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6.働きアリの小さな一歩(4)
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「YUKAです。こちらこそ宜しくお願いします。私もどんなメッセージを送ったらいいか戸惑っています」
YUKAから届いたメッセージを目にして、ナオトはホッとした。
手違いでマッチングしてしまった、そんな謝罪のメッセージなのではという心配も、このメッセージを見て吹き飛んでいった。
マッチングしてくれたのは手違いでは無かったのだ。
安堵の気持ちはやがて、嬉しいという気持ちへと変わってゆく。
誰にも相手にされることのなかったこの六カ月、本当に長かった。
そんな中、ついに自分と連絡をとってくれる女性が現れた。嬉しくないはずがない。
しかし、このまま嬉しさを噛みしめているだけでは何も変わらない。
ここから話を広げ、自分に興味を持ってもらえなければ意味がない。
ナオトはあくまで、YUKAと連絡を取り合うことができるようになっただけにすぎない。
婚活としては、会うということが次のステップなのだ。
会ってもらえないことには先に進まない。
これから進展があるかどうかは、これからのやり取り次第なのだ。
最近マッチングアプリを利用した犯罪が増えている、先日そんなニュースを目にした。
会ってみようといきなり言っても相手から了承を得られるはずなど無い。警戒されるのがオチだ。
YUKAのプロフィールにも、きちんとメッセージをやり取りしてから会うことを希望しているとされていた。
まずはきちんとメッセージをやり取りして、自分にもっと興味をもってい、会ってもいいと思ってもらわなければならない。
無難であるが、まずは共通の話題になりそうな映画の話題をしてみようとナオトは考えた。
悩んだ末、次のメッセージの内容を決めた。
「こんばんは、YUKAさん。返信が夜分遅くになってしまって、すいません。YUKAさんは映画がお好きなんですね。レンタル派ではありますが、僕も映画好きですよ。お気に入りは色々ありますが、特に好きな作品は『ハンリーぺーターと魔法学校』シリーズです。YUKAさんはどんな映画がお好きですか」
メッセージを打ち込みYUKAに送信すると、時間は23:30をまわっていた。
返事は明日になるだろうし、明日も仕事だ。
ナオトはシャワーを浴び、就寝するのだった。
YUKAから届いたメッセージを目にして、ナオトはホッとした。
手違いでマッチングしてしまった、そんな謝罪のメッセージなのではという心配も、このメッセージを見て吹き飛んでいった。
マッチングしてくれたのは手違いでは無かったのだ。
安堵の気持ちはやがて、嬉しいという気持ちへと変わってゆく。
誰にも相手にされることのなかったこの六カ月、本当に長かった。
そんな中、ついに自分と連絡をとってくれる女性が現れた。嬉しくないはずがない。
しかし、このまま嬉しさを噛みしめているだけでは何も変わらない。
ここから話を広げ、自分に興味を持ってもらえなければ意味がない。
ナオトはあくまで、YUKAと連絡を取り合うことができるようになっただけにすぎない。
婚活としては、会うということが次のステップなのだ。
会ってもらえないことには先に進まない。
これから進展があるかどうかは、これからのやり取り次第なのだ。
最近マッチングアプリを利用した犯罪が増えている、先日そんなニュースを目にした。
会ってみようといきなり言っても相手から了承を得られるはずなど無い。警戒されるのがオチだ。
YUKAのプロフィールにも、きちんとメッセージをやり取りしてから会うことを希望しているとされていた。
まずはきちんとメッセージをやり取りして、自分にもっと興味をもってい、会ってもいいと思ってもらわなければならない。
無難であるが、まずは共通の話題になりそうな映画の話題をしてみようとナオトは考えた。
悩んだ末、次のメッセージの内容を決めた。
「こんばんは、YUKAさん。返信が夜分遅くになってしまって、すいません。YUKAさんは映画がお好きなんですね。レンタル派ではありますが、僕も映画好きですよ。お気に入りは色々ありますが、特に好きな作品は『ハンリーぺーターと魔法学校』シリーズです。YUKAさんはどんな映画がお好きですか」
メッセージを打ち込みYUKAに送信すると、時間は23:30をまわっていた。
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