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目覚めたら異世界3
しおりを挟むアリスは中腰になると、 俺の顔をニコニコと微笑んで見つめていた。
「ほら~! 無理しないのっ」
さっと俺の手を取ると、 ゆっくりと立ち上がらせてくれる。 なんて良い娘なんだ!
いや…… まじ情けないわ俺。
「ありがとうアリスさん…… 」
俺は素直に差し出されたアリスの手を掴み立ち上がった。
「うっ! あぁぁっ……!? 」
アリスは俺の手を握りながら突然プルプルと震えだしていた。
「か、 身体がぁ…… 熱いょ…… はうっ…… 」
直ぐにアリスの表情は熱を帯び高揚して行くと、 脚の痙攣が激しさをまして体勢を崩してしまう。
俺はアリスが倒れない様に、 身体をとっさに支え何とか倒れるのをギリギリで受け止めていた。
「おっ、おい! どうした大丈夫か! 」
「あぁぁ…… だ、 だめぇっ……いやぁぁぁッ! 」
アリスの痙攣は止まらず細い身体がビックッと、 1度跳ね上がると徐々に震えは収まっていく……
地面へとゆっくりと横に寝かしたアリスの下半身部分が、 一気に湿気を帯びジワ~と、 スカートへとシミを広げて行く……
アリスはその後も何度か痙攣を繰り返したかと思うと、 寝そべる地面へと液体が広がっていた。
「お、 おい…… だ、大丈夫か」
「アリスさん!! 」
「アリスぅ~! 」
いったい彼女に何が起きてるんだよ!
それにこの匂い…… なんだか頭がおかしくなりそうだ。
俺の周囲はなんとも言えない甘い匂いに包まれていた。
不謹慎だが…… 今すぐアリスをむちゃくちゃにしてしまいたい。 や、やばい…… こんな状況なのに俺おかしくなっちゃったのか?
「たぶん…… 発情…… 」
「そんなっ!ま、 まさか…… どういう事ですかリムさん! 」
アリスへと膝枕をしながらもリムは静かに頷くと、 ポツリと喋り始めた。
「症状…… 発情にそっくり…… 」
ササラは形の良い胸を押し上げる様に、 腕を組み何か考え事をしている風に思えた。
「なるほど…… 確かにそう考えれば私の症状も一致しますね…… 」
ふとササラの視線が俺を見つめている事に俺は気がついた。 な、なんだ?
「しかたありません場所を移しますよ! このままだとじきに警護隊が来ると思いますから。 」
そう言うとササラは何かを囁き始めた
「転移、 マイルーム! 」
次の瞬間俺の見ていた景色が嘘の様に切り替わっていた……
「え、えぇっ! うそだろ…… しゅ、 瞬間移動!? 」
俺は状況を理解出来ずに、 その場へ思わずヘタリ込んでしまった。
「俺。夢でも見てるのかな…… 」
ササラとリムはそんな俺をまじまじと見つめていた。
「貴方は転移アイテムをしらないんですか…… いったい何処の出身なんですか?」
「何処って…… 日本に決まってるじゃないか? 俺が外国人やハーフに見えるか? 」
俺の言葉にササラとリムは驚いた表情のまま固まっていた、 なんか変な事言ったかな……
な、何の沈黙だよ。
リムは暫くジッと俺を見つめると、 少し頷き口を開いていく。
「日本…… たぶん……異世界? 貴方は男……? 」
「はは…… 異世界? ここは言ったい何処なんだ? それにどう見ても俺は男だろ…… 」
ササラは驚きの表情で、 何かを言おうと身を乗り出していた。
「ほ…… 本当に男なんですか! 私初めて見ました! 」
「おいおい何の冗談だ? 男なんてその辺にゴロゴロいるだろ」
リムは首をゆっくりと横へと振ると、 淡々と答えるのだった。
「この世界…… リベルタには男…… 少ない。現在リベルタには10人いるだけ……。 リベルタは10の勢力に分かれて…… 全ての国は男の王が…… 治めている…… 」
「え…… ここってマジで異世界なの? それに男10人ってお前らの親は? 」
ササラは俺の言葉に興奮気味に喋り始めていた。
「私達ホムンクルスは女として生を受けます、 此処では皆親はいないんですよ!
ここリベルタにおいて、 男とは神です。
私達ホムンクルスに力を与えてくれる偉大な存在なんです! 」
ホムンクルス? 人工生命とかなんかだっけ?
親がいない? いやいや、 どう見ても人間だろ…… いやっ!むしろ3人共テレビに出てるアイドルなんか比にならないぐらい可愛いと思う。 この可愛いさは確かに日本人にはない可愛さだよ。
ササラやリムは俺を崇める様に真っ直ぐな視線を向けていた。
え……
俺って話が本当なら、 神様?
これは現実なのか……
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