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18 やっぱり敦司は頼りになるっ!
「敦司ぃ」
始業前、敦司のデスクまで行って俺はしゃがみ込んだ。
敦司を見上げて目いっぱい助けてって顔を向ける。
「…………おお、リリーどうした? なんか困ってんのか?」
突然、敦司の実家にいる猫のリリーの名前が出てくる。なんで?
「リリー? 頼みごとがあるならちゃんと言わなきゃわかんないぞー? にゃーって言ってみな?」
ああ、そういうことか。にゃーって言わないと助けないって言ってるんだ。
そんなのいくらでも言ってやる。めっちゃ可愛い子猫の声だってやったことあるもん。
「ミャァー……」
「ん? なんだって?」
「ミャァァー……」
「うんうん、そうか。またしょうもない男のせいで悩んでるんだな。昼に聞いてやるからいい子で待ってな」
「……しょうもなくないもん」
「ん? なんだって?」
「ミ、ミャン……」
「うんうん、リリーはいい子だな」
敦司め……。絶対問題解決してもらうからなっ!
「…………はぁ。またなにを言い出すんだよ……」
敦司はため息をつきながら、A定食のトンカツに箸をつけた。
「頼むよぉ。どーしても他にセフレがいるって証拠を捏造したいの。なんかないかな?」
「……お前さ。何度も言うけど、ここどこだと思ってんだ?」
「社食」
「……即答できるくらいにはわかってたか」
「ねー本当に。なんかないかなぁ……」
俺は全然食欲がなくて、B定食のレバニラ炒めを箸でつつく。
冬磨はあれから『前が慣れてないから変な力が入ってんだな』と勝手に納得してしまった。だから目をつぶるんだろうと。
もう、いつまでも慣れてないからって理由は使えない。
「なんだよ。ずいぶん必死だな。さては嘘がバレそうなんだろ」
「うう……敦司ぃ……」
図星を突かれて、たぶん俺はいま相当情けない顔をしてるだろう。
俺は敦司に、かいつまんで事情を説明した。
目を見ればわかる、という冬磨の言葉が怖くて目を開けられないこと。目を閉じてたらしらけると言われたこと。だから、目を見られても大丈夫なくらい、ちゃんと他にもセフレがいるって証拠が必要なこと。
涙目になって訳を話した。
「だってさぁ……。最中に演技なんてできないんだもん……」
「最中って……また……。ここ社食だからな? 誰が聞いてるかわかんねぇんだぞ?」
「誰も俺のことなんて興味ないって」
「そういう問題じゃねぇだろ。内容がやばいんだよ内容がっ」
敦司は心配性なんだよな。
そもそも俺は、ゲイバレはそんなに怖くない。
わざわざ言うつもりもないけれど、もし彼氏ができれば手を繋いでデートしたいし、将来だってパートナーシップ制度を利用してちゃんとしたいって夢もある。……いや、あったんだ。
冬磨を好きになって、その夢は全部あきらめた。
俺は冬磨に切られるギリギリまで、ずっと冬磨のそばにいる。
それが俺の今の新しい夢だ。
「お前さ。演劇部でいつもどんな役やってた?」
「え? なに突然。どんなって……んー? だいたいいつも振られる二番手の役? とか、いい人ね、みたいな害のない役?」
懐かしい。
俺は主役の器じゃないから脇役ばっかりだったけれど、これでも演技力は部内で一位二位を争うくらいの実力だった。
劇団に入って続けようかと迷うくらいには。
いまでもまだ役者の夢を引きずる程度には。
「……うん、まあ悪く言えばそれな。じゃなくてさ。いつもみんなから愛される役ばっかだったじゃん?」
「えー? そうだった? それ盛りすぎだって」
「なんも盛ってねぇし」
「まぁ、そうだとしても、それは役の話ね」
うん、たしかに愛される役だったかも。どの役も好きだったなぁ。
「会社でも、お前ってそんな感じだからな?」
「そんな感じって?」
「愛されキャラ」
「…………ええ? ないよそれは」
髪を染めたとき、周りから『可愛いー!』といじられたけれど、その後 はただの日常が続いてる。毎日仕事の会話ばかりで、特に何もない一日を過ごしている。
「今日さ、課長の東京土産配られたろ?」
「うん、ピヨコ饅頭ね」
「お前何個もらった?」
「二個」
「俺は一個だ」
「……あ、俺最後のほうだからじゃない? 余ったからどうぞ的な」
「いいや。俺は知ってるっ。お前はいつもみんなより多いっ」
「たまたまだってー」
「じゃあ教えてやる。普通、お土産の菓子は一人一個だ」
「…………ええ? 二個が普通だろ? 今日はたまたまみんな一個で、余ったぶんが俺んとこ来たんだって」
敦司が真顔になって、はぁ、とため息をついた。
ええ? じゃあいつも俺だけ多くもらってるってこと?
いやでも、やっぱり俺の席が最後のほうだからだよ。
「あ、星川さんもレバニラ定食ですか?」
「ん?」
頭の上から声が降ってきて見上げると、春に入った新人の男の子が、空の皿が乗ったトレーを手に立っていた。
「え、伊藤もう食べ終わったの? ちゃんと噛んでる? 早食いは身体に悪いよ?」
「ちゃんと噛んでますよ。星川さんが遅いんです」
「え、あー……確かにそうかも」
今日は本当に食欲ないし、ずっと敦司と話ばかりしていた。
「あ、これ食後の口直しにどうぞ。レバニラはやばいので」
「あ、ガム? 気がきくじゃーん、サンキュー」
「あ、佐藤さんもよければ」
「……おう、あんがと」
後輩がいなくなると、敦司が俺を見て、またため息をついた。
「……愛されキャラめ」
「まだ言ってる」
こんなの普通なのに。
「あー……そんなことよりなんか証拠だよ……。一緒に考えてよ敦司ぃ……」
「そんなの、キスマークでもどっかにつければいいじゃん」
敦司がとんでもないことを言い出した。まるで簡単だろ、とでも言いたげに。
「はぁ? そんなの誰につけてもらえっていうのさ……」
「自分で付けられるだろ?」
と、敦司が自分の肩口に顔を近づけて見せる。
「ほら、肩なら届くじゃん」
言われて俺もやってみた。
「うおおっ! えっすごいっ! 自分でつけられるっ!」
「お前、声でかいって」
こんなこと全然思いつかなかった。やっぱり敦司は頼りになるっ!
「敦司ぃ! サンキュー!」
キスマークがあれば、もし目を見られたとしてもきっと大丈夫だ。
他にセフレがちゃんといるってわかれば、気持ちだだ漏れの目で見つめたって、最中だけなんだからきっと大丈夫。
キスマークを付ければ、これからは冬磨の顔を見ながらできるんだ。
どんな顔で俺を抱いてるのか、ずっと見てみたかった。
これでまた一つ夢が叶う。
あまりに嬉しくて鼻の奥がツンとした。
「敦司……泣いていい?」
「は? なんで泣く?」
「いいよね? 冬磨の前では泣けないから、今まとめて泣いていいよね?」
「……ハンカチは?」
「忘れた」
「…………ほれ」
敦司がタオルハンカチをずいっと俺の顔の前に差し出した。
「……ありがと。……まだ使ってないやつ?」
「使ってねぇよっ」
俺は泣き笑いをしながらハンカチで顔を覆った。
始業前、敦司のデスクまで行って俺はしゃがみ込んだ。
敦司を見上げて目いっぱい助けてって顔を向ける。
「…………おお、リリーどうした? なんか困ってんのか?」
突然、敦司の実家にいる猫のリリーの名前が出てくる。なんで?
「リリー? 頼みごとがあるならちゃんと言わなきゃわかんないぞー? にゃーって言ってみな?」
ああ、そういうことか。にゃーって言わないと助けないって言ってるんだ。
そんなのいくらでも言ってやる。めっちゃ可愛い子猫の声だってやったことあるもん。
「ミャァー……」
「ん? なんだって?」
「ミャァァー……」
「うんうん、そうか。またしょうもない男のせいで悩んでるんだな。昼に聞いてやるからいい子で待ってな」
「……しょうもなくないもん」
「ん? なんだって?」
「ミ、ミャン……」
「うんうん、リリーはいい子だな」
敦司め……。絶対問題解決してもらうからなっ!
「…………はぁ。またなにを言い出すんだよ……」
敦司はため息をつきながら、A定食のトンカツに箸をつけた。
「頼むよぉ。どーしても他にセフレがいるって証拠を捏造したいの。なんかないかな?」
「……お前さ。何度も言うけど、ここどこだと思ってんだ?」
「社食」
「……即答できるくらいにはわかってたか」
「ねー本当に。なんかないかなぁ……」
俺は全然食欲がなくて、B定食のレバニラ炒めを箸でつつく。
冬磨はあれから『前が慣れてないから変な力が入ってんだな』と勝手に納得してしまった。だから目をつぶるんだろうと。
もう、いつまでも慣れてないからって理由は使えない。
「なんだよ。ずいぶん必死だな。さては嘘がバレそうなんだろ」
「うう……敦司ぃ……」
図星を突かれて、たぶん俺はいま相当情けない顔をしてるだろう。
俺は敦司に、かいつまんで事情を説明した。
目を見ればわかる、という冬磨の言葉が怖くて目を開けられないこと。目を閉じてたらしらけると言われたこと。だから、目を見られても大丈夫なくらい、ちゃんと他にもセフレがいるって証拠が必要なこと。
涙目になって訳を話した。
「だってさぁ……。最中に演技なんてできないんだもん……」
「最中って……また……。ここ社食だからな? 誰が聞いてるかわかんねぇんだぞ?」
「誰も俺のことなんて興味ないって」
「そういう問題じゃねぇだろ。内容がやばいんだよ内容がっ」
敦司は心配性なんだよな。
そもそも俺は、ゲイバレはそんなに怖くない。
わざわざ言うつもりもないけれど、もし彼氏ができれば手を繋いでデートしたいし、将来だってパートナーシップ制度を利用してちゃんとしたいって夢もある。……いや、あったんだ。
冬磨を好きになって、その夢は全部あきらめた。
俺は冬磨に切られるギリギリまで、ずっと冬磨のそばにいる。
それが俺の今の新しい夢だ。
「お前さ。演劇部でいつもどんな役やってた?」
「え? なに突然。どんなって……んー? だいたいいつも振られる二番手の役? とか、いい人ね、みたいな害のない役?」
懐かしい。
俺は主役の器じゃないから脇役ばっかりだったけれど、これでも演技力は部内で一位二位を争うくらいの実力だった。
劇団に入って続けようかと迷うくらいには。
いまでもまだ役者の夢を引きずる程度には。
「……うん、まあ悪く言えばそれな。じゃなくてさ。いつもみんなから愛される役ばっかだったじゃん?」
「えー? そうだった? それ盛りすぎだって」
「なんも盛ってねぇし」
「まぁ、そうだとしても、それは役の話ね」
うん、たしかに愛される役だったかも。どの役も好きだったなぁ。
「会社でも、お前ってそんな感じだからな?」
「そんな感じって?」
「愛されキャラ」
「…………ええ? ないよそれは」
髪を染めたとき、周りから『可愛いー!』といじられたけれど、その後 はただの日常が続いてる。毎日仕事の会話ばかりで、特に何もない一日を過ごしている。
「今日さ、課長の東京土産配られたろ?」
「うん、ピヨコ饅頭ね」
「お前何個もらった?」
「二個」
「俺は一個だ」
「……あ、俺最後のほうだからじゃない? 余ったからどうぞ的な」
「いいや。俺は知ってるっ。お前はいつもみんなより多いっ」
「たまたまだってー」
「じゃあ教えてやる。普通、お土産の菓子は一人一個だ」
「…………ええ? 二個が普通だろ? 今日はたまたまみんな一個で、余ったぶんが俺んとこ来たんだって」
敦司が真顔になって、はぁ、とため息をついた。
ええ? じゃあいつも俺だけ多くもらってるってこと?
いやでも、やっぱり俺の席が最後のほうだからだよ。
「あ、星川さんもレバニラ定食ですか?」
「ん?」
頭の上から声が降ってきて見上げると、春に入った新人の男の子が、空の皿が乗ったトレーを手に立っていた。
「え、伊藤もう食べ終わったの? ちゃんと噛んでる? 早食いは身体に悪いよ?」
「ちゃんと噛んでますよ。星川さんが遅いんです」
「え、あー……確かにそうかも」
今日は本当に食欲ないし、ずっと敦司と話ばかりしていた。
「あ、これ食後の口直しにどうぞ。レバニラはやばいので」
「あ、ガム? 気がきくじゃーん、サンキュー」
「あ、佐藤さんもよければ」
「……おう、あんがと」
後輩がいなくなると、敦司が俺を見て、またため息をついた。
「……愛されキャラめ」
「まだ言ってる」
こんなの普通なのに。
「あー……そんなことよりなんか証拠だよ……。一緒に考えてよ敦司ぃ……」
「そんなの、キスマークでもどっかにつければいいじゃん」
敦司がとんでもないことを言い出した。まるで簡単だろ、とでも言いたげに。
「はぁ? そんなの誰につけてもらえっていうのさ……」
「自分で付けられるだろ?」
と、敦司が自分の肩口に顔を近づけて見せる。
「ほら、肩なら届くじゃん」
言われて俺もやってみた。
「うおおっ! えっすごいっ! 自分でつけられるっ!」
「お前、声でかいって」
こんなこと全然思いつかなかった。やっぱり敦司は頼りになるっ!
「敦司ぃ! サンキュー!」
キスマークがあれば、もし目を見られたとしてもきっと大丈夫だ。
他にセフレがちゃんといるってわかれば、気持ちだだ漏れの目で見つめたって、最中だけなんだからきっと大丈夫。
キスマークを付ければ、これからは冬磨の顔を見ながらできるんだ。
どんな顔で俺を抱いてるのか、ずっと見てみたかった。
これでまた一つ夢が叶う。
あまりに嬉しくて鼻の奥がツンとした。
「敦司……泣いていい?」
「は? なんで泣く?」
「いいよね? 冬磨の前では泣けないから、今まとめて泣いていいよね?」
「……ハンカチは?」
「忘れた」
「…………ほれ」
敦司がタオルハンカチをずいっと俺の顔の前に差し出した。
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