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ウェールズ王国
職務怠慢
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サクラが王宮に来て5日、サクラは所謂放置されていた。
ルイスも騎士団の仕事をあり、来るのは夜。
国王も執務や落とし人の公表について何かと忙しくサクラに会えないでいた。
侍女達は朝に1回来て、私の着替えが終わると直ぐに出て行く。
だから、私は身の回りの事は自分でやった。
こればかりは家政婦の梅さんに感謝だわ。
井戸に行って少しずつ水を汲んで来て、それからは宮殿の裏手に回って食べれる野草を探す。
調理は魔法が使えるから苦労はしなかった。
ここまでは良かった。
暫くするとお風呂にも入っていない私に気付いたルイスが激怒し、一応毎日監視という名の侍女が入り浸った。
「痛い!」
「あら、この位我慢して下さいませ。少し力が入ってしまっただけですわ。」
お風呂ではほぼ水のお湯を容赦なくかけられ、髪を洗うのも乱暴で梳かす時何かは頭からブチブチ音がした。
「お茶ですわ。」
ガチャンッと置かれたティーカップに口を付けるとすっごく渋い紅茶が入っていた。
一口でご馳走様と言えば。
「あら、贅沢ですわね?お口が肥えてらっしゃるのかしら?これではルイス様や陛下がお会いに来なられないのも納得ですわね?」
クスクス笑う侍女に私は何も言えなかった。
確かにルイスにも国王にもここ何日も会っていなかったから。
「落とし人様?子供だからと無条件に可愛がられると思ってはいけませんわ?貴女は落とし人だから価値があると言うだけの事、ルイス様や陛下に気に入られていると勘違いしてはいけませんわ。」
「あら、こんなに零して…私達の仕事を増やさないで下さいませ。」
この日から私はおやつを口にしなくなった。
「貴女はあまり食べないから晩餐はこれで十分ですわよね?」
この日から私の夕飯は硬いパンだけになった。
「こんな高価な物子供には必要ありませんわ。」
この日から私のアクセサリーが消えていった。
「あら、このドレスうちの子にピッタリだわ!」
この日から私のクローゼットは空っぽになった。
どれも私の物じゃないから何ともおもわなかったけど、寂しさだけはどうにもならなかった。
私の中には前世の大人の私と子供の私が混在していて、大人の私は耐えられても子供の私が耐えられなかった。
ルイスはあれからパッタリ来ない。
私は知らなかったの、ルイスが遠征に出ていて言伝を侍女に頼んだ。
だから私には知らされなかった。
彼女たちは落とし人がこんな子供なのが気に入らない。
落とし人だからと国王やルイスに優しくされるのも気に入らない様だった。
侍女達はだんだんエスカレートしていった。
ーガシャンッ!!
「きゃぁ!」
「この役立たず!!私達言いましたよね?今度陛下に会ったらアクセサリーをねだれって!」
「はい…。」
「はぁ、全く何の役にも立たない役立たずね!落とし人だと言うからどれ程凄いのかと思ったらとんだ期待はずれだわ!!」
「ご、ごめんなさい…。」
「はぁ?聞こえないわよ!今日の晩餐は抜きですからね!反省なさい!」
「はい…。」
激怒する侍女を見送ると私はベッドに倒れ込んだ。
この時私は完全に侍女に支配されていた。
ルイスも騎士団の仕事をあり、来るのは夜。
国王も執務や落とし人の公表について何かと忙しくサクラに会えないでいた。
侍女達は朝に1回来て、私の着替えが終わると直ぐに出て行く。
だから、私は身の回りの事は自分でやった。
こればかりは家政婦の梅さんに感謝だわ。
井戸に行って少しずつ水を汲んで来て、それからは宮殿の裏手に回って食べれる野草を探す。
調理は魔法が使えるから苦労はしなかった。
ここまでは良かった。
暫くするとお風呂にも入っていない私に気付いたルイスが激怒し、一応毎日監視という名の侍女が入り浸った。
「痛い!」
「あら、この位我慢して下さいませ。少し力が入ってしまっただけですわ。」
お風呂ではほぼ水のお湯を容赦なくかけられ、髪を洗うのも乱暴で梳かす時何かは頭からブチブチ音がした。
「お茶ですわ。」
ガチャンッと置かれたティーカップに口を付けるとすっごく渋い紅茶が入っていた。
一口でご馳走様と言えば。
「あら、贅沢ですわね?お口が肥えてらっしゃるのかしら?これではルイス様や陛下がお会いに来なられないのも納得ですわね?」
クスクス笑う侍女に私は何も言えなかった。
確かにルイスにも国王にもここ何日も会っていなかったから。
「落とし人様?子供だからと無条件に可愛がられると思ってはいけませんわ?貴女は落とし人だから価値があると言うだけの事、ルイス様や陛下に気に入られていると勘違いしてはいけませんわ。」
「あら、こんなに零して…私達の仕事を増やさないで下さいませ。」
この日から私はおやつを口にしなくなった。
「貴女はあまり食べないから晩餐はこれで十分ですわよね?」
この日から私の夕飯は硬いパンだけになった。
「こんな高価な物子供には必要ありませんわ。」
この日から私のアクセサリーが消えていった。
「あら、このドレスうちの子にピッタリだわ!」
この日から私のクローゼットは空っぽになった。
どれも私の物じゃないから何ともおもわなかったけど、寂しさだけはどうにもならなかった。
私の中には前世の大人の私と子供の私が混在していて、大人の私は耐えられても子供の私が耐えられなかった。
ルイスはあれからパッタリ来ない。
私は知らなかったの、ルイスが遠征に出ていて言伝を侍女に頼んだ。
だから私には知らされなかった。
彼女たちは落とし人がこんな子供なのが気に入らない。
落とし人だからと国王やルイスに優しくされるのも気に入らない様だった。
侍女達はだんだんエスカレートしていった。
ーガシャンッ!!
「きゃぁ!」
「この役立たず!!私達言いましたよね?今度陛下に会ったらアクセサリーをねだれって!」
「はい…。」
「はぁ、全く何の役にも立たない役立たずね!落とし人だと言うからどれ程凄いのかと思ったらとんだ期待はずれだわ!!」
「ご、ごめんなさい…。」
「はぁ?聞こえないわよ!今日の晩餐は抜きですからね!反省なさい!」
「はい…。」
激怒する侍女を見送ると私はベッドに倒れ込んだ。
この時私は完全に侍女に支配されていた。
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