「完結」転生したら神様になっていた

leon

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第八話 神様 勝利をつかませる

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雲の上で、俺は今日もハンバーガーを頬張りながら下界のスクリーンを見ていた。神様になってから、人間を助けるのが楽しくて仕方ない。前回の小林大輔の音楽デビューは大成功だった。あいつ、今じゃラジオで曲が流れて、バイト仲間から「有名人じゃん!」ってからかわれてるらしい。夢って叶うもんだな。まあ、俺のおかげなんだけど。

「じいさん、今日はスポーツ選手でも助けようかな。汗と涙のドラマっぽくさ」隣で雲を杖でつついてた白髪のじいさん(神界の先輩)が、ニヤッと笑って答えた。「ほう。スポーツか。そなた、前世で運動は得意だったのか?」「いや、コンビニの品出しで腰痛めたくらいだよ! でも今は神様だから、勝利掴ませるの余裕だろ」じいさんが「ふむ」と笑ってるけど、俺はスクリーンをチェックした。

映ったのは、体育館の隅で汗だくになってる女子高生。名前は田中彩花(18歳、高3)。バレーボール部のエースなのに、膝に包帯巻いてて、ボール拾いながら「もうダメかも…」って呟いてる。どうやら明日が最後の大会だけど、怪我で自信喪失中らしい。

「うわ、この子やばいね。勝利掴ませてやるか!」「どうやってだ? またやりすぎるつもりか?」じいさんが試すように聞いてきたけど、俺はもうノリノリだ。指をパチンと鳴らして、彩花の状況を詳しく見た。

下界では、田中彩花が体育館で落ち込んでた。「はぁ…膝治らないし、大会出ても足引っ張るだけだ…」彩花はバレーボール部の主力で、県大会優勝を目指してた。でも1ヶ月前に練習中に膝を痛めて、思うように動けない。チームメイトは「彩花なら大丈夫!」って励ますけど、本人は「もう引退した方がいいかな…」って弱気になってる。

「最後の大会なのに…」彩花が呟いた瞬間、空から声が聞こえた。「おいおい、そんな弱気でどうすんだよ!」「え?」顔を上げても誰もいない。でも確かに聞こえた。「いや、疲れて幻聴か…?」

雲の上では、俺が彩花の疲れ切った顔を見てニヤニヤしてた。「よし、まずは怪我だな。膝治してやる」指をパチン。彩花の膝に「急速回復」の加護を付与。痛みがスッと引いて、包帯外したら普通に動けるようになった。「え、うそ!? 膝が…軽い!?」彩花、ビックリしてジャンプしてみる。いつもならズキッとするのに、全然平気だ。

「次は自信だな。エースの輝き取り戻してやる」また指をパチン。彩花の頭に「勝利への闘志」を注入。すると、彩花がボールを手に持って呟いた。「いや、待てよ…私、最後まで諦めない!」チームメイトが「彩花、顔つき変わったね!」って驚いてる。

「うおおお! 俺、すげえ! エース復活だ!」雲の上で俺がガッツポーズ。「な? ちょっとした神パワーで全然違うだろ」「ふむ。だが怪我を治すのはやりすぎだぞ。自然に勝たせんと意味がない」じいさんが冷静に言うけど、俺は反論した。「いいじゃん、最後の大会だよ。少しズルしてもドラマチックだろ」

次に、大会の相手をチェック。決勝戦のライバルは「聖桜高校」。エースの佐々木(18歳、高3)が強烈なスパイクで有名で、彩花のチームは過去にボロ負けしてる。「よし、佐々木をちょっと弱らせてやる」指をパチン。佐々木のスパイクに「微妙にズレる」呪いを軽く付与。やりすぎないように調整した。

大会当日、彩花のチームが決勝まで勝ち進んだ。体育館は観客で埋まり、彩花がコートに立つ。膝は完璧、闘志もバッチリ。「私、やるよ!」試合開始。彩花のスパイクが炸裂して、点数をガンガン稼ぐ。チームメイトが「彩花、復活した!」って盛り上がってる。

対する聖桜の佐々木、スパイクを打つけど微妙にネットに引っかかったり、アウトになったり。「え、何!? 俺、調子悪い!?」佐々木が焦ってる間に、彩花が決め球を叩き込む。最終スコット、25-23で勝利!

体育館が「うおおお!」って歓声に包まれた。彩花、チームメイトと抱き合って泣いてる。「やった…私たち、優勝した!」

雲の上で、俺がニヤニヤしてた。「よっしゃ! 勝利完了! ドラマチックだろ!」「ふむ。まあ、佐々木を弱らせたのはズルだが、彩花自身の力も活かせたから良しとするか」じいさんが珍しく認めてきた。でも、俺はちょっと反省。「確かにやりすぎたかもな。次はもっと自然にやろう」

試合後、彩花は優勝トロフィーを掲げて笑顔。チームメイトが「彩花のおかげだよ!」って褒めてる。佐々木は「次は負けないからな!」って悔しがってたけど、まあそれは次回の話だ。

で、最後の仕上げ。俺は彩花のバッグに「勝利おめでとう、よく頑張ったな」のメモを置いといた。彩花が見つけて、「え、神様!?」ってビックリ。チームメイトが「何? 彼氏から?」ってからかうと、彩花が「いや、もっとすごい人!」って笑った。

その夜、彩花は家族と優勝祝い。父親が「膝治って良かったな」って涙ぐんで、母親が「これで大学推薦も狙えるね!」ってニコニコ。彩花は「なんか助けてくれた人がいる気がする…」って呟いてた。

雲の上で、俺は満足げにハンバーガーをかじってた。「な? スポーツもバッチリだろ!」「ふむ。今回はまあまあ自然だったな。次は何だ?」じいさんが聞いてきたけど、俺はもう次を考えてた。「次はさ、仕事で悩む新入社員とか面白そうだな。社会人のリアルっぽくさ!」

こうして、俺の「なんでも助けちゃう神様」生活は続く。下界の奴ら、困ったら祈れよ。俺が適度に助けてやるからさ!

(おしまい)
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