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6.働きアリの小さな一歩(2)
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メッセージを送信し終わってから、メッセージの内容は本当にこれでよかったのかと不安がよぎる。
もっとフレンドリーな感じの方がよかったんじゃないか、などと考えてしまう。
女性と話す機会がなかったナオトには、どう女性に話しかけたらいいのかがわからない。
ようやく連絡を取りあうことができるようになったのだ。初メッセージで嫌われたくはなかった。
ふとした瞬間、もしかしたら今この時、YUKAさんがメッセージを読んでくれているかもしれない。
そう考えると常にスマホが気になってしまう。
就寝時間になり寝ようとするが、やはり返事がくるのではと気になってしまい中々寝付くことができない。
結局、この日にメッセージが届くことはなかった。
そして翌日の朝を迎える。
珍しく目覚ましが鳴る前に目が覚めたナオト。
二度寝するには10分という時間は中途半端なので、眠たい目をこすりながら起床する。
昨夜は中々寝付けなかった上、いつもよりも早起きしてしまったことで完全な寝不足であった。
スマホを見るが、YUKAからのメッセージはまだ届いていなかった。
残念に思いつつも、少しホッとしてしまうのだった。
いつも通り出社したナオトだったが、寝不足の影響で集中力は続かず、午前中の仕事は捗らなかった。
昼休憩になると、昼食を手早く済ませてデスクに突っ伏すナオト。
午後の仕事に向け、仮眠をとるのだった。
同僚からすると、ナオトのこんな姿は珍しく映っただろう。
その日の夕方のことだ。
デスク上に置いておいたスマホが震え、とある通知を告げた。
その通知は、マッチングアプリでメッセージの受信があったことを告げるものだった。
ついにYUKAからの返事が届いたのだ。
しかし、ナオトは今すぐメッセージを読みたい気持ちを抑え、デスクに向かい仕事に集中する。
午前中は仕事が捗らず、昼食の時間は仮眠に充ててしまった。
仕事の遅れとしてはたった半日分、翌日には十分取り返すことができる。
だがナオトの勤める企業は、そんな少しの遅れすらも許さない厳しい会社であった。
結局、この日は定時を3時間ほど過ぎて仕事を片付けた。
仕事が片付いたことを上司に告げ、これでようやく帰れる。
もちろん残業代などつかない、いわゆるサービス残業というやつだ。
というより、入社してから一度も残業代というものをもらったことがない。
もっとフレンドリーな感じの方がよかったんじゃないか、などと考えてしまう。
女性と話す機会がなかったナオトには、どう女性に話しかけたらいいのかがわからない。
ようやく連絡を取りあうことができるようになったのだ。初メッセージで嫌われたくはなかった。
ふとした瞬間、もしかしたら今この時、YUKAさんがメッセージを読んでくれているかもしれない。
そう考えると常にスマホが気になってしまう。
就寝時間になり寝ようとするが、やはり返事がくるのではと気になってしまい中々寝付くことができない。
結局、この日にメッセージが届くことはなかった。
そして翌日の朝を迎える。
珍しく目覚ましが鳴る前に目が覚めたナオト。
二度寝するには10分という時間は中途半端なので、眠たい目をこすりながら起床する。
昨夜は中々寝付けなかった上、いつもよりも早起きしてしまったことで完全な寝不足であった。
スマホを見るが、YUKAからのメッセージはまだ届いていなかった。
残念に思いつつも、少しホッとしてしまうのだった。
いつも通り出社したナオトだったが、寝不足の影響で集中力は続かず、午前中の仕事は捗らなかった。
昼休憩になると、昼食を手早く済ませてデスクに突っ伏すナオト。
午後の仕事に向け、仮眠をとるのだった。
同僚からすると、ナオトのこんな姿は珍しく映っただろう。
その日の夕方のことだ。
デスク上に置いておいたスマホが震え、とある通知を告げた。
その通知は、マッチングアプリでメッセージの受信があったことを告げるものだった。
ついにYUKAからの返事が届いたのだ。
しかし、ナオトは今すぐメッセージを読みたい気持ちを抑え、デスクに向かい仕事に集中する。
午前中は仕事が捗らず、昼食の時間は仮眠に充ててしまった。
仕事の遅れとしてはたった半日分、翌日には十分取り返すことができる。
だがナオトの勤める企業は、そんな少しの遅れすらも許さない厳しい会社であった。
結局、この日は定時を3時間ほど過ぎて仕事を片付けた。
仕事が片付いたことを上司に告げ、これでようやく帰れる。
もちろん残業代などつかない、いわゆるサービス残業というやつだ。
というより、入社してから一度も残業代というものをもらったことがない。
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