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26 クソセフレくん、ありがとう ※
キスマークの勝負に勝ったのがよっぽど嬉しかったのか、シャワーから戻った冬磨は俺の身体中にキスマークを付けた。
「付けすぎ……だっ……」
「お前、付けてもいいって言ったじゃん」
「限度があるだろ……っ」
さっきの胸のチリチリが消え去るくらいに喜びでいっぱいだったけれど、ビッチ天音らしく怒ってみた。
どこを見てもキスマーク。幸せすぎて気絶しそうなほどの数のキスマーク。
恋人なら普通なのかもしれないけど、なんでセフレにこんなにつけるの?
「あ、もしかして営業職? 接客業? 首やばいか?」
「……違う……けど」
俺の返事を聞いて冬磨は破顔する。
「それは、もっと付けていいって意味だな」
「はっ? 違うだろっ!」
付けていいですっ。
キスマークを付けられる幸せな痛みに酔いしれていると、ふいに下半身に猛烈な刺激が走った。
「ふぁあ……っ! えっ?」
慌てて顔を上げると、冬磨が俺のものを口に咥えてる。
う、嘘っ! 嘘っ!
「あぁ……っ、あっ、と……冬磨っ! だっ、だめ……だろっ!」
俺が強く拒否をすると冬磨は口を離して顔を上げた。
「だめってなんで」
「……お、お前、それは……絶対しないと思ってたんだけど」
「ああ、また病原菌扱いか?」
と冬磨が笑う。
もちろんネットで調べた知識。フェラも危険だって書いてあった。
冬磨は今日までフェラはしたことがなかったから、やっぱりちゃんとしてるんだなと思ってた。それなのにどうして……。
俺だってちゃんとしてる設定なのに、黙ってフェラされてたら……だめだ。
「俺、絶対病気持ってねぇよ?」
「そんなん……わかんねぇだろ。……俺だってさ……」
一応俺のことも言っておく。
「ほんと、天音はちゃんとしてるんだな」
感心したように言葉をこぼして、冬磨はまた俺のものを舐め始めた。
「あ……っ、だ、だから……っ」
「俺も大丈夫。お前も大丈夫。ならいいじゃん。俺、他の奴のは舐めないから」
「……え?」
「舐めるのは天音だけ。ならいいだろ?」
「あぁ……っ、ぁ……っ……っ……」
なんで……っ。どうして俺だけ……っ。
俺とだけ泊まりたくて、俺のだけ舐めたくて、でも他の奴とやってても嫉妬はしない。
冬磨……意味わかんないよ……っ。
「やぁ……っ、ぁ……っ……」
初めて経験する手以外の刺激。冬磨の口の中が熱くてとろけそうで意識が飛びそうなほど気持ちがよかった。
口を上下に動かしながら、優しく舌で裏筋を舐め上げ、ときどき先端を丹念に刺激してくる。
もう無理だ……そう思ったとき、後ろに指が入ってきた。
「あぁぁ……っ!」
両方なんて無理っ。
「あぁ……っ、や……っ、も……だめ……っ、あっ、むり……っ、はな、はなし……てっ……!」
「ふはっ。もう? 可愛い」
冬磨は笑うだけで離してはくれない。
「だめ……っ、やだっ、とぉまっ、やだ……っ、や…………っ、あぁ…………っ、とぉま……っ!」
イク寸前に伸ばした手を、冬磨はぎゅっと握ってくれた。
頭が真っ白になりながら、冬磨と繋がった手が幸せだった。
「とぉま……ごめ、……ごめん……」
「ん? なに謝ってんの?」
「だ……って……出しちゃった……口……に」
「お前ちゃんと離せって言ってくれたじゃん。俺が飲みたくて離さなかっただけだ」
「え……飲……?」
まさか冬磨飲んだのっ?
重たいまぶたを慌てて開くと、俺の下半身は綺麗だし、処理したようなティッシュもない。冬磨は平然として笑ってた。
「う……嘘だろ……?」
「なぁ、天音。フェラは初めてだったか?」
答えに困らない質問が来たと思った。
「……初めてに……決まってんだろ……っ」
これはこの答えで合ってるよね。嘘をつく必要がないのが嬉しい。
「だよな。よし。お前の初めてもらったぞ」
と、冬磨は満足そうに微笑んだ。
冬磨が俺にしてくれる何もかもが初めてだよ。俺は冬磨しか知らないよ。
……言ったらどうなるんだろう。
冬磨は、中に入ったままだった指をゆっくりと引き抜いた。
「……いい、よ。そのまま続けて……。もう入れたいだろ?」
冬磨のそこはもう充分に大きく固くなっていた。
いつも俺がイッたあとはゆっくり休ませてくれる優しい冬磨。その状態がどれだけつらいかわかるから、俺なんか気にせず続けてほしいといつも思う。
「俺はいま忙しいから気にすんな。お前はゆっくり休んでろ」
「忙しい……?」
なにを言ってるのかまったく分からない。
忙しいってなにが……?
「そう、忙しいの。まだ背中が残ってる」
背中が残ってるってなに?
「天音、うつぶせになって」
「う……ん……」
冬磨の言葉の意味がわからず、うつぶせになりながらぐるぐる考える。枕に横向きで頭を預けたとたんに背中にキスが落ちてきて、チリッと幸せな痛みが走った。
えっ、背中が残ってるって……まさかキスマーク?
「……んん……っ……」
次々と唇が押し付けられチリッと走る痛み。冬磨の優しくふれる手と唇に俺は身をゆだねた。ゾクゾクと快感が全身に広がって、また俺の身体は震え始める。
これはゆっくり休むことなんてできないな。そう思って自然と笑みがこぼれた。
クソセフレくん。
君のおかげで全身冬磨のマーキングでいっぱいです。
いい仕事をしてくれて本当にありがとう。
「付けすぎ……だっ……」
「お前、付けてもいいって言ったじゃん」
「限度があるだろ……っ」
さっきの胸のチリチリが消え去るくらいに喜びでいっぱいだったけれど、ビッチ天音らしく怒ってみた。
どこを見てもキスマーク。幸せすぎて気絶しそうなほどの数のキスマーク。
恋人なら普通なのかもしれないけど、なんでセフレにこんなにつけるの?
「あ、もしかして営業職? 接客業? 首やばいか?」
「……違う……けど」
俺の返事を聞いて冬磨は破顔する。
「それは、もっと付けていいって意味だな」
「はっ? 違うだろっ!」
付けていいですっ。
キスマークを付けられる幸せな痛みに酔いしれていると、ふいに下半身に猛烈な刺激が走った。
「ふぁあ……っ! えっ?」
慌てて顔を上げると、冬磨が俺のものを口に咥えてる。
う、嘘っ! 嘘っ!
「あぁ……っ、あっ、と……冬磨っ! だっ、だめ……だろっ!」
俺が強く拒否をすると冬磨は口を離して顔を上げた。
「だめってなんで」
「……お、お前、それは……絶対しないと思ってたんだけど」
「ああ、また病原菌扱いか?」
と冬磨が笑う。
もちろんネットで調べた知識。フェラも危険だって書いてあった。
冬磨は今日までフェラはしたことがなかったから、やっぱりちゃんとしてるんだなと思ってた。それなのにどうして……。
俺だってちゃんとしてる設定なのに、黙ってフェラされてたら……だめだ。
「俺、絶対病気持ってねぇよ?」
「そんなん……わかんねぇだろ。……俺だってさ……」
一応俺のことも言っておく。
「ほんと、天音はちゃんとしてるんだな」
感心したように言葉をこぼして、冬磨はまた俺のものを舐め始めた。
「あ……っ、だ、だから……っ」
「俺も大丈夫。お前も大丈夫。ならいいじゃん。俺、他の奴のは舐めないから」
「……え?」
「舐めるのは天音だけ。ならいいだろ?」
「あぁ……っ、ぁ……っ……っ……」
なんで……っ。どうして俺だけ……っ。
俺とだけ泊まりたくて、俺のだけ舐めたくて、でも他の奴とやってても嫉妬はしない。
冬磨……意味わかんないよ……っ。
「やぁ……っ、ぁ……っ……」
初めて経験する手以外の刺激。冬磨の口の中が熱くてとろけそうで意識が飛びそうなほど気持ちがよかった。
口を上下に動かしながら、優しく舌で裏筋を舐め上げ、ときどき先端を丹念に刺激してくる。
もう無理だ……そう思ったとき、後ろに指が入ってきた。
「あぁぁ……っ!」
両方なんて無理っ。
「あぁ……っ、や……っ、も……だめ……っ、あっ、むり……っ、はな、はなし……てっ……!」
「ふはっ。もう? 可愛い」
冬磨は笑うだけで離してはくれない。
「だめ……っ、やだっ、とぉまっ、やだ……っ、や…………っ、あぁ…………っ、とぉま……っ!」
イク寸前に伸ばした手を、冬磨はぎゅっと握ってくれた。
頭が真っ白になりながら、冬磨と繋がった手が幸せだった。
「とぉま……ごめ、……ごめん……」
「ん? なに謝ってんの?」
「だ……って……出しちゃった……口……に」
「お前ちゃんと離せって言ってくれたじゃん。俺が飲みたくて離さなかっただけだ」
「え……飲……?」
まさか冬磨飲んだのっ?
重たいまぶたを慌てて開くと、俺の下半身は綺麗だし、処理したようなティッシュもない。冬磨は平然として笑ってた。
「う……嘘だろ……?」
「なぁ、天音。フェラは初めてだったか?」
答えに困らない質問が来たと思った。
「……初めてに……決まってんだろ……っ」
これはこの答えで合ってるよね。嘘をつく必要がないのが嬉しい。
「だよな。よし。お前の初めてもらったぞ」
と、冬磨は満足そうに微笑んだ。
冬磨が俺にしてくれる何もかもが初めてだよ。俺は冬磨しか知らないよ。
……言ったらどうなるんだろう。
冬磨は、中に入ったままだった指をゆっくりと引き抜いた。
「……いい、よ。そのまま続けて……。もう入れたいだろ?」
冬磨のそこはもう充分に大きく固くなっていた。
いつも俺がイッたあとはゆっくり休ませてくれる優しい冬磨。その状態がどれだけつらいかわかるから、俺なんか気にせず続けてほしいといつも思う。
「俺はいま忙しいから気にすんな。お前はゆっくり休んでろ」
「忙しい……?」
なにを言ってるのかまったく分からない。
忙しいってなにが……?
「そう、忙しいの。まだ背中が残ってる」
背中が残ってるってなに?
「天音、うつぶせになって」
「う……ん……」
冬磨の言葉の意味がわからず、うつぶせになりながらぐるぐる考える。枕に横向きで頭を預けたとたんに背中にキスが落ちてきて、チリッと幸せな痛みが走った。
えっ、背中が残ってるって……まさかキスマーク?
「……んん……っ……」
次々と唇が押し付けられチリッと走る痛み。冬磨の優しくふれる手と唇に俺は身をゆだねた。ゾクゾクと快感が全身に広がって、また俺の身体は震え始める。
これはゆっくり休むことなんてできないな。そう思って自然と笑みがこぼれた。
クソセフレくん。
君のおかげで全身冬磨のマーキングでいっぱいです。
いい仕事をしてくれて本当にありがとう。
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