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人類の存続

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その頃、クロードは楓の元に来ていた。
二人でお茶を飲みながらクロードが何時も持って来てくれるお菓子を食べるのが楓の楽しみになっていた。

「楓はどうしても此処から離れられないのですか?」
この質問はもう何回も楓にしているが、クロードは諦め切れないでいた。

「もう!何度も言っているでしょ?私は此処から離れられないのよ。許しが無ければ…」
クロードがピクっと反応した。

「許しとは?だれに許しを乞えば良いのですか?」
楓もクロードを好ましく思っている為、ポロッと何時も言わない事まで言ってしまった。

「私の星の教皇様よ。」
クロードは楓の星に行けるかどうか考えた。
出来るならクロードが許しを乞いに行こうと思っている。
しかし、クロードの世界に他の星に行くような技術は無いのが現状だ。

「それ以外に方法は無いのですか?」
楓はモジモジしながらクロードを見た。
クロードは首を傾げた。

「巫女で…無くなれば…良いのです。」
巫女でなくなる?
どういう意味だろうか?

「巫女でなくなるにはどうすれば良いのですか?」
楓は今度は真っ赤になった。
楓は内心乙女に何を言わせようとしてるのよ!とクロードに悪態をついた。

「言わせないでよ!もう!」

「どうしたんです?怒らないで楓。」
甘えるように楓を宥めるクロードに楓はキュンキュンした。
プイッと顔を反らす楓にクロードは眉を下げた。

「俺は楓を怒らせる様な事をしてしまったでしょうか?」
シュンっとするクロード。

「ち、違うわよ!巫女でなくなる意味よ、分からない?」

「分かりません…」
クロードは本当に分かって居なかった。
そんなクロードに楓は仕方ないと真っ赤になりながらも口を開いた。

「じゅ…」

「じゅ?」

「じゅ…純潔じゃ無くなれば…い、良いのよ。」
これにはクロードもボンッと赤くなった。

「なななな何を言ってるんですか!」

「本当の事だもの…」
もう二人共林檎の様に真っ赤になっている。
果たしてクロードに楓の純潔を奪う事は出来るのか不安である。

「私が純潔じゃなくなればまた新しい巫女が派遣されるわ。」
クロードに迷いは無い、しかし初恋な上恋愛初心者の二人には中々ハードルが高い。

「それはつまり…」
真っ赤になりながら楓を見るとコクリと頷いた。
クロードは夢に見る程楓に触れたいが、あれは夢であって本当になんな風に出来るかなんて自身は全く無かった。
公爵家男子たるものそっちの知識も叩き込まれたが、いざ本番となるとクロードも動揺を隠せない。
しかし、クロードも腹を括った。

「楓…俺は惑星エルリスのドラスタ王国オズワルド公爵家の長男クロード=ルイ=オズワルドです。そこで総帝と言う役職を頂いています。俺は楓を愛しています。俺と結婚してくれますか?」
クロードは跪き掌にシンプルな総帝の紋章が入った指輪を作り出した。

「えぇ、えぇ…私も!クロードを愛してます…」
泣き出してしまった楓を抱き締め楓の右手の薬指に指輪を嵌めた。

「ありがとうございます楓!」

「私も嬉し…」
言い終える前にクロードが楓の唇を塞いだ。
ドンドン深くなるクロードの口付けに楓はクロードの胸を叩いた。

「はァ…クロード…息が…はァ…」

「だんだん慣れて下さい。」
またクロードは楓の唇を奪った。
楓はクロードに翻弄されるばかりでとうとう立っていられなくなりカクンッと落ちそうになってしまう楓をクロードが支えた。
クロードがパチンと指を鳴らすと大きなフカフカのベットが現れた。

「本当に俺で良いのですか?」

「私は…クロードが良いの。」

「もう撤回出来ませんからね?」
クロードは軽々と楓をベッドに運び優しく下ろした。
やはり楓は潤んだ瞳でクロードを見上げてくる。
それを見たクロードは手を口に当て顔を反らした。

「クロード?」

「すみません、楓が綺麗過ぎて…我慢出来そうに無いんです。」
楓は真っ赤になりベッドにうつ伏せになり悶えた。
ただてさえ見目麗しいクロードが照れた様にハニカミながら自分を綺麗だと言う、普通の女なら悶え死ぬレベルだ。

「ひゃっ!!」
うつ伏せになった楓の背中のボタンをいつの間にか外していたクロードが楓の背中に舌を這わせた。

「やっ…クロード…」
スルりと肩まであったワンピースを降ろされてしまった。

「嫌ですか?こんなに綺麗なのに…」
クロードの唇はもう腰まで降りてきていた。
その後スっとクロードは楓から離れた。
不思議に思った楓はクロードを振り返って後悔した。
スルりとシャツを脱ぐクロードはとても色っぽく、細いのにつく所にはしっかり筋肉がついていて逞しい。



直ぐに楓はまたうつ伏せになった。
楓が悶えている間にもクロードはサッと楓のワンピースを脱がせた。

「クロード、恥ずかしいの。」
クロードは分かりましたと言うともう一度指を鳴らし部屋を薄暗くした。

「これで良いですか?」
コクリと頷く楓にクロードは覆いかぶさった。

「こっちを見てくれないんですか?」
絶対に見れない…見たら悶え死んでしまう!
フルフルと首を振る楓。

「楓、可愛い…」
クロードはまた背中に舌を這わせ始め、楓がピクっと反応した瞬間にスルりと楓の胸に手を滑り込ませた。

「あっ!」
豊満な楓の胸はとても柔らかくとごまでもクロードの指を飲み込んでしまいそうだった。

「楓?」
呼ばれて振り向くと直ぐにクロードの唇が重なった。
そのまま仰向けにされてしまう。
楓は慌てて両手で前を隠した。

「楓、隠さないで?綺麗な楓を見せて下さい。」
そんな事言われて素直に見せられる訳がない。
その間にもクロードは容赦なく楓に触れてくる。

「きゃあっ!!」
いつの間に脱がされたのか楓は既に一糸纏わぬ姿にされていた。

「クロード!待っ…んんっ」

「はァ…待てませんよ。」
楓の唇を堪能しながらクロードの手は下へ下へ向かって行く。
楓は必死に足を閉じたが一番敏感な所を撫でられれば途端に力が抜けてしまった。
それを見逃さないクロードはゆっくりと楓の蕾を開いていく。
ゆっくりゆっくり傷つけない様にクロードの愛撫は続く。
もう既に楓はグッタリしていた、胸を激しく上下させ息も絶え絶えだった。

「楓、今からそれで大丈夫ですか?」
えっ?と思う間もなく今までにない快感が楓を襲った。
クロードがゆっくりと中指を楓の中に沈めたのだ。
そこからは楓の嬌声と水音と激しい息遣いが部屋に響いた。

「あぁ!!クロード!いや…何か来る!!」
クロードは更に激しく楓の中を攻め立てた。

「いやぁ…あぁぁぁぁん!!」
初めて絶頂を迎えた楓は呆然としていた。

「楓、良いですか?」
何が?と思いクロードを見てまた楓は後悔した。

「クロード…ちょっと待って…そんなの入らな…あぁ…」
クロードは自身を楓の潤ったソコに擦り付ける。
クロードからも艶っぽい吐息が漏れた。
クロードは知らないがクロードのそれは人並み以上に太くデカい。
それを見た楓の反応は致し方ないものだった。



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※次ページ挿絵あります。
ご注意ください!
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