カミセン~神養成専門学校~

鶴山葵土

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21.問6「科学技術」2

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「なるほど、実によい意見だと思います」

Mr.クロウは満足しているように見える。
彼が言う通り、これは授業であり、今は意見をぶつけ合う時間だ。
その後も科学技術肯定の意見と反対の意見がぶつかりあったが、科学技術は必要という意見の方が若干優勢に感じられた。
そして、いつもの時間がやってくる。

「それではそろそろ時間ですね。では、いつものようにまとめに入ることにしましょう」

まとめの時間がやってきた。

「科学技術は不要だと考える生徒は挙手をお願いします」

真一は挙手しなかったが、2名の生徒が挙手した。

「ではいつも通り、私が指を鳴らして残っていた方が正解です」

パチンとMr.クロウが指を鳴らす。
科学技術は不要と考えた2名の生徒が姿を消した。
真一はこの授業でも生き残ることができたのだ。

「これで8名の生徒が残りました。皆さんは神の考えをきちんと理解されている方々です。8名も残ることができるとは考えていませんでした。実に素晴らしいことです」

Mr.クロウが生き残った8名を褒めたたえた。

「これにて一次試験は終了です。みなさんは一次試験の合格者です。一時試験突破おめでとう」

「そして、これより二次試験のはじまりです」

こうして8名が一次試験を突破し、二次試験を迎える。
神になるためには更に厳しい試験を乗り越えなければならない。
しかし、この厳しい試験を乗り越えた先に、理想ともいえる神が誕生するのかもしれない。
今の神は2000年以上も昔の考えで凝り固まった存在だ。
その考えが現在の生命を支えてきたことは間違いない。
しかし、その考えは古く、今の時代に合うものとはいえない。
大切なことは2000年以上もの考えを吸収し、それを基にこれからの世界に合わせて理を生み出したり、調整していく柔軟な考えを持つことなのかもしれない。

その力を身に着けるため、Mr.クロウと生き残った8名の生徒は今日も授業を続ける。
彼らの中から新たな神が生まれた時、世界は大きく変わるのかもしれない。
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