらっしゃると、皆に言われたいです。主の私としては」
「寛容で穏やか?」
「はい」
「分かった」
殿下の大きな手が伸びて、私の頭を優しく撫で始めた。なでなで。なでなで。
(あっ、久しぶりだ)
主従の絆を確認してからというもの、私を主らしく扱うためか、子供に対するような態度は少なくなっていたのだ。
久しぶりに撫でられるのは気持ちいい。殿下の手のひらは分厚くて大きくて、少し硬いけれどあったかい。
ほわっと幸せに浸って──
「お、お前ら……何をしている、何を!」
(ま、間違った──!!!)
軌道修正に失敗した。
大失敗である。
「くっ、主失格……!」
「主殿、何を言っている?」
「神聖な試合の真っ最中だぞ!」
カオスである。
初っ端から高笑いで場の空気を持って行っていた相手に、正論を吐かれているのは納得がいかないが、確かに今は彼の言うとおりだ。
「た、戦いましょう、殿下」
「分かった。ご要望どおり、あの泡沫男を一瞬で血祭りに上げよう」
そういうことではなかった気がするが。
私は遠い目をして……成り行きに任せることにした。
「主殿、むしろ初戦こそ防御に徹するべきだ。必要な魔力は私から引き出せばいい」
「防御に徹するべき、ですか?」
「弱い敵ほど、私ではなく主殿を狙うはずだ」
「……分かりました」
「どうせなら、最上級の反属性魔法陣の組み方を教えよう。試合開始まであと三十分ある。主殿なら覚えられるはずだ」
「う……や、やります!」
ぎり、と歯軋りしたくなるのを堪えて、私は頷いた。
ここ数日、イシルディア殿下による、私への無茶振りがひどい。ぎりぎり禁術に近いような範囲攻撃呪文を教えられてその場で撃たされたり、山ひとつに索敵魔法を掛けさせられたりする。どうにも、遠慮というものが消滅している。
それでも、配慮というものはきちんと存在していて、私が本当にできないことは絶対に口にしてこない。その塩梅が、そこはかとなく恐ろしい。
「殿下に、私の力量が冷静に見極められすぎてて辛い……」
テーブルの上に突っ伏して、私は八つ当たり気味に愚痴った。
向かい合って、梅こぶ茶を啜っていた殿下は、肩を竦めて、ごく平静な口調で言った。
「いやいや、主殿の力量は、常に私の予想を超えてくる。むしろ、私はいつも驚かされているのだがね?」
「……本当ですか?」
「並の召喚士であれば、無理だと思う範疇のことをやらせても、主殿はできてしまうからね。つい、ハードルを上げてしまうのも仕方がない」
「つい、で上げないで下さい」
「そうか。では、熟慮の末に上げたということにしておこう」
「じ、実態が言葉の操作で隠蔽されている……!」
私は唇を尖らせて殿下を睨んだのだが……妙に恥ずかしくなって座り直した。
最近はどんな発言や態度でも、際限なく許されてしまう感がある。だからこそ、たまに加減が分からなくなってしまうのだ。
「……すみません、ちょっとごねてみたかっただけです。真面目にやります」
「いや、このまま主殿とじゃれていても、私は一向に構わないが。その場合、魔法も物理攻撃も全反射する守護魔法陣を私が作っておこう」
「す、すみません、本当に真面目にやります」
私はかっちりと座り直し、殿下が教えてくれる魔法陣の図式を頭に叩き込んだ。重要なシンボルを暗記し、何度も脳内で手順を確認する。
通常、召喚士同士のトーナメントでは、守護の魔法陣を張る必要はない。コロッセウム内では、召喚獣が召喚士を攻撃できないよう、制限をかけられている。
だが、異職種が入り混じる混合トーナメントでは話が別だ。私は戦力としては役に立たないとしても、せめて、自分の身ぐらいは完璧に守り切らなければならない。殿下はそんなことは言わないけれど、でも、私の意地として。
真剣に、口の中で呪文を反芻している私を、殿下はじっと眺めていた。微笑むわけでも、完全に無表情というわけでもない。ただ、見ている。
「……よし、いけそうです」
「さすがは主殿」
以前の彼であれば、もっと心の篭った声で、穏やかな賞賛の目を向けてくれていたはずだ。だが、最近の彼は、視線と同じく、声もどことなく熱が低めだ。
どこを見ていても、結局はここが視線の置き場だとでも言うように、私の上に戻ってくる視線。自然に出てきて、熱を込める必要すら感じていない声。唇の端が軽く上がって、薄い笑みの気配だけが漂う。
「では、もう一回、初戦について、ざっと浚っておくか」
「はい」
トーナメントの待ち時間、私たちはようやく普通に作戦会議をするようになった。
殿下にとっては、負けることの方が難しい。作戦の必要など、感じてもいないだろう。それでも、試合の前は、私がどう対処すべきか、殿下がどう動くか、どんな敵が出てくるか、語り合ってお互いに認識を摺り合わせる。
必要もないのに、なぜやるのかと言えば、ただ、楽しいからだ。
「ああ、もう時間か。早いものだな」
控室の扉が開くのを見て、殿下がぽつりと呟いた。
私は頷いた。しかし、実際には、私たちの待ち時間は、トーナメントに出れば出るほど長く引き延ばされているのだ。散々待った挙句、一戦だけして帰ることもある。もはやラスボスのような扱いだ。
「今日の試合方式は、かなり楽しみです」
「そうか? 私より、主殿のほうが、戦闘狂になりつつあるようだな」
「最強召喚獣がいるので。慢心もしちゃいますよね」
「なるほど。では、主殿がますます慢心するよう努めるとしよう」
「はい」
私は笑った。殿下も少しだけ笑う。
軽口を叩きながら、暗い通路を辿り、明るい戦場へ出ていく。
耳をつんざく歓声。眩い陽光。レフェリーのアナウンス。馴染み始めた、コロッセウムの乾いた空気。
周囲をぐるりと見渡してから、殿下を見上げた。手を伸ばす。重なり合った手のひらを契約の光が貫き、殿下の濃厚で重たい魔力が、奔流となって私の中に流れ込んできた。慣れているのに、やはり、その密度の高さにくらりとする。
はっと息をつく私を、殿下の目が無言で見ている。
しばらくして、
「いけるかね、主殿?」
「はい」
私は顔を上げ、彼に向かって笑い掛けた。
殿下は笑っていない。その目は鏡のように凪いでいて、どんな感情も読み取れない。
だが、私に軽く頷き返した。
試合の始まりだ。
「ハーハッハッハッハ! ようやく僕の前に現れたな! この天才から逃げ回っているのかと思っていたぞ! 大量の観衆の面前で、今日こそ決着を付けてくれよう!」
「……なるほど」
高笑いする対戦相手を見つめながら、殿下が口の中で呟く。
私はつま先立って、彼の耳に向かって囁いた。
「初めて、いかにも敵! って感じの人が出てきましたね。なんだかんだ言って、これまで、殿下相手に闘志を燃やす人っていなかったですもんね」
「ああ。少し驚いた」
「そこ! 僕を無視しない! 今日だって、お前がなかなか出てこないから、連戦してここまで勝ち抜いてきたんだぞ! 終生のライバルに対して、申し訳ないと思わないのか」
「ライバル? 殿下のお知り合いだったんですか」
「名前は知っているが、会話を交した記憶はないな」
「うっ……いいからそこ、いつまでもくっついて話すな! 泣くぞ!」
「あっ、す、すみません」
私は頭を下げて、殿下から一歩離れた。
自称ライバルなのに、完全に無視されて泣きそうになっている相手が、なんだか気の毒になってきたからだ。
だが、イシルディア殿下の眉間には、くっきり深い皺が刻まれた。
「……ふむ。誰だったかな? データは見たはずだが、やはり思い出せないな。どのみち、泡沫のような人間だろう。そんな泡沫男が、私の主殿に難癖をつけると? 首から上は要らないのかな?」
……ああ、これは、マズイ。
思うのだが、最近のイシルディア殿下は、少々性格が変わっている。
(いや、ひょっとしたら、こっちが素なの?)
とにかく、軌道修正は、主である私の仕事だ。
言いたいことがあると伝えるべく、私は殿下の手をぎゅっと握り締めた。
「殿下。あちらの言うとおり、観衆の面前です。殿下はやはり、寛容で穏やかな方でいらっしゃると、皆に言われたいです。主の私としては」
「寛容で穏やか?」
「はい」
「分かった」
殿下の大きな手が伸びて、私の頭を優しく撫で始めた。なでなで。なでなで。
(あっ、久しぶりだ)
主従の絆を確認してからというもの、私を主らしく扱うためか、子供に対するような態度は少なくなっていたのだ。
久しぶりに撫でられるのは気持ちいい。殿下の手のひらは分厚くて大きくて、少し硬いけれどあったかい。
ほわっと幸せに浸って──
「お、お前ら……何をしている、何を!」
(ま、間違った──!!!)
軌道修正に失敗した。
大失敗である。
「くっ、主失格……!」
「主殿、何を言っている?」
「神聖な試合の真っ最中だぞ!」
カオスである。
初っ端から高笑いで場の空気を持って行っていた相手に、正論を吐かれているのは納得がいかないが、確かに今は彼の言うとおりだ。
「た、戦いましょう、殿下」
「分かった。ご要望どおり、あの泡沫男を一瞬で血祭りに上げよう」
そういうことではなかった気がするが。
私は遠い目をして……成り行きに任せることにした。
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