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第四章 アルティメット編開始
第666話 OLサツキのアルティメット編のマグノリア邸の風呂
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ユラはスライム風呂に入ったのだろうか? 分からなかったが、今日はそこまで暑くはない。暑い所で数日過ごした所為か、バルバイトの気候はむしろ少し肌寒い程度に感じてしまっていた。
「獅子丸、久しぶり!」
バスタブに備え付けられた獅子丸が、にやりと笑った。
「ちょっと熱めのお湯をお願いね」
サツキはそう言うと、獅子丸を撫でる。すると、獅子丸の口からザアーッと勢いよくお湯がバスタブへと流れていく。ほかほかと気持ちの良さそうな湯気が立ち昇り始めたので、サツキは薄汚れたスライムの服を脱ぐと、それを綺麗に畳んだ。これは洗えない服らしいので、後で綺麗に拭いてあげないとその内臭ってきそうだ。今回はそれ程大量に汗をかいた。胸の下の部分に手を差し込むと、べたべたしている。ここはいつも蒸れるが、この世界にはやはりブラジャーはないのだろうかと考える。あると大分違うのだが。
「ユラに聞く……のもなあ」
湯船に足を浸けながら、サツキは一人ぶつぶつと喋る。ここには獅子丸がいるので、返事はないがつい喋ってしまうのだ。
「ウルスラの方が詳しいだろうけど、ウルスラは胸の話をするとすぐいじけるしなあ」
身体をゆっくりとバスタブに沈めると、少し熱いお湯が皮膚にジン、と染み渡る。足を伸ばし、腕をへりに付けて仰向けになった。
「あー気持ちいい……」
本当に色々なことがあった。あの大蜘蛛には本当に苦労させられたし、まさかメルトの呪文があんなに効くなんて思ってもみなかった。
だが、有益な情報もあった。ウルスラが言っていた、カントの街にある異世界へと繋がる魔法陣の描き方を記した古文書の話だ。この先サツキがこの世界に留まるにしても帰るにしても、リアムと意思の確認はどうしてもしたかった。でも、多分リアムの側からはそれは無理だろう。であればサツキがやるしかない。
リアムも、サツキと話したがっているんじゃないか。どうしてもそんな気がしてならなかった。それは多分、サツキとリアムがどこかでまだ繋がっているからなのではないかとサツキは予測していた。
「リアム、会いたいなあ」
腕もぐっと伸ばしながら、サツキは呟いた。すごくよく知っている様で、一度も会ったことのない不思議な絆がある人。会ったら何を話そうか。リアムは何を知りたがるだろう?
それを考えるのは、とても楽しいことの様にサツキには思えた。
この先、どうなるんだろう。
それを考えると、正直怖い。出来ることならこのままユラと一緒に過ごしていきたいのが本音だ。それに、ユラに教えてもらいたいことはまだ山の様にあるが、アールの心が完全にウルスラに向いてしまった以上、ユラももう先生役に拘る必要はなくなるだろう。そしてサツキも、同じパーティーメンバーとしていつまでも足を引っ張っていたくはない。
やはり、この先はもっと腕を磨いていかないと。
とりあえずこの先一週間は時間がある。幸いサツキは変身が出来るので、如何に世間がドラゴンスレイヤーのメンバーだとはしゃごうが、サツキだけなら街の外に出ることも出来るかもしれない。
「ちょっと考えてみよう、うん」
声に出してそう言った。そろそろ、本当に一人で生きていける様にならなければ。
サツキは決意を新たに、まずは身綺麗にする為石鹸に手を伸ばした。
「獅子丸、久しぶり!」
バスタブに備え付けられた獅子丸が、にやりと笑った。
「ちょっと熱めのお湯をお願いね」
サツキはそう言うと、獅子丸を撫でる。すると、獅子丸の口からザアーッと勢いよくお湯がバスタブへと流れていく。ほかほかと気持ちの良さそうな湯気が立ち昇り始めたので、サツキは薄汚れたスライムの服を脱ぐと、それを綺麗に畳んだ。これは洗えない服らしいので、後で綺麗に拭いてあげないとその内臭ってきそうだ。今回はそれ程大量に汗をかいた。胸の下の部分に手を差し込むと、べたべたしている。ここはいつも蒸れるが、この世界にはやはりブラジャーはないのだろうかと考える。あると大分違うのだが。
「ユラに聞く……のもなあ」
湯船に足を浸けながら、サツキは一人ぶつぶつと喋る。ここには獅子丸がいるので、返事はないがつい喋ってしまうのだ。
「ウルスラの方が詳しいだろうけど、ウルスラは胸の話をするとすぐいじけるしなあ」
身体をゆっくりとバスタブに沈めると、少し熱いお湯が皮膚にジン、と染み渡る。足を伸ばし、腕をへりに付けて仰向けになった。
「あー気持ちいい……」
本当に色々なことがあった。あの大蜘蛛には本当に苦労させられたし、まさかメルトの呪文があんなに効くなんて思ってもみなかった。
だが、有益な情報もあった。ウルスラが言っていた、カントの街にある異世界へと繋がる魔法陣の描き方を記した古文書の話だ。この先サツキがこの世界に留まるにしても帰るにしても、リアムと意思の確認はどうしてもしたかった。でも、多分リアムの側からはそれは無理だろう。であればサツキがやるしかない。
リアムも、サツキと話したがっているんじゃないか。どうしてもそんな気がしてならなかった。それは多分、サツキとリアムがどこかでまだ繋がっているからなのではないかとサツキは予測していた。
「リアム、会いたいなあ」
腕もぐっと伸ばしながら、サツキは呟いた。すごくよく知っている様で、一度も会ったことのない不思議な絆がある人。会ったら何を話そうか。リアムは何を知りたがるだろう?
それを考えるのは、とても楽しいことの様にサツキには思えた。
この先、どうなるんだろう。
それを考えると、正直怖い。出来ることならこのままユラと一緒に過ごしていきたいのが本音だ。それに、ユラに教えてもらいたいことはまだ山の様にあるが、アールの心が完全にウルスラに向いてしまった以上、ユラももう先生役に拘る必要はなくなるだろう。そしてサツキも、同じパーティーメンバーとしていつまでも足を引っ張っていたくはない。
やはり、この先はもっと腕を磨いていかないと。
とりあえずこの先一週間は時間がある。幸いサツキは変身が出来るので、如何に世間がドラゴンスレイヤーのメンバーだとはしゃごうが、サツキだけなら街の外に出ることも出来るかもしれない。
「ちょっと考えてみよう、うん」
声に出してそう言った。そろそろ、本当に一人で生きていける様にならなければ。
サツキは決意を新たに、まずは身綺麗にする為石鹸に手を伸ばした。
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