ブラック企業

自宅へ直撃

一か月の休職が終わり、なぜか給与が届いた。
多分休業手当というものなのだろう。
そして休職の延長を申し出ると、改めて手続きに出てこいという。
診察中でも、自分がわからないうちに出てくる涙をどうしようもなく
出ていけるはずがないと断る。 

そして次の日
電話が鳴った。 
事務方のトップ。
出ていけないというとわかりました、ら郵送しますと言われた。
よかっと思っていると学園長から電話が入る。 
監査があるから早めに書類が欲しくて持ってきたと。
自宅へ突撃だ。
こんなことするトップ画どこにいるのかと思うが、ここに居た。
そしてこんな職場だからこんな病気になり、こんな風に引きこもっているのだと改めて思う。
恐怖しかない。 
くしゃくしゃの髪にシャツ一枚の私。 
出られるわけがない。
すみません、すみませんと謝り、書類を置いて帰ってもらった。
そして出してみたならば、ただの休職の届けと有給休暇と届け
これって監査とか毎月あるんかいなと思うようなもの。
それをPCで宛名を作っていると夫が機嫌が悪くなる。
見事なくらいに。 
私が言った解雇という言葉に凍りつき
頭おかしいと言われて旦那と喧嘩になる。
ごめんごめんごめんなさいと平謝りするが、旦那は許してくれない。
本当に地獄絵図。

又取りに来ると学園長が言っていたので、速達で送るよう準備して郵便局へ出かけた。 
帰ってくると自室に引きこもってた旦那が鬼のように冷たい目で私をみて、持っていた持病の薬を廊下まで持っていき、又戻ってリビングで水とともにのみくだす。 
一緒の空気すら、吸いたくないという感じに、やってしまった感は強い…でも、弱ってる時にトラウマになってる相手にホームに乗り込まれそうになった恐怖も考えて欲しい…いや、無理なのか
そう思い、平謝りするも通じない。
離婚の危機でもあるかもしれないと神経に触らないよう二階の自室に引きこもる決意をする。
明日の朝は彼は私を見ずに出かけられるだろう。
地獄絵図、地獄絵図。

子どもが帰ってくるも、外に出ると見張られているようで挙動不審に車を走らせる私…
家が特定され、たまに学園長は彼見にくるんだろう。
ロックオンだ。