うちの総帝様は最強なのだが如何せん天然で…

凪 冬夜

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惑星エルリス

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エデンに着くと王女は闇帝に任せて、俺は父さんと母さんを連れて執務室に戻った。
執務室に入るなり母さんに詰め寄られる。

「クロード!あんなの母さん聞いてないわよ?」

「父さんも吃驚したぞ?前から決めてあったのか?」

「はい、こうなるだろうと事前に帝達が協力を申し出てくれたんです。」

「はぁ…セリーヌには申し訳ないけど、王女の事は仕方ないわね。」

「父さんも良かったんですか?戦友だったのでしょう?」

「構わない、アイツは王位に就いてから奢ってしまった、それの顛末だ。アイツも理解して今頃後悔している頃だろうよ。」

「王女はどうする気なのよ?まさか極刑は無いでしょう?」

「本来なら極刑ですよ?でも今回は俺の両親の友の子供を考慮します。あの我儘が治らなければシロへは戻れませんけど、婚期を逃す前に更生出来れば良いですね?」
後は闇帝がどうするかでまた変わって来ますけど。

「なら私達は帰るわ、疲れちゃったわよ。」

「すみませんでした。」

「あぁ、また帰って来い。アリアがお前に会いたくて騒いでいるからな。」

「分かりました。近いうちに帰ります。」
両親をエデンの魔法陣まで見送るとまた執務室に戻り、書類に目を通す。

「まさか、城に行っている間にこんなに書類が溜まっているとは思いませんでした…」
クロードは書類の山を倒しながら机に突っ伏した。
このままお昼寝してしまおうかと悩んでいるとラファイが入って来た。

「どうした?珍しいな、お前がそんなになってるなんて。」
そう言うラファイの手にはまた書類が握られていた。

「ラファイまで俺に書類を持って来るんですね?」

「仕事だからな。それより良いのか?」

「何がですか?」

「カイテルの部屋にルナ様が入って行ったぞ?大丈夫なのか?」

「それは…」
ダイジョバナイdeath。
俺は急いで闇帝の部屋に向かった。

「カイテル、失礼します!」
目の前の光景に目を疑った。

「る、ルナ?何をしているんですか?」

「あらぁ、クロードいらしゃーい。見たらわかるでしょぉ?躾よん、躾。」
躾ですか?
チラとカイテルを見ると顔を反らした。
分かりますよ、ルナに逆らえなかったんですね?

「お座り!!お~す~わ~り~よっ!!全く、犬にしても駄目駄目じゃない、この王女!」

「いや、犬にしたら駄目ですよ…躾は人間として躾なければ意味が無いんですよ?」

「あら、そうなのぉ?早く言って頂戴よぉ。無駄な時間使っちゃったじゃなぁい?」

「ルナ、王女を元に戻して下さい。カイテルはまた王女を閉じ込めて置いて下さい。ルナはやり過ぎですよ、反省して下さい。それまでおやつは抜きです。」

「嘘ぉぉぉお!!いやぁぁぁあ!!それだけは許してぇー!!」

「駄目です、反省しなさい!私は執務に戻ります!!全く山の様に書類が来ているのに…」
ルナは絶望的な顔で床に崩れ落ちた。
精霊の常識は分かりませんが、人間は人間として扱わなければいけません。
例え罪を犯した人間でもです。
最低限の人権は尊重すべきだと私は思っています。

「王女については私が追って沙汰を出します。それまではカイテルに任せます。」
俺は執務室に篭もり何とか書類を捌ききった。
部屋に行くと既にラウがベットで丸くなっていました。

「ラウ、ルナは一緒じゃないんですか?」

『うむ、他の帝達の所でおやつにありつこうとして全滅したとフラフラ森に向かって行った。泉にでも引き篭るのだろう、放っておけ。』

「そうですか。」
他の帝達にもルナにはおやつ禁止と通達しておいたんです。

「もう寝ましょうか、今日は疲れました。」

『うむ、ゆっくり休むと良い。』

「はい、おやすみなさいラウ…」
俺は直ぐに眠りに落ちた。

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