良くある異世界で幼女は今日も頑張る!

凪 冬夜

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ウェールズ王国

サクラ交渉する。

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畏まったサビエルはは必死に治癒魔法を掛けていた。

「ザビエルさん、私の拳で殴った怪我はヒールじゃ治らないよ?」

「え?は?サビ?私ですか?」

「ブハッ!!止めろサクラ…腹が…!」
雅臣がツボったらしい。

「貴方が一番偉い人?」
サクラは倒れたシャルルの前に仁王立ちするとニッコリ笑った。

「ゴホッゴホッ…はい、シャルルと…申します。落とし人様…まさか本物とは。」
シャルルも半信半疑で付いてきたが、本当に落とし人が来るとは思っていなかったのだ。

「そんなのどっちでもいいの。私と取引しない?」

「取引…ですか?」

「そう、あのめり込んでるザビエルは貴方の好きにすればいいわ。私はあの太っちょザビエルが依頼したからここに来たんじゃない。私が自分でここに来たかったから漆黒の鷹に連れて来て貰ったの。」

「と言う事にしろと言う事ですね?」

「話が早くて助かるわ。貴方は私と雅臣を保護して王都まで連れて行って?そうすれば貴方の顔もたつでしょ?」

「なるほど、良いでしょう。」

「ありがとう、落とし人誘拐なんて無かったの。って事で。」
少女なのに大人の様な交渉をする落とし人に手を伸ばすとすかさず雅臣と呼ばれる男が落とし人を守る様に遠ざけた。

「雅臣、一緒に王都に行って国王に会おう!雅臣は絶対に守るんだから!」

「あ、あぁ分かったよ。だからそんなに興奮するな。そろそろ眠いだろ?」

「ふぇ?」
雅臣に抱き上げられ背中をポンポンされると直ぐに眠気はやって来た。

「幼子の扱いが上手いものだな?」
シャルルが羨ましそうに言うと雅臣はまぁなと笑った。

「話はサクラが話した通りで良いんだろ?」

「構わない、私も今回の事は不本意なのだよ。落とし人様には頭が上がらぬな。」
シャルルは眠ったサクラの頭を撫でた。

「落とし人とは、この様に愛らしく…庇護欲を掻き立てる存在なのだな?其方を羨ましく思う、雅臣よ。」

「いや、愛らしいのはサクラだからだとおもうぞ?」
雅臣はビシッと突っ込んだがシャルルは聞いていない様だ。

「今日は部屋を用意する。ゆっくり休まれよ、欲しい物があれば執事に言えば良い。」
雅臣は眠るサクラを抱き直しシャルルの後を追った。
翌日、直ぐにサクラ保護の報告と王都へ返還の書状が送られた。


王都では、サリスティン聖教最高司祭からの書状に国王ウィルは直ぐにルイスと騎士団に復帰したモーリスとサクラを治癒さした治癒士のアースを執務室に呼んだ。

「サクラが見つかった。」
国王の言葉に皆喜んだ。

「どこに居たのですか?!」

「お怪我は?!」

「直ぐに私が治癒します!」
ルイス、モーリス、アースが騒ぐ。

「まぁ、落ち着け。一概に喜べん所もあるのだ。」
国王は経緯を話し出した。
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