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目覚めたら異世界8
しおりを挟むなるほどなるほど、 今見えているステータスの様な物は、 俺の固有スキルの可能性があると言う事になる。
レベルが表記されていない事を考えれば、ササラが言うように、 ゲームの様なキャラクターレベルと言う概念は存在しないと言う事だろうか。
それならば気になるのが、 潜在能力のSS + と言う表記だ。 恐らくササラの潜在的能力の高さだと思うのだが、 何にせよ最大ランクがわからない。
仮に良くあるゲームを仮定すれば、 SS + はかなり良いランクだと思ってしまう、 例えば下から、D. C. B. A. S. SS. SS +. SSS みたいな感じとか……
もしかすると、 全てのランクに + が存在する可能性もある。 なんにせよササラはかなりの潜在能力があるって事で間違い無いと思う。
一応リムやアリスでも検証させて頂くとしようかな。
「わかった…… それと質問なんだが。 この世界の王は昔から10人だったのか? 」
ササラはすぐに頷く
「はい、 300年と少し前に10人の王に領地が分担されたと聞いています。 その以前は争いが起きていたという書記は残っていません。
実際は、 300年以前の歴史に関する書物が残されていないんです…… 」
意味深だな…… これは後々調べないといけない気がする。 300年前に10人の王は既に存在していたはずだ。
しかし、 俺が11人目の王となればかなり面倒な事に巻き込まれるのは回避できそうも無いよな。
今はあまり表立って動かない方が間違い無く良いだろう。
それよりも…… 問題は俺に恩恵を与える力があるかだよな?
仮にも男としてこのリベルタに来てしまったんだ、 今後の事を考えれば明確にしておかなければならない事だ。
「なあ…… ササラ。 レッドネームになるってそんなに凄い事なのか…… レッドネームになれば殺し合いに巻き込まれるし、 その中にはもしかすると顔見知りだっているかもしれないんだろ? 」
ササラはしっかりした口調で俺に言った。
「それでも! それでも…… 私達ホムンクルスはレッドネームとして生きるのが望みなんです。
レッドネームとして新たに命を授けて下さった人に…… その人の為に命をかけて恩返しをする、 それがこの世界での理ですから」
この世界では当たり前の事……
そう言われれば俺は何も言えないよな。
昨日ササラと出会ったばかりだが、 一緒に居て彼女の気持ちが少し分かった気がする。
この世界では寿命25年と定められた人生なんだよな…… 此処では俺みたいに、 のうのうと人生を生きて来た奴には理解出来ない考え方もあるって事なんだ。
当たり前だよな……
「そうだよな…… この世界ではそれが正しい選択なんだよな? 」
俺はしっかりとササラを見つめ言葉を繋いでいく。
「ササラ! 俺のレッドネームになってくれっ! まだ会ったばかりだけどさ…… なんか他の場所でササラが傷付くのは見たくない!
俺に恩恵を与える力があるかはわからないけど、 もし可能性があるのなら俺のレッドネームになってくれないか…… 」
ササラは一瞬驚きの表情を見せると、直ぐに表情を引き締め何かを決断したように思えた。
「私を…… レッドネームにして下さるのですか?
今は養成所に通う身でまだまだ未熟者ですが、 それでも…… もし、 レッドネームにして頂けるなら、 私の命ある限りお側に居させて下さい! 」
ササラは片膝を地につけ頭を下げていく……
俺には分からないが、 俺の世界で言う騎士道精神みたいな感じなのだろう。
「ササラ、 これは俺からのお願いなんだ。
俺はきっとこの世界では異例の存在になると思う。
他の王達と争う可能性も高くなる…… それでも出来るのなら、 俺の側でまだまだいろんな事を教えて欲しいんだよ。
俺に出来る恩返しはササラをレッドネームにする事…… 俺には情けないが、 他に誰も頼る人がいないんだ……その…… 情けないが、 俺を助けてくれないかな…… 」
ササラは俺の言葉を聞き終るとスッと立ち上がり、 迷いのない凛とした表情で俺に言ってくれたんだ……
「私で良ければ命ある限り御使いいたします! 」
俺は頷くとササラへと手を差し出した、 ササラの手は少し震えていた。 それでもササラはしっかりと俺の手を握りしめたんだ。
「あ……うぅ…… 力が…… う…… 上手く入りませんっ……う…… 」
力が入らずに立っていられなくなったササラは、 力無く膝から崩れて行く……
俺はササラを優しく受け止めると体を優しく引き寄せていく。
「大丈夫か…… 」
ササラは力無く頷くも、 思うように力が入らず小刻みに体を震わせる。
「うぅっ……ぁッ……! 」
自分の体の変化に堪らず声を上げてしまう。
「も、もう…… だ…… ッダメっ…… ですっ!あぁっッ……ッ…… はぅ…… 」
ササラの体は数回小刻みにビクつくと、俺の腕の中でグッタリと体の力が抜けていた。
ササラが履いていた、 ホルス学園のスカートから見える雪の様に白い太腿にかけて滴る雫が床へと滴り落ちていく……
瞬間、 俺の理性を吹き飛ばすような魔性の香りが、 俺の思考を一瞬にして吹き飛ばしていくと、 俺は今まで感じた事のない衝動に支配されていくのだった。
俺の手は自然にササラの胸元に滑り込んでいた……
「あうぅ…… 私…… おかしく…… なっちゃ……う……ッ…… 」
ササラは昂揚した表情で真っ直ぐな視線を俺へと向ける。 荒い吐息のまま俺の顔を強引に両手で引き寄せるのだった……
「ハァ…… ハァ…… もっと触れて下さいッ……あッ…… ぅ……。
もっと…… 私を見て…… くださ……ッ……!?」
俺の顔を強引に引き寄せ懇願するササラの口の中へと俺の舌を乱暴に捻込んで行く。
「んんっ……うッ…… もっとッ! ください……ハァハァ……もっとほしいっ……んですっ! 」
貪るようにササラは俺の唾液を吸い取る様に、俺へと求めてくる……
室内には怪しくも艶かしい音が響いていた……
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