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第60話 豚獣人サイド
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東に向かったリーダーの本体では・・。位置的には獅子獣人軍の後方になる。
「ブヒヒヒヒヒ、あのバカ虎獣人見事に騙されやがったなブヒャヒヒヒッ。」
「そうでやすね親分ブヒヒッ。ですが戦利品の獣人女が一匹も貰えないのがあっしら不満ですぜブヒッ。」
「あの強欲のアホ獅子獣人が独り占めして隠しちまったからなブヒッ。俺たちゃ新参扱いだから仕方ねえんだブヒッ。」
「あっしたちは今回もタダ働きなんてごめんですぜ?ブヒッ。」
「あったりめえよブヒッ。ちゃあんと手はうってあるんだブヒッ。別働隊もそろそろ女の収穫の時期だブヒッ。」
「あっしらはこれからどうするんでやす?ブヒッ。」
「獅子獣人に合流するふりをしてブヒッ。獣人奴隷を隠してある出兵で手薄になった黒豹獣人の里を襲うのよゲヒョブヒッ。女は攫ってガキは邪魔だから皆殺しだブヒッ。」
「そんなことしたら獅子獣人のやつに殺されますぜブヒッ。」
「おめえはばかか?いつものように皆殺しにすりゃいいんだブヒッ。証拠は残さねえブヒッ。」
「ブヒヒヒッ。あっしらにも女分けて下せえよ親分ブヒッ。」
◇
「親分あそこに猿獣人の商人が居るでやすブヒッ。」
「行きがけの駄賃に皆殺しにして全て奪ってこいブヒッ。いつものようにオークのフリをしてなブヒヒッ。」
オークもとい豚獣人は手慣れたもので有無を言わさず問答無用で襲いかかる。突如オークの大群に襲われた猿獣人の商人とその護衛たちは大混乱に陥った。
ガキン、ズシャッ!
「旦那逃げ・・ギャアアー!」
「ヒィー、助けてくれー!!」
ブシュッ!
「きゃああ、あなた!」
ドスッ!
「あああ、おかあさーん!」
グチャッ!
◇
ものの数分で猿獣人の家族連れの商人とその護衛達は皆殺しにされてしまった。見るに堪えない、凶暴な魔物に襲われたような惨状である。
「女は捕まえたか?ブヒッ。」
「ババアだったんで間違って殺しちめえやしたブヒッ。積み荷と金はたんまりあって奪いやしたがすいやせんブヒッ。」
「ばかたれがしゃあねえなブヒッ。これから山ほど若い女獣人とっ捕まえに行くから我慢するとするかブヒッ。」
「早く綺麗どころの女獣人を喰いちらかしてえでやすね親分ブヒッ。」
「敵は黒豹獣人の里にあり!移動先を変えろ、もう待ちきれねえ。メス獣人めちゃくちゃにするのが楽しみだぜブゥヒヒヒヒッゲヒブヒッ。」
「「「ブヒョゲヒョブヒヒヒヒッ」」」
醜悪な豚どもの下衆な笑い声がいつまでも夜空に響き渡っていた・・・。
「ブヒヒヒヒヒ、あのバカ虎獣人見事に騙されやがったなブヒャヒヒヒッ。」
「そうでやすね親分ブヒヒッ。ですが戦利品の獣人女が一匹も貰えないのがあっしら不満ですぜブヒッ。」
「あの強欲のアホ獅子獣人が独り占めして隠しちまったからなブヒッ。俺たちゃ新参扱いだから仕方ねえんだブヒッ。」
「あっしたちは今回もタダ働きなんてごめんですぜ?ブヒッ。」
「あったりめえよブヒッ。ちゃあんと手はうってあるんだブヒッ。別働隊もそろそろ女の収穫の時期だブヒッ。」
「あっしらはこれからどうするんでやす?ブヒッ。」
「獅子獣人に合流するふりをしてブヒッ。獣人奴隷を隠してある出兵で手薄になった黒豹獣人の里を襲うのよゲヒョブヒッ。女は攫ってガキは邪魔だから皆殺しだブヒッ。」
「そんなことしたら獅子獣人のやつに殺されますぜブヒッ。」
「おめえはばかか?いつものように皆殺しにすりゃいいんだブヒッ。証拠は残さねえブヒッ。」
「ブヒヒヒッ。あっしらにも女分けて下せえよ親分ブヒッ。」
◇
「親分あそこに猿獣人の商人が居るでやすブヒッ。」
「行きがけの駄賃に皆殺しにして全て奪ってこいブヒッ。いつものようにオークのフリをしてなブヒヒッ。」
オークもとい豚獣人は手慣れたもので有無を言わさず問答無用で襲いかかる。突如オークの大群に襲われた猿獣人の商人とその護衛たちは大混乱に陥った。
ガキン、ズシャッ!
「旦那逃げ・・ギャアアー!」
「ヒィー、助けてくれー!!」
ブシュッ!
「きゃああ、あなた!」
ドスッ!
「あああ、おかあさーん!」
グチャッ!
◇
ものの数分で猿獣人の家族連れの商人とその護衛達は皆殺しにされてしまった。見るに堪えない、凶暴な魔物に襲われたような惨状である。
「女は捕まえたか?ブヒッ。」
「ババアだったんで間違って殺しちめえやしたブヒッ。積み荷と金はたんまりあって奪いやしたがすいやせんブヒッ。」
「ばかたれがしゃあねえなブヒッ。これから山ほど若い女獣人とっ捕まえに行くから我慢するとするかブヒッ。」
「早く綺麗どころの女獣人を喰いちらかしてえでやすね親分ブヒッ。」
「敵は黒豹獣人の里にあり!移動先を変えろ、もう待ちきれねえ。メス獣人めちゃくちゃにするのが楽しみだぜブゥヒヒヒヒッゲヒブヒッ。」
「「「ブヒョゲヒョブヒヒヒヒッ」」」
醜悪な豚どもの下衆な笑い声がいつまでも夜空に響き渡っていた・・・。
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