ふれていたい、永遠に

たっこ

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幸せな時間✦side秋人✦5 ※

「んん、……んっ」
「……全部……入った」

 ささやかれた言葉に、俺は思わず繋いでいた手をほどいて蓮の首に抱きついた。
 目の前にチカチカ星が飛んで、全身に電流が走る。息が……うまくできない。

「あ、秋さん、大丈夫?」

 蓮の手が優しく肩をさすってくれて、俺はやっと呼吸を取り戻した。

「……あ……れんのが……中で、ドクドク……してる……」
「……あ、秋さんっ」
「あー、……やべぇ、どうしよ。……すげぇ幸せ……」

 天にも上る気持ちってこんな感じだろうか。本気でそう思った。
 「俺も幸せ……」と、まるで喉の奥から絞り出したような切ない蓮の声に、もう涙が抑えられなかった。
 
「……あ、秋さんっ、痛い? つらい?」

 顔を上げた蓮が心配そうに俺を見て、涙を吸い取るように目尻にキスをする。

「泣いてるし……ずっと震えてる……」

 肩をゆっくりとさすってくれる、蓮の手が優しい。

「痛くねぇよ……。お前と……繋がれて、幸せで……震えが止まんねぇだけ……」

 そう言うと、俺の中の蓮がドクンと脈打った。
 
「……あ、また……おっきくなっ……た……?」
「あ、秋さん……あんまりそういうこと、言わないでっ」
「……だって、俺の中で蓮を感じるって……すげぇ嬉しくて……。本当に……繋がってんだなって……」
「……うん。本当に繋がって、ちゃんと一つになってる」

 ちゃんと、一つに……。

「ニコイチだな」
「ニコイチだね」

 声がそろって二人で笑った。


「蓮……もう動いて」
「…………っ」
「もっと蓮を感じたい……」

 心配そうな瞳で、蓮が俺の頬にふれた。

「……痛くない?」
「全然、痛くねぇって。大丈夫」

 俺の中の蓮はもうずっとドクドクいっていて、本当ならすぐにでも動きたいはずなのに、ずっと俺の心配ばかり。
 すごい大事にされてる。本当に幸せだ……。

「好きだよ……蓮。もっとお前が……ほしい……」
「……あ、秋さんっ。も……俺、本当は全然余裕なくて……優しくできないかも……」
「うん、大丈夫だから……きて」
「……秋さん……っ、動く、ね……」

 余裕ないと言ったくせにやっぱり動きはゆっくり優しくて、すごい蓮らしいなと笑みがこぼれた。

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