伝説の勇者が二人も現れるなんて聞いてません!

鶴山葵土

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10.二人の勇者の結末(5)

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「そういうことさ。君たちの世界は法律というルールで縛られている。どんな理由があろうと復讐の許されないルールに。だから僕はこの世界を創り出し、君たちをこの世界へ召喚した。ユウスケ、君にシンヤへ復讐する機会を与える為に」

「そん・・な・・。く・・、苦しい」

「その苦しみを永遠に味わい続けること。それが僕から君へのプレゼントだ」

オーマの足元に魔法陣が光を放つと、聖剣で貫かれたシンヤもろとも城が海へと沈んでいく。

「こんどは永遠に続く窒息の苦しみを与えてあげるよ、シンヤ。そして、これでサヨナラだ。永遠に続く苦しみを味わうがいい」

「た、助け・・・、がぼぼ」

溺れながら海へ沈んでいくシンヤを見届けるオーマ。

「さあ、これで僕の復讐計画は終わりだ。この世界は直に終わりを迎える。世界が消える。ユウスケ、君は元の世界に帰るんだ」

「オーマ、お前は来ないのか」

「僕はこの世界を生み出す力を得るため猫又になった。でも、この世界を生み出し、ここまで維持してきたことですべての力を使い果たしてしまった。猫又としての力が尽きるとき僕の命も尽きる。だから、ここでサヨナラだよ。ユウスケ」

ユウスケの足元に魔法陣が現れ光を放つと、ユウスケの身体が徐々に薄くなっていく。

「オーマ、ありがとう。オレに復讐の機会を与えてくれて。お前には感謝してるよ」

そう言い残すと、ユウスケの身体は完全に消えた。

「ユウスケ、僕も君とおばあさんには感謝しているよ」

空にヒビが入り始める。
ヒビはどんどん広がり、世界が崩れ落ちていく。
オーマは満足げな顔をして、崩れ落ちていく世界を眺めている。
やがてヒビは世界中へと広がり、世界は粉々に砕け散った。

現実世界へと戻ったユウスケ。
復讐の機会を与えてくれたオーマへの感謝の気持ちを胸に、異世界召喚前と変わらない学生生活を取り戻していた。
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感想 2

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みんなの感想(2件)

野良豆らっこ

異世界召喚&ダークファンタジー&復讐劇は大好物です
シンヤの方が活躍するのは楽しいのですが、序盤の印象が悪すぎて応援しきれないところがなんとも。でも最後はシンヤが勝つってのもそれはそれで珍しいのでアリかもと思ってみたり
もっとお気に入りの追加があってもいいと思うんですけど

自分も路線は違うんですが、復讐劇っぽいのを書いてるんですが、お気に入りとか少ないのでよかったらちょこっと読んでもらえるとうれしいです

解除
花雨
2021.08.11 花雨

作品全てお気に入りしときますね(^^)

解除

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