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6.働きアリの小さな一歩(1)
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これから女性と初めてメッセージのやり取りをすると思うと、ナオトの心臓はドクンドクンと大きく鼓動した。
電車に乗っている間、、電車から降りて家へと歩いている途中、コンビニで夕食を選んでいるときも、自然とマッチングしてくれた女性のことが思い浮かんでしまう。
そして、その度に胸が高鳴った。
こんな感じを経験するのは久しぶりだった。
そう、今となっては苦い思い出でしかなくなった、中学三年生のときに経験した初恋のとき以来だった。
家に到着すると、コンビニで購入してきた惣菜で手早く夕食を済ませる。
実家暮らしを続けるナオトはこれ以上両親の負担にならないようにと、夕食は自分で用意するようにしていた。
食事が済み、後片付けを終えるとスマホを手にして自室へと向かう。
自室に入ると、ベッドに腰かけマッチングアプリを起動する。
ついに女性へとメッセージを送るときがきたのだ。
アプリが起動するとナオトは、女性へのメッセージ入力画面を表示させる。
どんなメッセージを送るか、その内容はもう決めていた。
「初めまして、YUKAさん。naoです。初めてマッチングが成立したのでどんなメッセージを送ればいいか戸惑っていますが、YUKAさんがマッチングしてくれたことにとても喜んでいます。宜しくお願いします」
ありきたりなメッセージではあるが、ナオトにとっては考えに考え抜いた結果のメッセージだった。
恋愛経験のないナオトには、女性の興味を引けるようなメッセージなど考えつかなかった。
変な小技に頼らず、真っすぐに自分をアピールしようと決めたのだ。
そして、ナオトは入力したメッセージをYUKAへ送信した。
ついにナオトは一歩を踏み出すことができた。
人並みに恋愛を経験してきた人からすれば、本当に小さな一歩にすぎないだろう。
しかし、女性と縁のない人生を送ってきたナオトにとって、この一歩はとても大きなものだった。
電車に乗っている間、、電車から降りて家へと歩いている途中、コンビニで夕食を選んでいるときも、自然とマッチングしてくれた女性のことが思い浮かんでしまう。
そして、その度に胸が高鳴った。
こんな感じを経験するのは久しぶりだった。
そう、今となっては苦い思い出でしかなくなった、中学三年生のときに経験した初恋のとき以来だった。
家に到着すると、コンビニで購入してきた惣菜で手早く夕食を済ませる。
実家暮らしを続けるナオトはこれ以上両親の負担にならないようにと、夕食は自分で用意するようにしていた。
食事が済み、後片付けを終えるとスマホを手にして自室へと向かう。
自室に入ると、ベッドに腰かけマッチングアプリを起動する。
ついに女性へとメッセージを送るときがきたのだ。
アプリが起動するとナオトは、女性へのメッセージ入力画面を表示させる。
どんなメッセージを送るか、その内容はもう決めていた。
「初めまして、YUKAさん。naoです。初めてマッチングが成立したのでどんなメッセージを送ればいいか戸惑っていますが、YUKAさんがマッチングしてくれたことにとても喜んでいます。宜しくお願いします」
ありきたりなメッセージではあるが、ナオトにとっては考えに考え抜いた結果のメッセージだった。
恋愛経験のないナオトには、女性の興味を引けるようなメッセージなど考えつかなかった。
変な小技に頼らず、真っすぐに自分をアピールしようと決めたのだ。
そして、ナオトは入力したメッセージをYUKAへ送信した。
ついにナオトは一歩を踏み出すことができた。
人並みに恋愛を経験してきた人からすれば、本当に小さな一歩にすぎないだろう。
しかし、女性と縁のない人生を送ってきたナオトにとって、この一歩はとても大きなものだった。
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