うちの総帝様は最強なのだが如何せん天然で…

凪 冬夜

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惑星エルリス

1-42

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縁談当日、ウィリアムとナディアが迎えに来た。

「えっ?転移じゃ駄目なんですか?」

「クロード、王城に行くのよ?貴方は違うけれど私達は臣下なの、ちゃんとオズワルドの馬車で声門から入るのよ。」
なんと面倒な…

「クロード、今面倒とか思っただろう?」

「父さんは何時から読心術が使えるようになったんですか?」

「顔に書いてあるぞ?」
仕方ないのでエデンから降りて馬車に揺られ王城に向かった。
王城に着くと直ぐに謁見の間に通された。

「待って居ったぞ!!ウィリアム!!」
挨拶をする前に王様が飛び出してきた。

「陛下!!我々はまだ挨拶もしておりません。」

「儂らの仲だ!挨拶など要らぬ!!更に身内になるやもしれんのだしな?!」
大層ご機嫌な王様だとクロードは思った。

「そちらがウィリアムの息子か?」

「はい、クロードです。」
げんなりしながらウィリアムが紹介した。

「お初にお目にかかります陛下。ウィリアム=オズワルドの嫡男クロード=ルイ=オズワルドと申します。」

「良い良い!堅苦しい挨拶などいらん!ウィリアム!!驚く程の美貌の息子じゃないか!!でかした!ルイーザが惚れるのも頷ける。ルイーザは王妃と共に待って居る、会ってやってくれクロード。」

「はい、陛下。」
俺は礼をし、母さんと共に王妃様の元へ向かった。
部屋の前に着くと近衛兵が中に報告する。

「王妃様、オズワルド公爵家の奥方とご令息が参りました。」

「通して頂戴。」

「どうぞ。」
近衛が扉をあけ中へ促す。

「失礼致しますわ。」

「失礼致します。」
母に習い礼を尽くした後部屋へと入った。
そこには美しい王妃様とルイーザ王女らしき女性が座っていた。

「久しぶりね、ナディア。」

「久しぶり、セリーヌ。」

「母上と王妃様はお知り合いなのですか?父上と陛下も知り合いの様ですし。」

「あら、ナディア話してないの?」

「言うタイミングが無かったのよ。」

「ナディアと私は幼馴染なのよ。ウィリアムと王様はそうね、戦友かしら?」
兎に角知り合いと言う事ですね?

「ナディア貴方の息子凄い美形ね?ルイーザが夢中になる筈ね!」

「お、お母様!!」
今まで黙っていたルイーザが大きな声を上げた。

「まぁまぁ、照れちゃって。さぁ二人も座って頂戴。」
王妃様と王女様の向かいにすわり、前に紅茶が置かれた。

「クロード、今日は娘の我儘の為にありがとう。母としてお礼を言わせて頂戴。本当は断られると思っていたのよ。貴方には会うのも難しいと聞いていたから。」
それは何処情報なんですかね?
別に会えますけど。

「いえ、父に頼まれましたので。」

「頼まれなかったら?」

「お断りしていました。」
ここは正直に言っておきましょう。

「そう、やっぱりウィリアムとナディアに頼み込んで良かったわぁ!」
花が咲いたように無邪気に笑う王妃様。
この王妃様食えませんね?

「ナディア、後は若い二人に任せて私達は二人でお茶にしましょう?積もる話もあるし。ルイーザ、中庭をクロードに案内して差し上げたら?花が見頃でしょ?」

「はい、お母様。」
そんなこんなで俺と王女様は中庭へと向かう事となった。


♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

「………。」

「………。」
向かった中庭は確かに花が見頃で、中央にある噴水の近くのベンチに二人で並んで座った。

「あの…」

「はい?」
王女様は王妃様そっくりで確かに美人でした。
私は興味ありませんが、あっ!私の名誉の為に言っておきます。
私は女性が好きです。

「く、クロード様は、その…お付き合いしている方とかはいらっしゃるんですか?」

「いいえ、居ませんよ。」

「私との縁談…受けて頂けるのでしょうか?」

「それは…オズワルド公爵家の嫡男としての答えでしょうか?」

「えっ?」

「私の場合、立場に寄って答えは変わってきます。」

「ならば…受けて頂ける立ち場でしたら?」

「それならばオズワルド公爵家の嫡男としてでしょうか。オズワルド公爵家としては王族からの縁談を断るのは得策ではありませんから。」

「なら…受けて下さるのですね?」

「いいえ、残念ですがお断り致します。」

「何故…何故ですか?」
大きな目に沢山涙を溜めてルイーザはクロードの腕を掴んだ。

「申し訳ありません。私にはまだまだやらねばならない事があるのです。」

「そうですか…」
ルイーザは泣きながら走り去ってしまいました。
暫くベンチで暇を潰していると父のウィリアムが迎えに来た。

「断ったそうだな?」

「はい。陛下がお呼びですか?」

「そうだ、王妃様も待って居られる。」

「そうですか、では行きましょうか。」
俺は父さんとまた謁見の間に向かった。
謁見の間に入って直ぐに飛んできたのは王様の怒号だった。

「何故だ!!何故ルイーザの縁談を断った?!オズワルドにとっても悪い話では無かろう?!ウィリアムの息子は馬鹿なのか愚かなのか!!」
かなりお冠の様子の陛下。
隣に座っている王妃様は落ち着いている。
王妃様に縋るように隣に座るルイーザを見るとまだ泣いている様だった。


_______________________________________

人物紹介ラファイまでは出来ましたので公開しておきます。
少しずつ増えて行くのでよろしくお願いします。
話の順番の変え方がわからず中途半端な場所に人物紹介がありますが、ご了承ください。
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