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第四章 アルティメット編開始
第686話 OLサツキのアルティメット編のマグノリア邸・サツキの告白
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ユラはストレートに尋ねてきた。
あれだけ今日話を聞いたら言おうと思っていたのに、口がぱくぱくするだけで言葉が全然出てこない。ああ情けない。もう情けなさと羞恥でサツキの頭の中はぐしゃぐしゃになっている。それでも分かる。ユラがその言葉を待っていることは。
なんで、なんでユラはそんなことが聞きたいんだろう。だって、ユラはアールに失恋したばかりなのに。それに言っていたじゃないか。追いかけて追い詰めて逃さないのがユラ流だと。
そんなこと、サツキはされていない。だからやっぱりユラは優しいから、だからこうしてサツキに優しくしてくれていただけに違いないのに、何故サツキがユラを好きかどうかを気にするんだろうか。
そこまで考えて、サツキはハッと気が付いた。そうだ、精神体の表情だってユラには丸見えだった訳だから、サツキがユラにキスをされるとぽーっとしてしまったり、ユラを見ると嬉しくて心の中では思い切り喜んでいたことも、ユラにはお見通しだった筈だ。
ユラは、サツキがユラを好きなことなんて、とっくに分かっていたんだ。
それを必死で隠そうとしていたサツキを見て、何を思っていたのだろう。
「なあ、ちゃんと言ってよ」
ユラが再度尋ねてきた。
サツキが裸になる自信がついたら。つまり、サツキがユラのことを好きだと認めたら、ユラを身体で慰めることへの抵抗がなくなるんじゃないか、というのがユラの理論なのだ。
――でも、約束だ。それに多分、この先誰かに抱かれることなんてきっとあり得ない。だったら。だったら、昔の人じゃないけれど、一夜の情けを掛けてもらえるんだったら。
そうしたら、それをサツキの一生の心の支えとして、残りの人生をリアムとしてでも、元の世界に戻ってでも生きていけるかもしれないじゃないか。たとえユラの気持ちはサツキになくても、でもその瞬間だけは、ユラはサツキのものだから。サツキはユラのものだから。
涙が溢れた。
「サツキ、泣くなって。本当泣き虫だな」
ユラがサツキの涙を舌で舐め取る。この人は、サツキにこんなに触れても不快じゃないんだろうか。本当はおっさんなのに。ああでも、ユラは男を好きになったと言っていた。ユラから見てみたらサツキは女な訳だから、――ああ、もう頭がぐしゃぐしゃ。
「ユラ……!」
「ああ」
「ユラ、私ね」
「うん、聞いてる」
言ってしまえ。これが受け入れられるなんて始めから思っていない。だけどユラはサツキのことは抱く気だ。だったら、言っても言わなくても何も変わらない。少なくともユラの中では。
言ってしまって、楽になりたかった。もう、黙っているのは苦しくて辛くて、これ以上耐えられそうになかった。
サツキはぼろぼろと涙を流しながら、言った。
「私、ユラのことが好き……!」
「……ようやく言ったな」
ユラの顔に、艶やかな花の様な笑顔が浮かんだ。なんで笑顔になるの。受け入れてなんかくれない癖に、なんでそんな嬉しそうなの、と考えて、サツキを抱けるからだと気付く。
そうだ、今日はサツキはアールの代用としてユラにこれから抱かれるのだ。
それでも、いい。
「ユラ、好き、好き……!」
「サツキ……!」
ユラがサツキに跨る。
「サツキ、いいか?」
ユラが興奮した表情で、そう尋ねてきた。サツキの涙が止まらないので、サツキはただそのままこくこくと頷いた。
あれだけ今日話を聞いたら言おうと思っていたのに、口がぱくぱくするだけで言葉が全然出てこない。ああ情けない。もう情けなさと羞恥でサツキの頭の中はぐしゃぐしゃになっている。それでも分かる。ユラがその言葉を待っていることは。
なんで、なんでユラはそんなことが聞きたいんだろう。だって、ユラはアールに失恋したばかりなのに。それに言っていたじゃないか。追いかけて追い詰めて逃さないのがユラ流だと。
そんなこと、サツキはされていない。だからやっぱりユラは優しいから、だからこうしてサツキに優しくしてくれていただけに違いないのに、何故サツキがユラを好きかどうかを気にするんだろうか。
そこまで考えて、サツキはハッと気が付いた。そうだ、精神体の表情だってユラには丸見えだった訳だから、サツキがユラにキスをされるとぽーっとしてしまったり、ユラを見ると嬉しくて心の中では思い切り喜んでいたことも、ユラにはお見通しだった筈だ。
ユラは、サツキがユラを好きなことなんて、とっくに分かっていたんだ。
それを必死で隠そうとしていたサツキを見て、何を思っていたのだろう。
「なあ、ちゃんと言ってよ」
ユラが再度尋ねてきた。
サツキが裸になる自信がついたら。つまり、サツキがユラのことを好きだと認めたら、ユラを身体で慰めることへの抵抗がなくなるんじゃないか、というのがユラの理論なのだ。
――でも、約束だ。それに多分、この先誰かに抱かれることなんてきっとあり得ない。だったら。だったら、昔の人じゃないけれど、一夜の情けを掛けてもらえるんだったら。
そうしたら、それをサツキの一生の心の支えとして、残りの人生をリアムとしてでも、元の世界に戻ってでも生きていけるかもしれないじゃないか。たとえユラの気持ちはサツキになくても、でもその瞬間だけは、ユラはサツキのものだから。サツキはユラのものだから。
涙が溢れた。
「サツキ、泣くなって。本当泣き虫だな」
ユラがサツキの涙を舌で舐め取る。この人は、サツキにこんなに触れても不快じゃないんだろうか。本当はおっさんなのに。ああでも、ユラは男を好きになったと言っていた。ユラから見てみたらサツキは女な訳だから、――ああ、もう頭がぐしゃぐしゃ。
「ユラ……!」
「ああ」
「ユラ、私ね」
「うん、聞いてる」
言ってしまえ。これが受け入れられるなんて始めから思っていない。だけどユラはサツキのことは抱く気だ。だったら、言っても言わなくても何も変わらない。少なくともユラの中では。
言ってしまって、楽になりたかった。もう、黙っているのは苦しくて辛くて、これ以上耐えられそうになかった。
サツキはぼろぼろと涙を流しながら、言った。
「私、ユラのことが好き……!」
「……ようやく言ったな」
ユラの顔に、艶やかな花の様な笑顔が浮かんだ。なんで笑顔になるの。受け入れてなんかくれない癖に、なんでそんな嬉しそうなの、と考えて、サツキを抱けるからだと気付く。
そうだ、今日はサツキはアールの代用としてユラにこれから抱かれるのだ。
それでも、いい。
「ユラ、好き、好き……!」
「サツキ……!」
ユラがサツキに跨る。
「サツキ、いいか?」
ユラが興奮した表情で、そう尋ねてきた。サツキの涙が止まらないので、サツキはただそのままこくこくと頷いた。
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