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第1章
主人公?転生?
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目が覚めたら…
本来は病院のはず。あの時事故によって意識不明になってしまったのだから。
「ど、どこ…ここ」
辺りは見慣れない洋風の造りの部屋で
豪華では無いか少し前の時代にありそうな感じ。
動ける…?!
よく見たら、怪我していると思った体がぴんぴんに動くではないか…。
そして
「ニーロッ?」
外から何やら名前を呼ぶ声。
というかにーろ?ってだれ?
まさかと思い、机の上にある手鏡を見るとそこには…
これ誰??
シルバー色の髪の毛をした少女?がいた。
なんかどこかで見たことある容姿…。
「ニーロ起きたのね、もうすぐ村の祭りの準備よ。早く着替えなさい」
そう言ってこの体の持ち主のお母さん?らしき人が部屋から出ていく。
わたしは、もう一度その手鏡を見る。
そのとき…手鏡に映るのはこの姿ではなく、事故に遭う前のわたしの姿だった。
『驚くのも無理はないわ』
わたしの体で誰かが話している。
『あなたは、こちらの世界ではもう既にあの事故により亡くなったことになっている』
「そ、そうなんだ…かなりの衝撃で痛かったからな…」
『この世界は覚えているかしら?前世であなた、白井あやめが好きだったアニメ【革命記 ニーロ】の世界よ』
どうりで、見たことある部屋。
さらに
「大きくなった…」
自分?の胸を触ってみる。変態では無いけれども前世のわたしでは、実感することが難しかった感触。
これが、転生…。
あ、待って…とても大事なこと思い出した。
「わたしはヒロインのニーロになったということ?」
ここでようやく本題に戻る。
『そう、この国自身をあなたの手によって変えて欲しいの』
「でもどうしてわたしが?」
『あやめが小さい頃からそばで見守ってきたから。幸せになってほしいから。
これは私からのプレゼントだと思って』
手鏡がパリッ
割れてしまった。
『あなたなら変えられる白井あやめ、いやニーロ・ラングェ』
バリバリッ… パキン。
ついに、完全に壊れてしまった手鏡。そして消えてしまった元の私の姿。
あの声ももう聞こえない。
「あの声どこで聞いたことあるかも…」
今となっては、思い出せないけれども
きっといつか会えるまで。
これからわたし、白井あやめは【ニーロ・ラングェ】として生きていく。
ただその時はすっかり忘れていたのである。この世界はR18アニメだということを…。
本来は病院のはず。あの時事故によって意識不明になってしまったのだから。
「ど、どこ…ここ」
辺りは見慣れない洋風の造りの部屋で
豪華では無いか少し前の時代にありそうな感じ。
動ける…?!
よく見たら、怪我していると思った体がぴんぴんに動くではないか…。
そして
「ニーロッ?」
外から何やら名前を呼ぶ声。
というかにーろ?ってだれ?
まさかと思い、机の上にある手鏡を見るとそこには…
これ誰??
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なんかどこかで見たことある容姿…。
「ニーロ起きたのね、もうすぐ村の祭りの準備よ。早く着替えなさい」
そう言ってこの体の持ち主のお母さん?らしき人が部屋から出ていく。
わたしは、もう一度その手鏡を見る。
そのとき…手鏡に映るのはこの姿ではなく、事故に遭う前のわたしの姿だった。
『驚くのも無理はないわ』
わたしの体で誰かが話している。
『あなたは、こちらの世界ではもう既にあの事故により亡くなったことになっている』
「そ、そうなんだ…かなりの衝撃で痛かったからな…」
『この世界は覚えているかしら?前世であなた、白井あやめが好きだったアニメ【革命記 ニーロ】の世界よ』
どうりで、見たことある部屋。
さらに
「大きくなった…」
自分?の胸を触ってみる。変態では無いけれども前世のわたしでは、実感することが難しかった感触。
これが、転生…。
あ、待って…とても大事なこと思い出した。
「わたしはヒロインのニーロになったということ?」
ここでようやく本題に戻る。
『そう、この国自身をあなたの手によって変えて欲しいの』
「でもどうしてわたしが?」
『あやめが小さい頃からそばで見守ってきたから。幸せになってほしいから。
これは私からのプレゼントだと思って』
手鏡がパリッ
割れてしまった。
『あなたなら変えられる白井あやめ、いやニーロ・ラングェ』
バリバリッ… パキン。
ついに、完全に壊れてしまった手鏡。そして消えてしまった元の私の姿。
あの声ももう聞こえない。
「あの声どこで聞いたことあるかも…」
今となっては、思い出せないけれども
きっといつか会えるまで。
これからわたし、白井あやめは【ニーロ・ラングェ】として生きていく。
ただその時はすっかり忘れていたのである。この世界はR18アニメだということを…。
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