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ギルド大国
試験
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「では今から入国試験を始める。準備はいいか?」
「「「おーーーーー!」」」
入国試験がいよいよ始まった。俺もみんなにつられ大きな声で叫んでしまう。その度にピナとアイギスさんにしれっとした目で見られる。
「それでは3人1組vs3人1組で戦ってもらう。勝ち残った組が入国の許可を得る」
そういうことか。流石はギルド大国。結局は強ければ何でもいいのだ。この大勢の中から勝ち残れということだ。何とも単純な事。
「入国許可がおりるのは上位5組までとする。後今日ここで入国出来なかった者は以後入国試験を受ける事も出来ない。ま、精々頑張るんだな」
その一言で会場がざわめく。そりゃそうだ、ここで落ちたら二度とここにはこれないのだから。俺も内心凄く焦っている。だがアイギスさんは余裕そうだ。
「焦ることはない。このアイギスさんがいるのだからな。全部勝てばいいだけでしょ? 簡単じゃない」
そんな事を余裕で言うあなたは一体何者でしょうかね?
「そろそろ試合相手は決まったか?」
すると一斉に俺達のほうを向き試合をしようと頼まれた。さっきのださい格好から俺達は最弱と思われてるらしい。人を見かけで判断しちゃいけないんだぜ。
俺達は正直相手なんて誰でもよかったので一番最初に声をかけてくれた組と試合する事になった。何故か向こうの人達はもう勝ったかのように勝ち誇った顔をしていた。ふん、ギャフンと言わせてやんよ。
「それでは第一戦を始める!」
ようやく試験が始まった。第一戦は貴族と貴族の優勝候補の潰し合いらしい。みんなもこの戦いを見て自分の事など忘れている。
戦いのルールは3人1組で代表が一人づつ戦う。気絶または降参させたほうが勝ちだ。3人のうち2人が勝てば勝利となる。もし二人が同時に気絶した場合は両者失格となる。そのためギリギリまで戦うのはいいが相討ちでは意味がないのでそこの判断も重要である。
両者は初めからリーダー同士が戦うらしい。初めに動き出したのは右側の貴族ステルト家。ステルト家は代々魔法に長けているらしくこの人も初めから魔法を使っていた。氷の刃が空気の水蒸気から作られ相手貴族アテスタート家に着きささる。だがアテスタート家も負けておらず致命傷は避けていた。
アテスタート家は武術に優れているらしくみんな身体能力が高い。だが今の所遠距離攻撃型のステルト家が有利らしく魔法がアテスタート家目掛けて休む暇もなく飛ぶ。アテスタート家は避け続けるのが精一杯でまだ一回も攻撃出来ていない。
ステルト家が炎の弾を作りアテスタート家目掛けて放つ。それが着弾し物凄い爆発音が鳴り響く。誰もが試合終了だと思っただろう。だが煙の中に人はおらず何処にも人影がない。
すると上空から小型ナイフが飛んで来た。間一髪避けたがそこに隙が生まれいつの間にか背後に回り込んでいたアテスタート家の回し蹴りを諸に食らう。吹き飛ばされたステルト家はなんとかまた優勢に持ち込もうするが接近戦に慣れていないため魔法も打てずに攻撃を食らう。最後に渾身の右ストレートを食らい吹き飛ぶ。立ち上がった所で首に剣の切っ先を突き付けられステルト家が降参する。
この戦いはなかなか見所があり面白かったがアテスタート家は全く剣を使わず最後に剣の切っ先を突き付けるだけなのでまだ全力ではないのだろう。ステルト家もまだ余力がある感じだったが近くでは魔法が打てないのか全力を出しきれず降参する。結局次の試合もさっきと同様に接近戦に持ち込まれステルト家が降参し、アテスタート家が勝利した。ステルト家も相手をもっと慎重に選べばクリストリュフに入国出来たのだが、これでもう二度とここには来れない。ステルト家はとぼとぼと歩き姿を消した。
その後の試合は貴族同士の試合程に迫力はなく次々と敗北者が姿を消していった。次の試合はようやく俺達の出番。相手は余裕そうだ。
「では、第四十三試合目を始める!」
観客は興味がないかのように何処かへいってしまった。
「君たち、もう降参してもいいんだよ?」
相手は自分達がもう勝つのだから勝負するのも面倒臭いというように話を持ちかけて来た。
「誰が降参なんてするか!」
「そうか残念。みんな死んでも知らないよー」
「ちっ、舐めた口聞きやがって。私が誰か分かってて言ってんのか? ブリーフマンよ、あいつの相手まず私が殺っていいか?」
「いいですけど、殺るのはだめですよ」
「ちっ」
アイギスさんは相手に舐められているのが気に食わなくぶっ飛ばしたくなったのだろう。俺だってそうだ。だがアイギスさんはもう殺っちゃいそうだ。
「あれー男が女の子に任せるなんて情けなーい。逃げちゃったの? 怖じ気づいちゃったの?まぁしょうがないよね」
「黙れ。お前の相手は私だ。ブリーフマンは逃げたんじゃない。私がお前をぶっ飛ばしに来たんだ」
「へー、殺れるものなら殺って・・ブゴハッ!」
相手の人がアイギスさんの怒りの鉄槌により吹き飛ばされた。
「な、舐めた事しやがって。エルフの分際でー!」
アイギスさんは腰に着けていた剣を鞘から取りだし相手を十字に切りつける。相手の人から血が溢れ出しその場に倒れる。救護の人が飛び出し相手の人を運んでいく。
「つ、強い。」
「・・・ん」
アイギスさんはすっきりした表情でこちらに戻って来て次はお前の番だとだけ言い何処かへ行っちゃった。まぁ次は俺の番だ。俺だってあいつらをギャフンと言わせてやる!
「「「おーーーーー!」」」
入国試験がいよいよ始まった。俺もみんなにつられ大きな声で叫んでしまう。その度にピナとアイギスさんにしれっとした目で見られる。
「それでは3人1組vs3人1組で戦ってもらう。勝ち残った組が入国の許可を得る」
そういうことか。流石はギルド大国。結局は強ければ何でもいいのだ。この大勢の中から勝ち残れということだ。何とも単純な事。
「入国許可がおりるのは上位5組までとする。後今日ここで入国出来なかった者は以後入国試験を受ける事も出来ない。ま、精々頑張るんだな」
その一言で会場がざわめく。そりゃそうだ、ここで落ちたら二度とここにはこれないのだから。俺も内心凄く焦っている。だがアイギスさんは余裕そうだ。
「焦ることはない。このアイギスさんがいるのだからな。全部勝てばいいだけでしょ? 簡単じゃない」
そんな事を余裕で言うあなたは一体何者でしょうかね?
「そろそろ試合相手は決まったか?」
すると一斉に俺達のほうを向き試合をしようと頼まれた。さっきのださい格好から俺達は最弱と思われてるらしい。人を見かけで判断しちゃいけないんだぜ。
俺達は正直相手なんて誰でもよかったので一番最初に声をかけてくれた組と試合する事になった。何故か向こうの人達はもう勝ったかのように勝ち誇った顔をしていた。ふん、ギャフンと言わせてやんよ。
「それでは第一戦を始める!」
ようやく試験が始まった。第一戦は貴族と貴族の優勝候補の潰し合いらしい。みんなもこの戦いを見て自分の事など忘れている。
戦いのルールは3人1組で代表が一人づつ戦う。気絶または降参させたほうが勝ちだ。3人のうち2人が勝てば勝利となる。もし二人が同時に気絶した場合は両者失格となる。そのためギリギリまで戦うのはいいが相討ちでは意味がないのでそこの判断も重要である。
両者は初めからリーダー同士が戦うらしい。初めに動き出したのは右側の貴族ステルト家。ステルト家は代々魔法に長けているらしくこの人も初めから魔法を使っていた。氷の刃が空気の水蒸気から作られ相手貴族アテスタート家に着きささる。だがアテスタート家も負けておらず致命傷は避けていた。
アテスタート家は武術に優れているらしくみんな身体能力が高い。だが今の所遠距離攻撃型のステルト家が有利らしく魔法がアテスタート家目掛けて休む暇もなく飛ぶ。アテスタート家は避け続けるのが精一杯でまだ一回も攻撃出来ていない。
ステルト家が炎の弾を作りアテスタート家目掛けて放つ。それが着弾し物凄い爆発音が鳴り響く。誰もが試合終了だと思っただろう。だが煙の中に人はおらず何処にも人影がない。
すると上空から小型ナイフが飛んで来た。間一髪避けたがそこに隙が生まれいつの間にか背後に回り込んでいたアテスタート家の回し蹴りを諸に食らう。吹き飛ばされたステルト家はなんとかまた優勢に持ち込もうするが接近戦に慣れていないため魔法も打てずに攻撃を食らう。最後に渾身の右ストレートを食らい吹き飛ぶ。立ち上がった所で首に剣の切っ先を突き付けられステルト家が降参する。
この戦いはなかなか見所があり面白かったがアテスタート家は全く剣を使わず最後に剣の切っ先を突き付けるだけなのでまだ全力ではないのだろう。ステルト家もまだ余力がある感じだったが近くでは魔法が打てないのか全力を出しきれず降参する。結局次の試合もさっきと同様に接近戦に持ち込まれステルト家が降参し、アテスタート家が勝利した。ステルト家も相手をもっと慎重に選べばクリストリュフに入国出来たのだが、これでもう二度とここには来れない。ステルト家はとぼとぼと歩き姿を消した。
その後の試合は貴族同士の試合程に迫力はなく次々と敗北者が姿を消していった。次の試合はようやく俺達の出番。相手は余裕そうだ。
「では、第四十三試合目を始める!」
観客は興味がないかのように何処かへいってしまった。
「君たち、もう降参してもいいんだよ?」
相手は自分達がもう勝つのだから勝負するのも面倒臭いというように話を持ちかけて来た。
「誰が降参なんてするか!」
「そうか残念。みんな死んでも知らないよー」
「ちっ、舐めた口聞きやがって。私が誰か分かってて言ってんのか? ブリーフマンよ、あいつの相手まず私が殺っていいか?」
「いいですけど、殺るのはだめですよ」
「ちっ」
アイギスさんは相手に舐められているのが気に食わなくぶっ飛ばしたくなったのだろう。俺だってそうだ。だがアイギスさんはもう殺っちゃいそうだ。
「あれー男が女の子に任せるなんて情けなーい。逃げちゃったの? 怖じ気づいちゃったの?まぁしょうがないよね」
「黙れ。お前の相手は私だ。ブリーフマンは逃げたんじゃない。私がお前をぶっ飛ばしに来たんだ」
「へー、殺れるものなら殺って・・ブゴハッ!」
相手の人がアイギスさんの怒りの鉄槌により吹き飛ばされた。
「な、舐めた事しやがって。エルフの分際でー!」
アイギスさんは腰に着けていた剣を鞘から取りだし相手を十字に切りつける。相手の人から血が溢れ出しその場に倒れる。救護の人が飛び出し相手の人を運んでいく。
「つ、強い。」
「・・・ん」
アイギスさんはすっきりした表情でこちらに戻って来て次はお前の番だとだけ言い何処かへ行っちゃった。まぁ次は俺の番だ。俺だってあいつらをギャフンと言わせてやる!
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