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温泉街
魔物の巣2
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俺達は魔物の巣の地下に叩き落とされて今断崖絶壁の崖と向き合っている。さてどうしましょう?
「ピナどうする?」
どうにか落ち着きを取り戻したブリーフマンはピナに問いかけた。
「上昇気流、発生させる」
「うん、やってみる価値はあるね」
そういってブリーフマンは緑のブリーフを取り出した。
「風よ我が下へ来たれり ブリーフ」
ブリーフマンとピナの足下に上昇気流が発生し、上に運び上げる。が、何にでも限界はある。数百メートル上昇したがそこで止まってしまった。
「やっぱりダメか。てかこんだけ上がって地上が見えないって俺達どんだけ落っこちたんだよ」
ブリーフマンは徐々に風を弱めまた何もない空間へと戻って来た。
「ブリー、新作の緑」
「いやー、新作の使って上手くいったこと無いじゃん。また被害大きくなるだけだよ」
「一回だけ上手くいった。ピナ助けに来るとき新作の黄色使った」
「え? 何で知ってるの?」
「ピナはブリーの事全部知ってる」
「今その変な理屈は理解出来ないが新作緑を試していいってことか?」
「ピナはブリーに付いてくだけ」
「ありがとう」
ブリーフマンはポケットの中から布を取り出して今此処で新作の緑を作り上げた。
「疾風の逆鱗 唸る旋風 天地を逆巻き風神の如く風を巻き上げよ ブリーフ」
え? ヤバくない? 詠唱からダメじゃんこれ。風神とか言っちゃてるよ?
そのとき突然風が吹き出し風が旋回しだした。
「まて、まて、まてっ! これって最早竜巻じゃん」
「竜巻?」
物凄い音を立てながら風が徐々に大きくなり俺達はぐるぐると吹き飛ばされた。ブリーフマンはピナを庇いずっと自分の元に抱え込んでいるが流石に風圧に耐えきれず手が離れてしまった。
「ピッ、ピニャぁぁ。ぐにょぁぁぉ」
最早何を言っているのかも分からない。その時ガゴンと大きな音が鳴り響いた。 もうまたこの展開? 嫌な予感しかしないよ、うん。
大きな岩が欠けこちらに落ちてきた。どうしよもないよこの状況。そろそろブリーフがびしょびしょになりそうって所で大きな魔力弾が飛んで来た。
「こ、これは聖霊魔法? ピナ?」
「ブリーは助ける」
凄いなー。この状況でも冷静でいられるんだもんな。俺も見習わなきゃな。これでも俺ブリーフ"マスター"だからね。
ピナの聖霊魔法は普通ならサポートに使う魔法だ。だがピナは聖霊魔法を魔力弾に加え魔力弾をサポートし攻撃するという一風変わった攻撃方法をしていた。魔力弾がいきなりスピードを上げたり攻撃力が増したりするのはその為だ。
「はあぁー!」
ピナは渾身の一撃を放った。魔力弾の大きさは直径3メートル程あるだろう。それよりも遥かに大きい岩と魔力弾がぶつかる。物理的には魔力弾が負けるのだろう。だがピナの聖霊魔法によって攻撃が倍増され岩が砕け散った。
ブリーフマンが起こしてしまったハプニングをピナが何とか抑えてくれた。俺完全に足手まといだよね。竜巻が徐々に治まりまた同じ場所へと戻って来てしまった。だが今度は何もない空間ではなく砕け散った岩の破片がいっぱい転がっている空間だが。
ブリーフマンは落ちてきたピナをキャッチした。ピナは魔力を使い果たしてヘトヘトだった。もう歩く体力すらないだろう。
「ごめんな、ピナ。今度こそ絶対俺が守るから」
「ピナはいつもブリーに守られてるよ」
ブリーフマンはピナを背中に乗せ竜巻によって出来た空間へと歩きだす。岩の影に出来たその小さな空間は何故か光が溢れだしていた。
「なんだろう?」
ブリーフマンは小さな穴から向こうへと行こうとしたが穴が小さ過ぎて通れそうにない。そう悟ったブリーフマンは赤のブリーフを取り出して炎を放った。見事に壁が崩れ落ち、向こう側へと行けるようになった。
穴をくぐり抜けたブリーフマンの目の前には青々とした泉が広がっていた。ブリーフマンは無意識に泉へ近づき水を飲んだ。
「暖かい? まさか源泉?」
そのまさかのようだ。ここは温泉の都の地下。ここから温泉が出ているようだった。
「今日は少し疲れたし、ピナも寝てる。温泉入ってもいいよね?」
ブリーフマンは服を脱ぎ捨て温泉で一服していた。途中ブリーと聞こえたがいつもの寝言だろうと無視しておく。
「あぁー、いい湯だな」
「ブリー!」
今度は怒っているようだ。夢の中の俺はどんなんなんだよと思っていると
「ブリー! 聞いてるの?」
俺は目を覚ますとそこには裸のピナがいた。
「えっ!? 起きてたの? ってか服を着ろ、服を!」
「嫌だ。ピナはブリーと温泉入る」
「あっ! ちょっダメだって。こら休めないから」
「でもブリー活躍してない。迷惑かけただけ」
反論できない。結局俺とピナは一緒に温泉に入る事に・・・
結局休めない…
「ピナどうする?」
どうにか落ち着きを取り戻したブリーフマンはピナに問いかけた。
「上昇気流、発生させる」
「うん、やってみる価値はあるね」
そういってブリーフマンは緑のブリーフを取り出した。
「風よ我が下へ来たれり ブリーフ」
ブリーフマンとピナの足下に上昇気流が発生し、上に運び上げる。が、何にでも限界はある。数百メートル上昇したがそこで止まってしまった。
「やっぱりダメか。てかこんだけ上がって地上が見えないって俺達どんだけ落っこちたんだよ」
ブリーフマンは徐々に風を弱めまた何もない空間へと戻って来た。
「ブリー、新作の緑」
「いやー、新作の使って上手くいったこと無いじゃん。また被害大きくなるだけだよ」
「一回だけ上手くいった。ピナ助けに来るとき新作の黄色使った」
「え? 何で知ってるの?」
「ピナはブリーの事全部知ってる」
「今その変な理屈は理解出来ないが新作緑を試していいってことか?」
「ピナはブリーに付いてくだけ」
「ありがとう」
ブリーフマンはポケットの中から布を取り出して今此処で新作の緑を作り上げた。
「疾風の逆鱗 唸る旋風 天地を逆巻き風神の如く風を巻き上げよ ブリーフ」
え? ヤバくない? 詠唱からダメじゃんこれ。風神とか言っちゃてるよ?
そのとき突然風が吹き出し風が旋回しだした。
「まて、まて、まてっ! これって最早竜巻じゃん」
「竜巻?」
物凄い音を立てながら風が徐々に大きくなり俺達はぐるぐると吹き飛ばされた。ブリーフマンはピナを庇いずっと自分の元に抱え込んでいるが流石に風圧に耐えきれず手が離れてしまった。
「ピッ、ピニャぁぁ。ぐにょぁぁぉ」
最早何を言っているのかも分からない。その時ガゴンと大きな音が鳴り響いた。 もうまたこの展開? 嫌な予感しかしないよ、うん。
大きな岩が欠けこちらに落ちてきた。どうしよもないよこの状況。そろそろブリーフがびしょびしょになりそうって所で大きな魔力弾が飛んで来た。
「こ、これは聖霊魔法? ピナ?」
「ブリーは助ける」
凄いなー。この状況でも冷静でいられるんだもんな。俺も見習わなきゃな。これでも俺ブリーフ"マスター"だからね。
ピナの聖霊魔法は普通ならサポートに使う魔法だ。だがピナは聖霊魔法を魔力弾に加え魔力弾をサポートし攻撃するという一風変わった攻撃方法をしていた。魔力弾がいきなりスピードを上げたり攻撃力が増したりするのはその為だ。
「はあぁー!」
ピナは渾身の一撃を放った。魔力弾の大きさは直径3メートル程あるだろう。それよりも遥かに大きい岩と魔力弾がぶつかる。物理的には魔力弾が負けるのだろう。だがピナの聖霊魔法によって攻撃が倍増され岩が砕け散った。
ブリーフマンが起こしてしまったハプニングをピナが何とか抑えてくれた。俺完全に足手まといだよね。竜巻が徐々に治まりまた同じ場所へと戻って来てしまった。だが今度は何もない空間ではなく砕け散った岩の破片がいっぱい転がっている空間だが。
ブリーフマンは落ちてきたピナをキャッチした。ピナは魔力を使い果たしてヘトヘトだった。もう歩く体力すらないだろう。
「ごめんな、ピナ。今度こそ絶対俺が守るから」
「ピナはいつもブリーに守られてるよ」
ブリーフマンはピナを背中に乗せ竜巻によって出来た空間へと歩きだす。岩の影に出来たその小さな空間は何故か光が溢れだしていた。
「なんだろう?」
ブリーフマンは小さな穴から向こうへと行こうとしたが穴が小さ過ぎて通れそうにない。そう悟ったブリーフマンは赤のブリーフを取り出して炎を放った。見事に壁が崩れ落ち、向こう側へと行けるようになった。
穴をくぐり抜けたブリーフマンの目の前には青々とした泉が広がっていた。ブリーフマンは無意識に泉へ近づき水を飲んだ。
「暖かい? まさか源泉?」
そのまさかのようだ。ここは温泉の都の地下。ここから温泉が出ているようだった。
「今日は少し疲れたし、ピナも寝てる。温泉入ってもいいよね?」
ブリーフマンは服を脱ぎ捨て温泉で一服していた。途中ブリーと聞こえたがいつもの寝言だろうと無視しておく。
「あぁー、いい湯だな」
「ブリー!」
今度は怒っているようだ。夢の中の俺はどんなんなんだよと思っていると
「ブリー! 聞いてるの?」
俺は目を覚ますとそこには裸のピナがいた。
「えっ!? 起きてたの? ってか服を着ろ、服を!」
「嫌だ。ピナはブリーと温泉入る」
「あっ! ちょっダメだって。こら休めないから」
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