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6.働きアリの小さな一歩(7)
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YUKAとのやり取りはあっけなく終わりを迎えた。
初めて味わうまともな失恋により、ナオトは失意のどん底にいた。
しかし、そんな気落ちしている状況でも、仕事は待ってはくれない。
いつもと変わらない仕事漬けの毎日に追われる毎日を送っていた。
ナオトにとって今の仕事はとても好きと呼べるものではなかった。
仕事で気を紛らわせようというつもりはなかったが、仕事に追われることで悲しいという気持ちが少し和らいでいるということにナオトも気づいていた。
もし自分が好きなことを仕事にできていたなら、がむしゃらに仕事に夢中になっていたかもしれない。
YUKAとのやり取りが終わってからというもの、マッチングアプリにログインすることも無くなっていた。
自分には女性と付き合うことが難しいということを改めて痛感してしまった。
ナオトには女性からモテるような容姿もステータスもない。
だからこそナオトが行動を起こさなければ、何も始まらない。
もちろんナオト自身、そのことは痛いほどよくわかっていた。
だが、初めて経験する失恋の痛手は、ナオトを臆病にさせるのには十分なものであった。
何も行動を起こせないまま、YUKAに振られてから二カ月が経過した。
初めて味わうまともな失恋により、ナオトは失意のどん底にいた。
しかし、そんな気落ちしている状況でも、仕事は待ってはくれない。
いつもと変わらない仕事漬けの毎日に追われる毎日を送っていた。
ナオトにとって今の仕事はとても好きと呼べるものではなかった。
仕事で気を紛らわせようというつもりはなかったが、仕事に追われることで悲しいという気持ちが少し和らいでいるということにナオトも気づいていた。
もし自分が好きなことを仕事にできていたなら、がむしゃらに仕事に夢中になっていたかもしれない。
YUKAとのやり取りが終わってからというもの、マッチングアプリにログインすることも無くなっていた。
自分には女性と付き合うことが難しいということを改めて痛感してしまった。
ナオトには女性からモテるような容姿もステータスもない。
だからこそナオトが行動を起こさなければ、何も始まらない。
もちろんナオト自身、そのことは痛いほどよくわかっていた。
だが、初めて経験する失恋の痛手は、ナオトを臆病にさせるのには十分なものであった。
何も行動を起こせないまま、YUKAに振られてから二カ月が経過した。
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