伝説の勇者が二人も現れるなんて聞いてません!

鶴山葵土

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7.シンヤの進化(2)

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「シンヤ、僕の目を見るんだ。そして、君が理想とする強くなった姿をイメージするんだ。」

「強くなった姿をイメージ。禍々しくて、周りの奴らを恐怖させる姿。オレにとっての最強の姿。」

「イメージできたみたいだね。それじゃあ始めるよ。」

オーマの足元に魔法陣が浮かび上がる。
魔法陣から黒い触手が伸び、シンヤをグルグルと包み込んでいく。
完全に触手がシンヤを包み込み、真っ黒い卵が出来上がった。

「さぁ、進化の卵は完成した。」

オーマが右の前足を上げる。
そこにバチバチと黒く光るエネルギーが集まっていく。

「さぁ、進化の時だ、シンヤ。その姿を見せてくれ。」

集まったエネルギーを卵へと放射するオーマ

エネルギーを受けた卵にヒビが入る。
ヒビは徐々に大きくなっていき、やがて卵全体にヒビがいきわたる。
その瞬間、ボコッとシンヤの右腕が卵から飛び出た。
そこから一気に卵の殻がはじけ飛ぶ。

シンヤの姿が露わとなる。
禍々しくて、周りの人々を恐怖させる姿へと進化したシンヤ。

そのシンヤを見たオーマは・・・、絶句した。
シンヤから目を離すオーマ。

「どうした、オーマ?」

すると

「ぷっ、ふふふ。くふふふふ。あぁっはっはっはー。」

腹を抱えて転げまわるオーマ。

「どうしたんだよ、オーマ。」

「どうしたもこうしたもないよ、シンヤ。ふふふっ。自分の姿をみればわかるよ」

オーマの尾が丸い輪を作ると鏡が出来上がった。
そこに映ったのは、バニーガールの恰好をしたシンヤの姿であった。
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