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第十一章 陰る光
65.おっさんの臭い台詞を聞いても笑わないでくれ
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翌日からコウの絵を描くことを再開した。
コウの腕に巻き付く蛟は恍惚とした表情をしている様に見えた。
昨夜、というか今日の早朝、仕事を終えて帰宅した亮太を寝ぼけまなこで出迎えてくれたコウが、蛟にコウと亮太が仲直りして大好き同士になったのだと説明した、と話をしてくれた。
いつもは狗神が起きてきて風呂の準備をしておいてくれているが、今日は風呂は沸いていたが出迎えには来なかった。配慮してくれたのだろう。
実は仕事をしている間、早くコウに会ってこれが夢じゃなかったと確かめたくて落ち着かなかった。それ程にまだこの事実はしっくりきていなかったのだ。
おっさんが吐く臭い台詞など聞きたくないだろうか、そう迷った末、大分省略してコウに伝えた。
「早く会いたかった」
と。これでも十分臭い台詞だが、言葉を惜しんでコウを失いたくはなかった。コウは男女間のことは明らかに不慣れなのも分かったので、こちらが受け身では恐らく何も進まない。まだまだ正直なところ恐れ多い感が強いが、ちゃんと言葉と行動でコウには示してやりたかった。
店への道のりは、手を繋いで歩いた。蛟が道端で変化してしまうと困るので、蛟をポーチに詰めてから。四十路も半ばのおっさんが恋人と手を繋ぐのにあれこれ準備を整える必要があるのには我ながら笑えたが、こればかりは仕方がない。
家の中ではアキラと狗神の目があるし、蛟と一緒だと変化してしまうし、なかなか二人きりになる機会自体が少ないことに思い至った。
つまり家の外に出て蛟がポーチに入っている今が唯一のチャンスなのだ。
正直駅や道端でいちゃついているカップルを見るとおいおいこんな所でか、と思っていたが、亮太はその考えを捨て今日からそちらの仲間入りをする覚悟を決めた。
でもさすがに街中では恥ずかしい。万が一知り合いにでも見られたら、穴を掘って飛び込みたくなること必須だ。
だから住宅街側にいる間に、周りに人影がないことをさりげなく確認してから、コウにキスをした。これで正真正銘バカップルの一員だ。でもそれでもよかった。コウの幸せそうな顔を見られるから。
店の窓際で逆光の中聖母の様な笑みを浮かべるコウを、亮太はひたすらキャンバスに描き移す。黄銅色の瞳に光が反射して、べっこう飴みたいだ。そして今更ながらに気付く。この目線には熱がこもっていた。モデルをしているコウの目はいつもこれだった。亮太に好意を持ってくれている目をしていたのに、亮太はちっとも分かっちゃいなかった。鈍感にも程がある。
肌色は背中にも伸びてきた。一昨日までは知らなかった服に隠れた部分はもう知っている。だから描けた。そこに服がないかの様に、亮太は色を重ねていく。白くサラサラで、でも吸い付く様な肌だったことをふと思い出し、昨日のコウの姿が脳裏に浮かび。
「亮太……」
「わりい、つい」
壁に手をついて心を落ち着かせる。落ち着け落ち着け、というか何だこれは、これも勾玉効果だろうか。回復がやけに早くないか、亮太はおっさんなのに。恐るべし三種の神器である。
ジー、と、ジッパーを開け閉めする音が聞こえた。亮太が音がした方を見ると、コウが蛟をポーチにしまっていた。呆れてしまったのだろうか。ようやく落ち着いてきた亮太が慌ててコウの元へと行く。
「悪い、もう大丈夫だから続けよう。コウ、座っ」
「ねえ亮太」
コウが亮太を見上げて亮太の言葉を遮った。すると、先程の想像がまたフラッシュバックしてきた。どれだけコウにやられちまってるんだ、亮太は我ながら呆れ返った。
「今なら誰も見ていないけど」
コウはそういうと、あのいたずらっ子の様な笑みを浮かべた。亮太が大好きなこの表情に、亮太が逆らえる訳もなく。
亮太は、自分の家庭内順位が最下位になったことを実感し、まあそれもそれで悪くないかな、と思った。
コウはちっとも受け身ではないのも痛感した亮太であった。
◇
「亮太、頭の後ろに埃が付いてますよ」
「え? あ、本当だ」
店の床掃除が足りなかったらしい。今日出勤したらモップ掛けをしようと思いつつ、蓮が用意してくれた昼食の餃子と炒飯を口に含んだ。人が作る飯の旨いこと。朝一の走り込みからの予想外のところでの体力の消耗もあり、今日はさすがに腹が減っていた。
それにしても、ここのところ走らないと身体がソワソワして仕方がない。これが所謂ランナーズハイというものなのだろうか、と亮太は考えた。
アキラ達が島根に帰った後も、ランニングと筋トレは是非とも続けたかった。勾玉のお陰は勿論有るだろうが、それにしても身体が軽いのだ。
昼飯が終わると昼寝の時間。とてもよく寝れそうだった。
「ご馳走様」
アキラも蓮もとっくに食べ終わり、残すところはコウだけである。
「待って、私も一緒に寝る」
「早起きしてくれてたもんな。眠いか」
亮太の帰宅時間に合わせて起きた後はどうも寝れていなかった様なので、少し悪いな、と思いつつ、腕の中にコウをすっぽりと納める昼寝もまた悪くはないと思ってしまうあたり、我ながら完全に色ボケジジイだ。
コウは残りのひと口分を口の中に放り込むと、急いで食器を片付け始めた。始めの頃より大分手際が良くなっているところを見ると、相当狗神に鍛えられているのだろう。
「私のコウもおいで」
「わーいお昼寝お昼寝」
「では私も」
こうして柏木家名物となりつつあるぎゅうぎゅう布団の完成だ。狭いことこの上ないが、もうコウとは大っぴらに接触出来るので遠慮なく腕枕をさせてもらった結果、多少両端に余裕が出来た。お陰で足がマットレスから落ちない。
狭くとも暖かく、皆の愛情が心から嬉しい。微睡みの中で、亮太は呟いた。
「あー幸せ……」
だから、その後聞こえてきた言葉は夢の中で聞いたのかもしれない。
「私もだ」
「僕もー」
亮太は、夢の中で煌めく水面の様に輝く蛟龍が大きな翼を広げる神話の中の様な光景を見た。
◇
ふと気が付くと、腕の中のコウがいない。その事実に亮太は急に不安に襲われ、ガバッと起き上がった。
アキラと蓮もおらず、暗い部屋の壁掛け時計を見ると三時。アキラと蓮はいつもこの時間に買い出しに行っているのでいないのは分かるが、枕にいる筈の蛟もいない。
「コウ?」
酷い声が出た。泣きそうなぐしゃぐしゃな声になってしまった。何度も夢に見た光景が目の前に実際に広がり、胸が鷲掴みにされた様に苦しくなる。
すると、テーブルの上にメモが一枚置いてあるのを発見した。綺麗な伸びやかな字体は、これはコウの字だろうか。
亮太はメモを急いで確認する。
『皆と買い物に行ってきます。料理も特訓開始する! コウ』
へなへなと足の力が抜けて亮太は情けなく座り込んだ。
まだ、こんなにも怖い。寝入る時はあんなに幸福感に包まれていたのに、目の前にいないだけでこれだ。亮太は震える手で胸の上の勾玉を握り締める。すると、石が人肌で暖まったとは思えない程熱を持っているのが分かった。
これはどういうことだろう? 確か勾玉が熱くなったのは、何の時だっただろうか。
「まさか……その所為で」
亮太の孤独に対する恐怖心を煽ったのは、それが原因なのだろうか。
すると。
「ただいま戻りました」
「亮太、起きてたのか。ごめん、居なくて驚いたか?」
蓮とアキラの後ろからコウが顔をひょっこりと覗かせた。亮太はもつれる様にして立ち上がり玄関に向かうと、まだ玄関のドアを開けて順番を待っていたコウに裸足のまま駆け寄り、びっくりした顔のコウをきつくきつく抱き締めた。
「りょ、亮太?」
何も言えなかった。身体が震えてしまい、言葉がまとまらない。
亮太の震えに気付いたコウが、亮太の背中に両手を回して優しくとんとんし始めた。すると、段々と震えが治まってくる。
その様子を、蓮が目を細めてじっと見ていた。
「亮太、まさかとは思いますが」
ようやく落ち着いた亮太が、背後の蓮を振り返り、頷いた。
「八岐大蛇の気が、漏れてきていると思う」
冷蔵庫に買ってきた物をしまっていたアキラの手が、止まった。
コウの腕に巻き付く蛟は恍惚とした表情をしている様に見えた。
昨夜、というか今日の早朝、仕事を終えて帰宅した亮太を寝ぼけまなこで出迎えてくれたコウが、蛟にコウと亮太が仲直りして大好き同士になったのだと説明した、と話をしてくれた。
いつもは狗神が起きてきて風呂の準備をしておいてくれているが、今日は風呂は沸いていたが出迎えには来なかった。配慮してくれたのだろう。
実は仕事をしている間、早くコウに会ってこれが夢じゃなかったと確かめたくて落ち着かなかった。それ程にまだこの事実はしっくりきていなかったのだ。
おっさんが吐く臭い台詞など聞きたくないだろうか、そう迷った末、大分省略してコウに伝えた。
「早く会いたかった」
と。これでも十分臭い台詞だが、言葉を惜しんでコウを失いたくはなかった。コウは男女間のことは明らかに不慣れなのも分かったので、こちらが受け身では恐らく何も進まない。まだまだ正直なところ恐れ多い感が強いが、ちゃんと言葉と行動でコウには示してやりたかった。
店への道のりは、手を繋いで歩いた。蛟が道端で変化してしまうと困るので、蛟をポーチに詰めてから。四十路も半ばのおっさんが恋人と手を繋ぐのにあれこれ準備を整える必要があるのには我ながら笑えたが、こればかりは仕方がない。
家の中ではアキラと狗神の目があるし、蛟と一緒だと変化してしまうし、なかなか二人きりになる機会自体が少ないことに思い至った。
つまり家の外に出て蛟がポーチに入っている今が唯一のチャンスなのだ。
正直駅や道端でいちゃついているカップルを見るとおいおいこんな所でか、と思っていたが、亮太はその考えを捨て今日からそちらの仲間入りをする覚悟を決めた。
でもさすがに街中では恥ずかしい。万が一知り合いにでも見られたら、穴を掘って飛び込みたくなること必須だ。
だから住宅街側にいる間に、周りに人影がないことをさりげなく確認してから、コウにキスをした。これで正真正銘バカップルの一員だ。でもそれでもよかった。コウの幸せそうな顔を見られるから。
店の窓際で逆光の中聖母の様な笑みを浮かべるコウを、亮太はひたすらキャンバスに描き移す。黄銅色の瞳に光が反射して、べっこう飴みたいだ。そして今更ながらに気付く。この目線には熱がこもっていた。モデルをしているコウの目はいつもこれだった。亮太に好意を持ってくれている目をしていたのに、亮太はちっとも分かっちゃいなかった。鈍感にも程がある。
肌色は背中にも伸びてきた。一昨日までは知らなかった服に隠れた部分はもう知っている。だから描けた。そこに服がないかの様に、亮太は色を重ねていく。白くサラサラで、でも吸い付く様な肌だったことをふと思い出し、昨日のコウの姿が脳裏に浮かび。
「亮太……」
「わりい、つい」
壁に手をついて心を落ち着かせる。落ち着け落ち着け、というか何だこれは、これも勾玉効果だろうか。回復がやけに早くないか、亮太はおっさんなのに。恐るべし三種の神器である。
ジー、と、ジッパーを開け閉めする音が聞こえた。亮太が音がした方を見ると、コウが蛟をポーチにしまっていた。呆れてしまったのだろうか。ようやく落ち着いてきた亮太が慌ててコウの元へと行く。
「悪い、もう大丈夫だから続けよう。コウ、座っ」
「ねえ亮太」
コウが亮太を見上げて亮太の言葉を遮った。すると、先程の想像がまたフラッシュバックしてきた。どれだけコウにやられちまってるんだ、亮太は我ながら呆れ返った。
「今なら誰も見ていないけど」
コウはそういうと、あのいたずらっ子の様な笑みを浮かべた。亮太が大好きなこの表情に、亮太が逆らえる訳もなく。
亮太は、自分の家庭内順位が最下位になったことを実感し、まあそれもそれで悪くないかな、と思った。
コウはちっとも受け身ではないのも痛感した亮太であった。
◇
「亮太、頭の後ろに埃が付いてますよ」
「え? あ、本当だ」
店の床掃除が足りなかったらしい。今日出勤したらモップ掛けをしようと思いつつ、蓮が用意してくれた昼食の餃子と炒飯を口に含んだ。人が作る飯の旨いこと。朝一の走り込みからの予想外のところでの体力の消耗もあり、今日はさすがに腹が減っていた。
それにしても、ここのところ走らないと身体がソワソワして仕方がない。これが所謂ランナーズハイというものなのだろうか、と亮太は考えた。
アキラ達が島根に帰った後も、ランニングと筋トレは是非とも続けたかった。勾玉のお陰は勿論有るだろうが、それにしても身体が軽いのだ。
昼飯が終わると昼寝の時間。とてもよく寝れそうだった。
「ご馳走様」
アキラも蓮もとっくに食べ終わり、残すところはコウだけである。
「待って、私も一緒に寝る」
「早起きしてくれてたもんな。眠いか」
亮太の帰宅時間に合わせて起きた後はどうも寝れていなかった様なので、少し悪いな、と思いつつ、腕の中にコウをすっぽりと納める昼寝もまた悪くはないと思ってしまうあたり、我ながら完全に色ボケジジイだ。
コウは残りのひと口分を口の中に放り込むと、急いで食器を片付け始めた。始めの頃より大分手際が良くなっているところを見ると、相当狗神に鍛えられているのだろう。
「私のコウもおいで」
「わーいお昼寝お昼寝」
「では私も」
こうして柏木家名物となりつつあるぎゅうぎゅう布団の完成だ。狭いことこの上ないが、もうコウとは大っぴらに接触出来るので遠慮なく腕枕をさせてもらった結果、多少両端に余裕が出来た。お陰で足がマットレスから落ちない。
狭くとも暖かく、皆の愛情が心から嬉しい。微睡みの中で、亮太は呟いた。
「あー幸せ……」
だから、その後聞こえてきた言葉は夢の中で聞いたのかもしれない。
「私もだ」
「僕もー」
亮太は、夢の中で煌めく水面の様に輝く蛟龍が大きな翼を広げる神話の中の様な光景を見た。
◇
ふと気が付くと、腕の中のコウがいない。その事実に亮太は急に不安に襲われ、ガバッと起き上がった。
アキラと蓮もおらず、暗い部屋の壁掛け時計を見ると三時。アキラと蓮はいつもこの時間に買い出しに行っているのでいないのは分かるが、枕にいる筈の蛟もいない。
「コウ?」
酷い声が出た。泣きそうなぐしゃぐしゃな声になってしまった。何度も夢に見た光景が目の前に実際に広がり、胸が鷲掴みにされた様に苦しくなる。
すると、テーブルの上にメモが一枚置いてあるのを発見した。綺麗な伸びやかな字体は、これはコウの字だろうか。
亮太はメモを急いで確認する。
『皆と買い物に行ってきます。料理も特訓開始する! コウ』
へなへなと足の力が抜けて亮太は情けなく座り込んだ。
まだ、こんなにも怖い。寝入る時はあんなに幸福感に包まれていたのに、目の前にいないだけでこれだ。亮太は震える手で胸の上の勾玉を握り締める。すると、石が人肌で暖まったとは思えない程熱を持っているのが分かった。
これはどういうことだろう? 確か勾玉が熱くなったのは、何の時だっただろうか。
「まさか……その所為で」
亮太の孤独に対する恐怖心を煽ったのは、それが原因なのだろうか。
すると。
「ただいま戻りました」
「亮太、起きてたのか。ごめん、居なくて驚いたか?」
蓮とアキラの後ろからコウが顔をひょっこりと覗かせた。亮太はもつれる様にして立ち上がり玄関に向かうと、まだ玄関のドアを開けて順番を待っていたコウに裸足のまま駆け寄り、びっくりした顔のコウをきつくきつく抱き締めた。
「りょ、亮太?」
何も言えなかった。身体が震えてしまい、言葉がまとまらない。
亮太の震えに気付いたコウが、亮太の背中に両手を回して優しくとんとんし始めた。すると、段々と震えが治まってくる。
その様子を、蓮が目を細めてじっと見ていた。
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