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冬磨編
14 興味くらい持ってくれよ…… ※
最近の天音は、ベッドでは口調が変化する。柔らかい口調でふわふわと可愛い話し方。そんな可愛い声で伝えられる『好き』は心臓に悪い。
「……あー……ほんとやばい。かわい……」
しかし、ことが終わると、とたんに素っ気ない強気な口調のいつもの天音に戻るんだ。なんなんだ、このギャップは……。
ふと、こっちの口調が本当の天音の口調かもしれないと思い浮かぶ。
トラウマを持つ前は、この口調だったんじゃないか。そしてあの日だまりの笑顔。いい子がぴったりな本当の天音らしい可愛い口調。きっとそうに違いないと思った。
本当の天音の口調が出てきてる。思いがけない気づきに嬉しくてたまらなくなった。少しづつでも天音のつらいトラウマが克服に向かっていればいいな、と顔がほころんだ。
「俺も好きだよ、天音の可愛い乳首も……ココも」
「あ……っ……」
乳首を舐めながら後ろに指をゆっくりと入れた。天音はこれに弱い。天音の身体が大きく震え、可愛くよがる。
この震えはトラウマのせいじゃないと思いたい。震える天音は可愛いが、心配で胸が痛くなる。
「んん……っ、……ぁ……っ、と……ま……、とぉ……ま……っ……」
「天音のそれ、ほんと可愛い……。なんでベッドだとそんな可愛いんだよ……」
そのとき、ふと吹雪の子が脳裏に浮かんだ。
天音に吹雪の子の話をしたせいか、この間から天音を抱くとあの子が脳裏にチラつく。
可愛い天音と吹雪の子が重なる。
ワントーン高い天音の声も、あの子をさらに思い出させる。
俺はいま天音に集中したい。君には感謝してるけど、邪魔はしないでくれ。
「んぁぁ……っ!」
天音のひと際高い声に、一気に俺のものが張り詰めた。
そして、いい反応と同時にいつも俺のどこかにぎゅっとしがみつく天音の手が、本当に愛おしい。
「……ごめん天音。もっと優しくしてやりたいのに、マジで余裕ねぇわ……」
天音の頬にキスを落としながらゴムに手を伸ばす。
いつもならここで天音がうつ伏せになれるように離れてやるが、今日は動く気はなかった。
どうしても前から天音を抱きたい。顔を見ながら天音を抱きたい。
天音だけが本当に特別だとわかった今、どうしても天音の瞳が見たい。
俺に抱かれながら、どんな瞳をしてるのか知りたくてたまらなかった。
「とぉま……?」
うつ伏せになりたいのに動けない天音が、困惑したように俺を呼んだ。
「天音。今日は前から。……いいだろ?」
「えっ、い……っ、嫌だ……っつってんだろっ」
ずっと閉じてた天音の目がパッと開いた。
天音の瞳は、どこか不安そうに怯えてる。
先日、前からするのを嫌がるのはトラウマのせいかと聞いたら天音は否定した。
それならなぜこんなに前を嫌がるんだ?
「トラウマとは関係ないんだろ? じゃあ、たまにはいいじゃん。俺の希望も聞いてくれよ」
「い……嫌だ……」
「なんでそんなに前が嫌いなんだよ。理由は?」
ずっと天音のしたいようにと後ろからやっていた。
でも、もう後ろは嫌なんだ。天音を抱いていると実感したい。顔を見てやりたい。トラウマが関係ないなら……頼むよ、天音。
「……前は……全然気持ちよくねぇから……」
「え、そういう理由?」
「……だから嫌だ」
なんだ。そんな理由か。それなら大丈夫。絶対気持ちいいって言わせてみせる。
「んー。じゃあ、俺とも試してみようぜ? もし前からイケなかったら、もうしつこくしねぇから」
不安そうな天音の瞳がゆれた。
やっぱりどこか怯えてるように見える。
気持ちよくないって、もしかして痛い経験でもあるのか?
それなら嫌がるのもわかる。怯えるのも仕方ないよな。
それならますます前からしたい。前からも痛くないんだって、気持ちいいんだって教えたい。
「天音、いい?」
「……勝手に……すれば」
ぷいっとそっぽを向いて、でも、しがみつく手が震えてる。
「絶対、気持ちいいって言わせるから」
俺は絶対、天音を傷つけないよ。大丈夫だから。
硬くなった俺のものが後ろにふれると、天音がまたぎゅっと目を閉じた。
そっとまぶたを撫でるとビクビクと震える。
トラウマを持ちながら、さらに痛い記憶で怖がる天音に心配になりながらも、愛おしさでいっぱいになった。
天音の恐怖を全部消してやりたい。俺が天音を癒してやりたい。
天音の他のセフレが、こんなに震える天音をどんな風に抱いてるのかが気になる。優しいと思う基準が低すぎる天音が心配だ。
俺がずっと優しく抱いてやるから……もう俺だけにしろよ……。
喉まで出かかって、ぐっと呑み込んだ。
ベッドの上の天音に気がゆるんだらだめだ。終わればまた無表情で素っ気ない強気の天音に戻る。俺に興味もない天音になる。
興味くらいは……持ってくんねぇかな……。
「……ぁ……っ、…………っ」
「天音、目開けろよ。俺を見て?」
「…………っ、ぁ……っ……」
いつも以上にゆっくりと、死ぬほど優しく抱いているつもりでも、天音の目はぎゅっと固く閉じられて開かない。
痛くない、怖くない、そうわかって安心すれば目を開けてくれると思ってた。
震えもひどいし声もほとんど出ていない。
「天音……痛い? 気持ちよくない?」
俺の声が届いているのかもわからない。
今日は声を抑えてるのか、いつも控えめな天音の声がさらに控えめだ。
いつものように控えめながらも自然と漏れる可愛い天音の声が聞きたかった。
でも、声は出なくてもわかる。時々仰け反る背中とぎゅっとしがみつく手が、ちゃんと気持ちいいと言っていた。
な? 痛くも怖くもねぇだろ? 大丈夫だろ?
「……あー……ほんとやばい。かわい……」
しかし、ことが終わると、とたんに素っ気ない強気な口調のいつもの天音に戻るんだ。なんなんだ、このギャップは……。
ふと、こっちの口調が本当の天音の口調かもしれないと思い浮かぶ。
トラウマを持つ前は、この口調だったんじゃないか。そしてあの日だまりの笑顔。いい子がぴったりな本当の天音らしい可愛い口調。きっとそうに違いないと思った。
本当の天音の口調が出てきてる。思いがけない気づきに嬉しくてたまらなくなった。少しづつでも天音のつらいトラウマが克服に向かっていればいいな、と顔がほころんだ。
「俺も好きだよ、天音の可愛い乳首も……ココも」
「あ……っ……」
乳首を舐めながら後ろに指をゆっくりと入れた。天音はこれに弱い。天音の身体が大きく震え、可愛くよがる。
この震えはトラウマのせいじゃないと思いたい。震える天音は可愛いが、心配で胸が痛くなる。
「んん……っ、……ぁ……っ、と……ま……、とぉ……ま……っ……」
「天音のそれ、ほんと可愛い……。なんでベッドだとそんな可愛いんだよ……」
そのとき、ふと吹雪の子が脳裏に浮かんだ。
天音に吹雪の子の話をしたせいか、この間から天音を抱くとあの子が脳裏にチラつく。
可愛い天音と吹雪の子が重なる。
ワントーン高い天音の声も、あの子をさらに思い出させる。
俺はいま天音に集中したい。君には感謝してるけど、邪魔はしないでくれ。
「んぁぁ……っ!」
天音のひと際高い声に、一気に俺のものが張り詰めた。
そして、いい反応と同時にいつも俺のどこかにぎゅっとしがみつく天音の手が、本当に愛おしい。
「……ごめん天音。もっと優しくしてやりたいのに、マジで余裕ねぇわ……」
天音の頬にキスを落としながらゴムに手を伸ばす。
いつもならここで天音がうつ伏せになれるように離れてやるが、今日は動く気はなかった。
どうしても前から天音を抱きたい。顔を見ながら天音を抱きたい。
天音だけが本当に特別だとわかった今、どうしても天音の瞳が見たい。
俺に抱かれながら、どんな瞳をしてるのか知りたくてたまらなかった。
「とぉま……?」
うつ伏せになりたいのに動けない天音が、困惑したように俺を呼んだ。
「天音。今日は前から。……いいだろ?」
「えっ、い……っ、嫌だ……っつってんだろっ」
ずっと閉じてた天音の目がパッと開いた。
天音の瞳は、どこか不安そうに怯えてる。
先日、前からするのを嫌がるのはトラウマのせいかと聞いたら天音は否定した。
それならなぜこんなに前を嫌がるんだ?
「トラウマとは関係ないんだろ? じゃあ、たまにはいいじゃん。俺の希望も聞いてくれよ」
「い……嫌だ……」
「なんでそんなに前が嫌いなんだよ。理由は?」
ずっと天音のしたいようにと後ろからやっていた。
でも、もう後ろは嫌なんだ。天音を抱いていると実感したい。顔を見てやりたい。トラウマが関係ないなら……頼むよ、天音。
「……前は……全然気持ちよくねぇから……」
「え、そういう理由?」
「……だから嫌だ」
なんだ。そんな理由か。それなら大丈夫。絶対気持ちいいって言わせてみせる。
「んー。じゃあ、俺とも試してみようぜ? もし前からイケなかったら、もうしつこくしねぇから」
不安そうな天音の瞳がゆれた。
やっぱりどこか怯えてるように見える。
気持ちよくないって、もしかして痛い経験でもあるのか?
それなら嫌がるのもわかる。怯えるのも仕方ないよな。
それならますます前からしたい。前からも痛くないんだって、気持ちいいんだって教えたい。
「天音、いい?」
「……勝手に……すれば」
ぷいっとそっぽを向いて、でも、しがみつく手が震えてる。
「絶対、気持ちいいって言わせるから」
俺は絶対、天音を傷つけないよ。大丈夫だから。
硬くなった俺のものが後ろにふれると、天音がまたぎゅっと目を閉じた。
そっとまぶたを撫でるとビクビクと震える。
トラウマを持ちながら、さらに痛い記憶で怖がる天音に心配になりながらも、愛おしさでいっぱいになった。
天音の恐怖を全部消してやりたい。俺が天音を癒してやりたい。
天音の他のセフレが、こんなに震える天音をどんな風に抱いてるのかが気になる。優しいと思う基準が低すぎる天音が心配だ。
俺がずっと優しく抱いてやるから……もう俺だけにしろよ……。
喉まで出かかって、ぐっと呑み込んだ。
ベッドの上の天音に気がゆるんだらだめだ。終わればまた無表情で素っ気ない強気の天音に戻る。俺に興味もない天音になる。
興味くらいは……持ってくんねぇかな……。
「……ぁ……っ、…………っ」
「天音、目開けろよ。俺を見て?」
「…………っ、ぁ……っ……」
いつも以上にゆっくりと、死ぬほど優しく抱いているつもりでも、天音の目はぎゅっと固く閉じられて開かない。
痛くない、怖くない、そうわかって安心すれば目を開けてくれると思ってた。
震えもひどいし声もほとんど出ていない。
「天音……痛い? 気持ちよくない?」
俺の声が届いているのかもわからない。
今日は声を抑えてるのか、いつも控えめな天音の声がさらに控えめだ。
いつものように控えめながらも自然と漏れる可愛い天音の声が聞きたかった。
でも、声は出なくてもわかる。時々仰け反る背中とぎゅっとしがみつく手が、ちゃんと気持ちいいと言っていた。
な? 痛くも怖くもねぇだろ? 大丈夫だろ?
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