『ブリーフスキル』実は最強でした

なまぱすた 気味磨呂

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冒険者となったブリーフマン

龍装備

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  今日は装備が出来上がる日だ。楽しみだなー。唯装備が出来上がるだけというのにブリーフマンとピナはものすごくはしゃいでいた。喜びの舞いを踊り、現実世界では未成年だが初めての酒を飲んだ。共に杯を交わせば兄弟とか言っていたけどもし本当なら俺はピナと…ホントにかわいいよな。

 俺は朝から酔っぱらい『The Fight』へ向かった。少し道に迷いかけたが周りの人の支えがあり何とかたどり着けた。周りに助けてくれる人がいるっていいなと、俺は感心していた。現実世界ではいつもいじめられるのは当たり前。友達なんて唯の上部だけの付き合いだと思っていたが・・・不思議だ。俺はこの世界に来て良かったと思い始めている。いや、初めから思っていたのかもしれない。唯俺はこの世界に馴染み始めているのは確かだ。
___________________________________

 ブリーフマンとピナは酔っぱらい頬を赤くした状態で戸を開けた。毎度の事ながら鈴の音が店中に響き渡ると綺麗な赤髪を揺らしながらシスタさんが奥から出て来た。

「あっ、竜殺しのブリーフマンじゃない。装備出来たから早くあがって」

まさか竜殺しなんて2つ名が通るようになるとは俺も随分と成長したものだ。だが、油断大敵。一応俺はまだFランク冒険者だしな。

「はい、これ! 私の力作よ」

「「すごい」」

「かっこいい! これで俺も冒険者らしくなったか?」

「うん。・・・かっこいい」

何だその間は?

「これはね竜の牙を加工して作ったから切れ味は抜群! それより驚きなのが炎すら切ってしまうの!」

「まっ、まじかよ」

俺が手にした剣は刃が牙で出来ていて持ち手の部分は鱗で覆われていた。全体的に赤かった。重量もそこそこあり普通ならこんな剣手に入らないだろう。市販で買うならば多額の金が必要・・・これどれくらいするんだろう?俺今お金全然ないよ。どうしよう。

「あの、これって値段のほうはどのくらいするんですか?」

「そう! これが何と無料です! 素材はブリーフマンが集めましたし、何よりこの私に竜の素材で剣を打たしてくれた事へのお礼です」

「え!? いいのか?」

内心ホッとしているが一応聞き返す俺。性格悪いな。

「えぇ。勿論です」

「ありがとう」

「いえいえー」

俺は剣と一緒に鱗で出来た鎧も貰った。これで俺は強くなれるぞ! そろそろEランク昇格クエストでも受けようかな。
___________________________________

 俺はギルドに戻りセナさんにEランク昇格クエストについて聞いてみた。すると思いもよらぬ声が返って来た。

「ブリちゃんならCランクまで飛び級で受ける事を許可するけど」

え!? まじ。でも俺なら出来るよね?でも油断大敵。どうする。

「ピナと一緒に受ける事は出来ますか?」

「ごめんなさい。それは出来ないの。このクエストは1人専用だから」

どうする。ピナが居ないのなら勝ち目がない。もう少しレベルを落と・・・

「ブリーなら・・・出来る!」

「今、微妙に間があった気がするんだけど」

「出来る!」

「うん、ありがとう。ならセナさんCランク昇格クエストをお願いします」

「はい、分かったわ。明日早朝にここへ来て。クエストダンジョンまで案内するから」

早速ですか。しかもダンジョン式なんですね。

「ピナはどうする?」

「私もCランク受ける!」

「うん、ダメ。ピナはDランクね」

速攻でセナさんに断られムスッとするピナかわいいなぁ。

 俺は家に帰り少し剣を使ってみた。すると文化祭はふと思い付いた。もしこの持ち手の下が布で包まれているのならそれをブリーフに変換出来るのではと。ブリーフマンは一か八かで試してみた。やっぱり何事も試してみるものだ。剣の周りが感情を持ったブリーフ同様に光出した。でも今回はブリーフに感情を与えていない。ということはこれは剣の感情だろう。

「燃えろ! ブリーフ」

ブリーフの詠唱と同じように詠唱すると刃が炎になった。そして切ったもの全てを焼き付くすという最強の炎剣に。ブリーフマンは水も切れるのではと考え水を切ってみた。すると切れはしなかったものの、すごい水蒸気が発生した。でもブリーフマンの剣の炎は消えていなかった。
 剣の炎は俺が消さない限り消えない炎。そして魔力を消費しないため有効活用出来そうだ。これで俺も明日は大丈夫そうだ。ブリーフマンは剣を鞘にしまった。剣は炎纏っているが鞘も竜の素材で出来ているため炎が当たっても何ともない。やっぱすごいなこの武器。ブリーフマンは感心しながら明日に備えベットに入った。

「俺は勇者への1歩を踏み出した。頑張らなきゃな」

ブリーフマンは嬉しかった。こんな弱い自分でも勇者に近づいた事が。ブリーフマンは深い眠りに落ちた。でもその顔は笑っていた。
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