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第三章 上級編開始
第395話 魔術師リアムの上級編初日、祐介も動揺
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祐介が扉の外から声を掛けた。
「今からバスタオルを渡すので、あの、そこが僕から見えない様に隠して下さい」
「……分かった」
数瞬の後、扉が遠慮がちに開かれたかと思うと、バスタオルが押し込まれてきた。リアムはそれを受け取ると、汚れた服をとりあえずバスタブに放り込み、シャワーカーテンをして目隠しをした。さすがにこれは、祐介に見られたくはなかった。
「……掛けた?」
リアムは急いでバスタオルを広げると、自分の上に掛けた。
「掛けた」
「入っていい?」
「頼む。頼りは祐介だけだ」
「……はい」
祐介が扉を開けた。ごくりと唾を飲み込む音がする。考えてみれば今朝裸で背後から抱きつかれているのだが、あれとこれとは状況が違う。祐介の目元が照れた様に赤くなっているが、恐らくそれは自分も一緒だろう。
心底気恥ずかしい。
祐介が、手に持っていた下着を見せた。リアムも気になっていた、股の部分がシャカシャカ素材の物だ。履き心地が悪そうだったので、敢えて履かずにいたものだ。
「これが生理用パンツです」
頬が赤いまま、説明を始めた。リアムは頷いた。
「ここの股の部分の布が二重になっているのは、間にナプキンの羽の部分を挟み込んで外に出ない様にする物だそうです」
祐介はそう言うと、布が二重になっている部分を見せてくれた。ふむ、成程。
「で、これが生理用ナプキンです。その、初日に鞄の中からサツキちゃんが出して僕が慌てたやつです」
「うむ」
「これを開けると、柔らかい面と接着面があります。この接着面を、パンツに貼ります」
祐介はそう言うと、実演してくれた。顔が真っ赤になってきている。気持ちは痛い程分かった。
「衛生面を考えて、トイレに行く度に交換するといいそうです。お金が掛かって仕方ないと郁姉がぶつぶつ言っていたから、確かです」
「成程」
「実はサツキちゃんちの箪笥に入ってたのは別の物もあったんですが、ハードル……ええと、難易度が高いので今回はやめます」
祐介が赤いスライムの様に赤くなってしまった。
「難易度が高い、とは……」
「いや、えーとその、タンポンという種類の生理用品ですが、その、あそこに入れる物です」
「あそこ?」
「あそこ」
祐介は目を伏せてしまった。それで分かった。
「それは何とも恐ろしい」
「ていうか、それは僕教えられない。さすがに」
祐介の頭からは、ぷすぷす、と今にも湯気が出そうだ。リアムも想像してみた。途端、同じ状態に陥った。確かに教わるものではないだろう。
「侮りがたしサツキ……」
思わず呟いた。
「じゃあ、これ渡すから、この後薬局に買いに行こうか。僕も一緒に頑張るから……」
「う、うむ、色々と世話をかけるな……」
じゃ……と言うと、祐介が扉を閉じた。リアムは血だらけになっている部分を拭き取ると、パンツを着用した。何だか赤ん坊のオムツの様だと思ったが、致し方ない。
汚れた服を洗い、洗濯機に入れようと思い、下はまだ下着一枚なことに気が付いた。
祐介のあの真っ赤な顔をまた見るのかと思うと恥ずかしくて仕方がなかったが、かといってこの姿を見せるのも拙い。
リアムは悪いと思いながらも、祐介を呼んだのだった。
「今からバスタオルを渡すので、あの、そこが僕から見えない様に隠して下さい」
「……分かった」
数瞬の後、扉が遠慮がちに開かれたかと思うと、バスタオルが押し込まれてきた。リアムはそれを受け取ると、汚れた服をとりあえずバスタブに放り込み、シャワーカーテンをして目隠しをした。さすがにこれは、祐介に見られたくはなかった。
「……掛けた?」
リアムは急いでバスタオルを広げると、自分の上に掛けた。
「掛けた」
「入っていい?」
「頼む。頼りは祐介だけだ」
「……はい」
祐介が扉を開けた。ごくりと唾を飲み込む音がする。考えてみれば今朝裸で背後から抱きつかれているのだが、あれとこれとは状況が違う。祐介の目元が照れた様に赤くなっているが、恐らくそれは自分も一緒だろう。
心底気恥ずかしい。
祐介が、手に持っていた下着を見せた。リアムも気になっていた、股の部分がシャカシャカ素材の物だ。履き心地が悪そうだったので、敢えて履かずにいたものだ。
「これが生理用パンツです」
頬が赤いまま、説明を始めた。リアムは頷いた。
「ここの股の部分の布が二重になっているのは、間にナプキンの羽の部分を挟み込んで外に出ない様にする物だそうです」
祐介はそう言うと、布が二重になっている部分を見せてくれた。ふむ、成程。
「で、これが生理用ナプキンです。その、初日に鞄の中からサツキちゃんが出して僕が慌てたやつです」
「うむ」
「これを開けると、柔らかい面と接着面があります。この接着面を、パンツに貼ります」
祐介はそう言うと、実演してくれた。顔が真っ赤になってきている。気持ちは痛い程分かった。
「衛生面を考えて、トイレに行く度に交換するといいそうです。お金が掛かって仕方ないと郁姉がぶつぶつ言っていたから、確かです」
「成程」
「実はサツキちゃんちの箪笥に入ってたのは別の物もあったんですが、ハードル……ええと、難易度が高いので今回はやめます」
祐介が赤いスライムの様に赤くなってしまった。
「難易度が高い、とは……」
「いや、えーとその、タンポンという種類の生理用品ですが、その、あそこに入れる物です」
「あそこ?」
「あそこ」
祐介は目を伏せてしまった。それで分かった。
「それは何とも恐ろしい」
「ていうか、それは僕教えられない。さすがに」
祐介の頭からは、ぷすぷす、と今にも湯気が出そうだ。リアムも想像してみた。途端、同じ状態に陥った。確かに教わるものではないだろう。
「侮りがたしサツキ……」
思わず呟いた。
「じゃあ、これ渡すから、この後薬局に買いに行こうか。僕も一緒に頑張るから……」
「う、うむ、色々と世話をかけるな……」
じゃ……と言うと、祐介が扉を閉じた。リアムは血だらけになっている部分を拭き取ると、パンツを着用した。何だか赤ん坊のオムツの様だと思ったが、致し方ない。
汚れた服を洗い、洗濯機に入れようと思い、下はまだ下着一枚なことに気が付いた。
祐介のあの真っ赤な顔をまた見るのかと思うと恥ずかしくて仕方がなかったが、かといってこの姿を見せるのも拙い。
リアムは悪いと思いながらも、祐介を呼んだのだった。
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