伝説の勇者が二人も現れるなんて聞いてません!

鶴山葵土

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6.復讐ショー開演!(5)

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処刑台から飛ぶと、最も近くで処刑を観覧していた国民の頭を鷲掴みする。

「な、なにをするんだ。や、やめてくれ!」

「うっせーなー。てめぇ、さっき早く俺を処刑しろって騒いでたよな。」

「き、ききき、君の勘違いだ。わ、私はそんなこと言っ・・・」

言い訳を遮るように、首にかぶりつくシンヤ。
バキっと首の骨が折れる音が鳴り響き、シンヤに捕まった男はあっという間に絶命した。

「や、やばい。こいつはやばすぎる。に、逃げろー!」

国民たちが慌てて逃げ出す。

「そうはさせないよ。」

オーマの瞳が光りを放ち、その場にいた国民全員の足元が地面へと沈み始める。

「君たちは僕の大事な従者の食糧なんだ。一人だって逃がしやしないよ。」

「さっすが、オーマ。恩に着る。これで心置きなくゆっくりとこいつらを喰らうことができるよ。」

「なぁに、大したことじゃない。従者の面倒を見ることは主の大事な仕事だからね。」

尻尾をゆらゆら揺らし、得意げな表情を見せるオーマ。

「さぁ、シンヤ。仕事をしてもらうよ。君にしてもらう仕事は、この場にいる国民すべてを喰らうことだ。」

「あぁ、分かってるよ。作戦通り、国民みんな喰ってやるよ。国王、てめぇは最後だ。お前が締めのデザートなんだからよ。楽しみにしてるぜ。」

そう言って絶命している男にかぶり付き、異常な速さで血肉を喰らってゆく。
その食欲はすさまじく、まるで猛獣の群れに放り込まれた肉塊が喰われてゆくようだった。
あっという間にシンヤの餌食となり、残されたのは骨だけだった。
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