24 / 154
24 勝手に期待してしまいます
週明けすぐ、冬磨から連絡が来た。
仕事中にめずらしいな、とドキドキしながら、給湯室に移動してアプリを開く。
『天音、金曜泊まりで。強制。以上』
そのメッセージに俺は固まった。
強制って……。え……どうしようっ。
絶対気持ちダダ漏れるってば。無理だってば。そんなに長い時間ビッチ天音になりきれないよ……っ。
でも、これを断ると今週は冬磨に会えないんだ……。
それは嫌だ。でも……。
「へぇ、泊まりねぇ。強制って。ずいぶん強気な子ね」
横から聞こえてきた声に慌てて振り向く。
姉御の松島さんがスマホを覗き込んでニヤニヤしてた。
「星川、顔真っ赤。へぇ、好きな人とはもうそういう仲なんだ。……え、冬磨?」
以前飲みに行ったとき、珍しく恋愛話になって好きな人がいることを話した。でも、もちろんゲイのことは話してない。相手が男だとはわからないように話した。それなのに名前を見られた。見られてしまった。
「あ、あの、松島さんっ、これは……っ」
慌ててスマホを背中に隠して言い訳をぐるぐる考えた。
ゲイバレは別に怖くない。でも、ここは会社で今は就業中だ。騒動になったらまずい。
それに、松島さんの反応次第で噂の広がり方が変わる。どう転ぶのかわからない怖さに不安になった。
「あー……なるほど。山口さんは論外だったのね」
「……え、山口さん?」
突然の山口さんの名に首をかしげる。
「星川。それってもう恋人なの?」
と、松島さんは背中のスマホを指さす。
話がぽんぽん飛ぶ。今度は直球だ。
「あ……の。ちが……違います」
「まだ片想いか……」
「……は、い」
松島さんが眉を寄せて俺を見つめ、ため息つく。
「星川」
「は……はい」
「あんた心配すぎるわ。大丈夫なの?」
「……え?」
「そいつになんかいいようにされてるとか、脅されてるとかそういう――――」
「なっ、ないですないですっ!」
「本当に?」
「本当にっ! すっごい優しい人なのでっ!」
「…………文面に優しさの欠片もなかったけど」
たまたま見られたのがこれって、タイミングが悪すぎた。
松島さんの眉はさらに寄って、さては嘘ついてるな? と言いたそうに俺を見てくる。
「こ、これはあの、たんに強気風っていうか、俺が遠慮しないようにっていうか、そういう……感じです」
「……本当に大丈夫なの?」
「全然、大丈夫ですっ」
「……ならいいけど。なんかあったら相談しなさいね。いつでも。夜中でもいいよ。旦那連れて駆けつけるから」
「え……旦那さん?」
「あんまり言ってないんだけどね。警察関係なのよ」
「けいさ……つ……」
松島さんの心配の本気度合いがやばかった。
「ほ、本当にそんな心配いらないです。大丈夫ですっ。ありがとうございますっ」
「そう? まぁ、心の片隅に入れといて。それから……星川のことって他に誰か知ってるの?」
ゲイのことを言ってるのかな。意味ありげに見てくるからきっとそうだろう。
「あの、佐藤は知ってます。親以外は、佐藤だけ……」
「そうだったのね。わかった。誰にも言わないから安心して」
優しい笑顔で伝えられたその言葉に、ホッと息をつく。やっぱり突然バレるって怖いんだな、と実感した。
今日一日、俺は冬磨への返事をどうするかで頭がいっぱいで、まったく仕事に集中できなかった。ミスを連発し、上司に頭を下げながら、情けなくて申しわけなくて自分が嫌になった。
今日はまだ月曜日。たとえどんな返事をしたとしても、金曜日までは心が落ち着かないだろう。もし断れば、金曜日が過ぎてもずっと後悔することになる。
そう考えたら心が決まった。
帰宅後、気が変わらないうちにと着替えもせずにソファに座り、すぐにスマホを取り出した。
アプリを開いて『わかった』と一言だけ返信しようとして思いとどまる。ビッチ天音なら絶対文句を言う。
だから俺は『強制とか意味わかんねぇ』と送ってみた。
すると、秒で返信が来て心臓がドクンと鳴った。
『強制だからな』
泊まれば何もかもバレるかもしれないのに、わかっているのに、頬がだらしなくゆるむ。
だって今日はまだ月曜日。他のセフレだって簡単に捕まるだろう。でも、冬磨は俺と泊まることにこだわってる。誰かの代わりじゃなく、俺を金曜日に選んでくれた。幸せで胸がぎゅっと苦しくなった。
金曜日の冬磨を絶対に誰にも譲りたくない。そんなことをするくらいなら、朝までビッチ天音を演じきってみせる。
どうしよう。もう会いたい。明日が金曜日ならよかったのに。
そんなことを考えていたら、無意識に『会いたい』と打ち込んでいた。ドッと冷や汗が流れる。
俺は慌てて消して、ビッチ天音らしい言葉を打ち込んだ。
『終わったらすぐ寝るからな』
送信すると、またすぐに返ってきたメッセージを見て、俺はソファに倒れ込んだ。
『朝まで寝かせないけどな』
◇
金曜日、冬磨とバーで落ち合った。
泊まりだからどっかで食事するかと言われたけれど、バーで食べたいと言ったら冬磨が笑う。
「なんで笑うんだよ」
「お前さ。マスター好きだよな?」
「……だったらなに?」
「いや? 可愛いなと思って」
「は? なにが? どこが? なんでマスターが好きだったら可愛いんだよ、意味わかんねぇ」
なにが可愛いと言ってるのか全然わかんない。冬磨はなにも答えずクスクス笑ってメニューを見てる。
「なになに、天音、俺が好きなの?」
「えっ」
俺たちの飲み物をテーブルに並べながら、マスターが俺を見てニヤニヤする。
思わず素で動揺してしまった。慌てて無表情を装って考える。なんて答えればいいの? ビッチ天音ならなんて切り返す?
「マスターが好きってか、バーが好きなんだよ。ここが気に入ってんの。そんだけ」
「なぁんだ、残念。俺も天音を誘ったらワンチャンあるかと思ったのに」
なにを言い出すのっ? そう思って言い返そうとしたら冬磨が先に口を開く。
「だめだ」
俺とマスターは目を見合わせて、そして冬磨を見た。
マスターが不思議そうに問いかける。
「なにがだめなんだよ」
「天音はだめ。こいつは簡単に抱いたらだめな奴だから」
冬磨の言葉に、マスターも俺も固まった。
「な、なに……言ってんだよ」
心臓が暴れて苦しい。なにその意味深な言葉。
「ん? なにって」
俺の耳元に唇を寄せて「トラウマ」とささやいた。
冬磨のささやきにゾクゾクしながら、あ、そういうこと……と納得する。
……なにガッカリしてるの、俺。
「なんだよ、なんで天音はだめなんだ? 冬磨の特別か?」
「まあね。特別だよ。な?」
ふわっと俺に微笑んで、またメニュー表に目を落とす。
冬磨はマスターに、俺がトラウマ持ちだとは話さず誤魔化した。
マスターの冗談なんて聞き流せばいいのに、わざわざ『だめだ』と牽制してくれた。
周りから「聞いたか? 冬磨の特別だってよ」という声が聞こえてくる。
きっとあっという間に噂は広まって、俺がこの店で誘われることは無くなるだろう。
冬磨はそこまで計算してた……?
俺は冬磨以外はありえないから、誘いをいちいち断るのがしんどかった。だからすごく助かるけれど、そんなこと冬磨が知ってるはずがない。
俺がトラウマ持ちだから、これ以上セフレはいらないだろうと思った?
それとも、もう作らせたくなかった?
そんな深い意味はないとわかっていても、勝手に期待が胸に広がっていく。
もうこれ以上セフレは作るなよ、って冬磨に言われた気分になってしまう。
そんなわけないのに……ばかだな。
仕事中にめずらしいな、とドキドキしながら、給湯室に移動してアプリを開く。
『天音、金曜泊まりで。強制。以上』
そのメッセージに俺は固まった。
強制って……。え……どうしようっ。
絶対気持ちダダ漏れるってば。無理だってば。そんなに長い時間ビッチ天音になりきれないよ……っ。
でも、これを断ると今週は冬磨に会えないんだ……。
それは嫌だ。でも……。
「へぇ、泊まりねぇ。強制って。ずいぶん強気な子ね」
横から聞こえてきた声に慌てて振り向く。
姉御の松島さんがスマホを覗き込んでニヤニヤしてた。
「星川、顔真っ赤。へぇ、好きな人とはもうそういう仲なんだ。……え、冬磨?」
以前飲みに行ったとき、珍しく恋愛話になって好きな人がいることを話した。でも、もちろんゲイのことは話してない。相手が男だとはわからないように話した。それなのに名前を見られた。見られてしまった。
「あ、あの、松島さんっ、これは……っ」
慌ててスマホを背中に隠して言い訳をぐるぐる考えた。
ゲイバレは別に怖くない。でも、ここは会社で今は就業中だ。騒動になったらまずい。
それに、松島さんの反応次第で噂の広がり方が変わる。どう転ぶのかわからない怖さに不安になった。
「あー……なるほど。山口さんは論外だったのね」
「……え、山口さん?」
突然の山口さんの名に首をかしげる。
「星川。それってもう恋人なの?」
と、松島さんは背中のスマホを指さす。
話がぽんぽん飛ぶ。今度は直球だ。
「あ……の。ちが……違います」
「まだ片想いか……」
「……は、い」
松島さんが眉を寄せて俺を見つめ、ため息つく。
「星川」
「は……はい」
「あんた心配すぎるわ。大丈夫なの?」
「……え?」
「そいつになんかいいようにされてるとか、脅されてるとかそういう――――」
「なっ、ないですないですっ!」
「本当に?」
「本当にっ! すっごい優しい人なのでっ!」
「…………文面に優しさの欠片もなかったけど」
たまたま見られたのがこれって、タイミングが悪すぎた。
松島さんの眉はさらに寄って、さては嘘ついてるな? と言いたそうに俺を見てくる。
「こ、これはあの、たんに強気風っていうか、俺が遠慮しないようにっていうか、そういう……感じです」
「……本当に大丈夫なの?」
「全然、大丈夫ですっ」
「……ならいいけど。なんかあったら相談しなさいね。いつでも。夜中でもいいよ。旦那連れて駆けつけるから」
「え……旦那さん?」
「あんまり言ってないんだけどね。警察関係なのよ」
「けいさ……つ……」
松島さんの心配の本気度合いがやばかった。
「ほ、本当にそんな心配いらないです。大丈夫ですっ。ありがとうございますっ」
「そう? まぁ、心の片隅に入れといて。それから……星川のことって他に誰か知ってるの?」
ゲイのことを言ってるのかな。意味ありげに見てくるからきっとそうだろう。
「あの、佐藤は知ってます。親以外は、佐藤だけ……」
「そうだったのね。わかった。誰にも言わないから安心して」
優しい笑顔で伝えられたその言葉に、ホッと息をつく。やっぱり突然バレるって怖いんだな、と実感した。
今日一日、俺は冬磨への返事をどうするかで頭がいっぱいで、まったく仕事に集中できなかった。ミスを連発し、上司に頭を下げながら、情けなくて申しわけなくて自分が嫌になった。
今日はまだ月曜日。たとえどんな返事をしたとしても、金曜日までは心が落ち着かないだろう。もし断れば、金曜日が過ぎてもずっと後悔することになる。
そう考えたら心が決まった。
帰宅後、気が変わらないうちにと着替えもせずにソファに座り、すぐにスマホを取り出した。
アプリを開いて『わかった』と一言だけ返信しようとして思いとどまる。ビッチ天音なら絶対文句を言う。
だから俺は『強制とか意味わかんねぇ』と送ってみた。
すると、秒で返信が来て心臓がドクンと鳴った。
『強制だからな』
泊まれば何もかもバレるかもしれないのに、わかっているのに、頬がだらしなくゆるむ。
だって今日はまだ月曜日。他のセフレだって簡単に捕まるだろう。でも、冬磨は俺と泊まることにこだわってる。誰かの代わりじゃなく、俺を金曜日に選んでくれた。幸せで胸がぎゅっと苦しくなった。
金曜日の冬磨を絶対に誰にも譲りたくない。そんなことをするくらいなら、朝までビッチ天音を演じきってみせる。
どうしよう。もう会いたい。明日が金曜日ならよかったのに。
そんなことを考えていたら、無意識に『会いたい』と打ち込んでいた。ドッと冷や汗が流れる。
俺は慌てて消して、ビッチ天音らしい言葉を打ち込んだ。
『終わったらすぐ寝るからな』
送信すると、またすぐに返ってきたメッセージを見て、俺はソファに倒れ込んだ。
『朝まで寝かせないけどな』
◇
金曜日、冬磨とバーで落ち合った。
泊まりだからどっかで食事するかと言われたけれど、バーで食べたいと言ったら冬磨が笑う。
「なんで笑うんだよ」
「お前さ。マスター好きだよな?」
「……だったらなに?」
「いや? 可愛いなと思って」
「は? なにが? どこが? なんでマスターが好きだったら可愛いんだよ、意味わかんねぇ」
なにが可愛いと言ってるのか全然わかんない。冬磨はなにも答えずクスクス笑ってメニューを見てる。
「なになに、天音、俺が好きなの?」
「えっ」
俺たちの飲み物をテーブルに並べながら、マスターが俺を見てニヤニヤする。
思わず素で動揺してしまった。慌てて無表情を装って考える。なんて答えればいいの? ビッチ天音ならなんて切り返す?
「マスターが好きってか、バーが好きなんだよ。ここが気に入ってんの。そんだけ」
「なぁんだ、残念。俺も天音を誘ったらワンチャンあるかと思ったのに」
なにを言い出すのっ? そう思って言い返そうとしたら冬磨が先に口を開く。
「だめだ」
俺とマスターは目を見合わせて、そして冬磨を見た。
マスターが不思議そうに問いかける。
「なにがだめなんだよ」
「天音はだめ。こいつは簡単に抱いたらだめな奴だから」
冬磨の言葉に、マスターも俺も固まった。
「な、なに……言ってんだよ」
心臓が暴れて苦しい。なにその意味深な言葉。
「ん? なにって」
俺の耳元に唇を寄せて「トラウマ」とささやいた。
冬磨のささやきにゾクゾクしながら、あ、そういうこと……と納得する。
……なにガッカリしてるの、俺。
「なんだよ、なんで天音はだめなんだ? 冬磨の特別か?」
「まあね。特別だよ。な?」
ふわっと俺に微笑んで、またメニュー表に目を落とす。
冬磨はマスターに、俺がトラウマ持ちだとは話さず誤魔化した。
マスターの冗談なんて聞き流せばいいのに、わざわざ『だめだ』と牽制してくれた。
周りから「聞いたか? 冬磨の特別だってよ」という声が聞こえてくる。
きっとあっという間に噂は広まって、俺がこの店で誘われることは無くなるだろう。
冬磨はそこまで計算してた……?
俺は冬磨以外はありえないから、誘いをいちいち断るのがしんどかった。だからすごく助かるけれど、そんなこと冬磨が知ってるはずがない。
俺がトラウマ持ちだから、これ以上セフレはいらないだろうと思った?
それとも、もう作らせたくなかった?
そんな深い意味はないとわかっていても、勝手に期待が胸に広がっていく。
もうこれ以上セフレは作るなよ、って冬磨に言われた気分になってしまう。
そんなわけないのに……ばかだな。
あなたにおすすめの小説
【BL】男なのになぜかNo.1ホストに懐かれて困ってます
猫足
BL
「俺としとく? えれちゅー」
「いや、するわけないだろ!」
相川優也(25)
主人公。平凡なサラリーマンだったはずが、女友達に連れていかれた【デビルジャム】というホストクラブでスバルと出会ったのが運の尽き。
碧スバル(21)
指名ナンバーワンの美形ホスト。自称博愛主義者。優也に懐いてつきまとう。その真意は今のところ……不明。
「絶対に僕の方が美形なのに、僕以下の女に金払ってどーすんだよ!」
「スバル、お前なにいってんの……?」
冗談?本気?二人の結末は?
美形病みホス×平凡サラリーマンの、友情か愛情かよくわからない日常。
※現在、続編連載再開に向けて、超大幅加筆修正中です。読んでくださっていた皆様にはご迷惑をおかけします。追加シーンがたくさんあるので、少しでも楽しんでいただければ幸いです。
今日もBL営業カフェで働いています!?
卵丸
BL
ブラック企業の会社に嫌気がさして、退職した沢良宜 篤は給料が高い、男だけのカフェに面接を受けるが「腐男子ですか?」と聞かれて「腐男子ではない」と答えてしまい。改めて、説明文の「BLカフェ」と見てなかったので不採用と思っていたが次の日に採用通知が届き疑心暗鬼で初日バイトに向かうと、店長とスタッフ達とBL営業をして腐女子や腐男子たまに普通のお客様を喜ばせて!?ノンケBL初心者のバイトと同性愛者の店長のノンケから始まるBLコメディ
※ 不定期更新です。
【完結】それ以上近づかないでください。
ぽぽ
BL
「誰がお前のことなんか好きになると思うの?」
地味で冴えない小鳥遊凪は、ずっと憧れていた蓮見馨に勢いで告白してしまう。
するとまさかのOK。夢みたいな日々が始まった……はずだった。
だけど、ある出来事をきっかけに二人の関係はあっけなく終わる。
過去を忘れるために転校した凪は、もう二度と馨と会うことはないと思っていた。
ところが、ひょんなことから再会してしまう。
しかも、久しぶりに会った馨はどこか様子が違っていた。
「今度は、もう離さないから」
「お願いだから、僕にもう近づかないで…」
俺以外美形なバンドメンバー、なぜか全員俺のことが好き
toki
BL
美形揃いのバンドメンバーの中で唯一平凡な主人公・神崎。しかし突然メンバー全員から告白されてしまった!
※美形×平凡、総受けものです。激重美形バンドマン3人に平凡くんが愛されまくるお話。
pixiv/ムーンライトノベルズでも同タイトルで投稿しています。
もしよろしければ感想などいただけましたら大変励みになります✿
感想(匿名)➡ https://odaibako.net/u/toki_doki_
Twitter➡ https://twitter.com/toki_doki109
素敵な表紙お借りしました!
https://www.pixiv.net/artworks/100148872
俺の好きな男は、幸せを運ぶ天使でした
たっこ
BL
【加筆修正済】
7話完結の短編です。
中学からの親友で、半年だけ恋人だった琢磨。
二度と合わないつもりで別れたのに、突然六年ぶりに会いに来た。
「優、迎えに来たぞ」
でも俺は、お前の手を取ることは出来ないんだ。絶対に。
運命の番は僕に振り向かない
ゆうに
BL
大好きだったアルファの恋人が旅先で運命の番と出会ってしまい、泣く泣く別れた経験があるオメガの千遥。
それ以来、ずっと自分の前にも運命の番があらわれることを切に願っていた。
オメガひとりの生活は苦しく、千遥は仕方なく身体を売って稼ぐことを決心する。
ネットで知り合った相手と待ち合わせ、雑踏の中を歩いている時、千遥は自分の運命の番を見つけた。
ところが視線が確かに合ったのに運命の番は千遥を避けるように去っていく。彼の隣には美しいオメガがいた。
ベータのような平凡な見た目のオメガが主人公です。
ふんわり現代、ふんわりオメガバース、設定がふんわりしてます。
完結しました!ありがとうございました。
【完結・BL】俺をフッた初恋相手が、転勤して上司になったんだが?【先輩×後輩】
彩華
BL
『俺、そんな目でお前のこと見れない』
高校一年の冬。俺の初恋は、見事に玉砕した。
その後、俺は見事にDTのまま。あっという間に25になり。何の変化もないまま、ごくごくありふれたサラリーマンになった俺。
そんな俺の前に、運命の悪戯か。再び初恋相手は現れて────!?
借金のカタに同居したら、毎日甘く溺愛されてます
なの
BL
父親の残した借金を背負い、掛け持ちバイトで食いつなぐ毎日。
そんな俺の前に現れたのは──御曹司の男。
「借金は俺が肩代わりする。その代わり、今日からお前は俺のものだ」
脅すように言ってきたくせに、実際はやたらと優しいし、甘すぎる……!
高級スイーツを買ってきたり、風邪をひけば看病してくれたり、これって本当に借金返済のはずだったよな!?
借金から始まる強制同居は、いつしか恋へと変わっていく──。
冷酷な御曹司 × 借金持ち庶民の同居生活は、溺愛だらけで逃げ場なし!?
短編小説です。サクッと読んでいただけると嬉しいです。