『ブリーフスキル』実は最強でした

なまぱすた 気味磨呂

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ギルド大国

ブリーフマンの意地

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「第四十三戦2試合目!」

さっきアイギスさんが物凄い剣技を見せたたため俺達がただ者ではないと思い始めたみんなが2試合目を見に来ていた。

「あ、あいつは私達の中で一番弱かったからか、勝てたのよ。だ、だから今のう、うちに降参したほうがい、いいよ」

その割には随分とびびってるではありませんか? それに降参するわけないじゃん。

「こ、降参しないのね。でもブリーフなんか被ってるあんたなんかに負けない!」

そういって自分に言い聞かせるようにして初発の魔法、電撃魔法を撃って来た。電磁波がビリビリと伝わる。少し触れれば感電して動けなくなりゲームオーバーだろう。そんな解析を頭で考えていると目の前から相手の魔術師が消えた。と思うと急に現れ肘打ちが俺の水落ちにめり込んだ。

「がはっ!」

口から血が吹き出す。痛みに痛感していると次の攻撃が顔面を諸直撃する。この魔法まさか?

「あなたがこの会場に来るところ見てたからね。私も電撃魔法の使い手。なら私にも出来るんじゃないかって。案の定成功したってわけ。自分の技で殺られるってどんな気持ち?」

 どんどんダメージが増しその度に動きも鈍くなる。どうにかブリーフを取りだそうとするがそれをさせないかのように次の攻撃がブリーフマンを襲う。速すぎて目も着いていけない。ブリーと何処かで聞こえるがそれどころじゃない。最後に電撃魔法の電撃プラズマを食らい意識がなくなる。

 俺は死んだのか? いや、この光景は一度見たことがある。俺が魔王の恩恵を与えられた場所だ。暗く何もない場所、前と全く変わっていない。

「久しいな、ブリーフマンよ。此処に来たという事はまた意識がぶっ飛んだな」

「あぁ、負けてしまった。悔しい、自分を馬鹿にして舐めてると思って戦っていたが実際相手を舐めてたのは俺だった。負けた事よりもそっちのほうが悔しい」

「そうだろうな。しっかりと分かってるではないか。なら教えても良さそうだな」

「何をだ?」

唯、静かな沈黙だけが過ぎる。やっと男が口を開いた。

「お前魔王の恩恵とは相手の強さによってステータスが上がるものだと思っているだろ?」

「え? 違うのか?」

「あぁ、相手の強さによってステータスが上がるのは俺が渡した限界突破だ。魔王の恩恵はお前自身に眠る潜在能力。どんなものなのかそれを知るのはお前だけだ」

俺の中に眠る潜在能力? なんで、魔王の力が?じゃぁ、今前にいる男は魔王ではないって事?それを知った所でどうやって答えを知る?

「でも、どうやって答えを探すんだ?」

「答えは教えれないがヒント位なら教えよう。かつて魔王は誰にも扱えない固有の黒魔法を扱ったらしい。誰にも扱えない魔法を使った事から付けられた二つなは漆黒の支配者」

「そんな神話が役に立つのか? いや、そういうことか」

「納得したらしいね。なら向こうの世界に戻りなよ」

「あぁそうする」

「後、約束道理に名前を教えておくよ。俺の名前は唯の部利風太さ」

え!? 兄貴? 俺の兄貴は3年前死んだはず。遺体もしっかりと残っていた。何故だ?
___________________________________

「絶対に負けない。まだ負けてない」

ブリーフマンは傷だらけの体を意識だけで支えて立ち上がった。そして黒のブリーフを取りだし頭に被る。周りからは嘲笑が聞こえるが気にしない。

「なんで立てるの? だってボロボロじゃない」

「絶対に負けない。俺は負ケなイ」

ブリーフを被った瞬間頭にいろいろな魔法や戦術が流れ込んでくる。そしてブリーフマンの半分が目に見える程の黒いオーラを纏い頭には角らしきものが生える。

「なんなの、その姿は?」

「漆黒の門 此処に開く」

暗澹の時空間ブラックホール

とたん黒い空間がブリーフマンと魔術師を囲む。外側からは見えない程中も真っ暗だ。この中では時間が進む事はないので痛みを感じる事もない。首を切られた所で現実に戻ればもと道理だ。

「何これ?」

魔術師は雷を体に纏い動きを早くする。暗い場所も見えるため便利だがこちらからも何処にいるか把握出来るためこの状況では得策じゃないだろう。

「みーつけた。これで永遠に眠りなさい」

それをまともに食らったが痛みなんて感じる筈もなく唯向こうから勝手に出て来てくれただけだ。

「漆黒の剣 今此処に切り裂く」

漆黒の魔剣ハデス

黒い魔剣が手元に現れる。この剣は闇の中でしか使う事が出来ないため影武者とも呼ばれてきた。闇の中でしか使う事が出来ない魔剣ハデスは痛みを感じない空間でも痛みを感じる斬撃を繰り出す。魔王の剣になるべくして作られた魔剣のようなものだ。
 ブリーフマンはハデスで腕を切り裂き、足も切り裂く。相手の魔術師は実際の痛みを感じている為凄い悲鳴を上げている。だがここは時間が進む事はない。痛みが永続的に続き最後は気絶する。気絶した事を確認して魔力空間ブラックホールを解く。

 観客は口を開けポカンとしている。当たり前だ。黒い魔力が2人を包み込んだと思ったら魔術師は気絶しているのだから。魔術師は腕と足を切られた痛みで気絶しているのだが大丈夫だ。しっかりと戻っている。
 俺は安心したように倒れそうになったが勝ちのコールがあるまで気絶してはならないのを思いだしぐっとこらえる。

「えーと、しょ、勝者ブリーフマン! よってブリーフマン勝ち残り」

「「「おーーーーー!」」」

と歓声が上がる。お前凄いな、舐めたぜ。などいろんな歓声が届く。俺はその声がだんだん聞き取れなくなりバタっとその場に倒れる。頭に生えた角や体を纏っていたオーラも消えている。

「ブリー!」

ピナが飛び出しブリーフマンに回復魔法をかける。すると傷も消え、魔力ももと道理になったのでいつものブリーフマンに戻った。

「よかった。ブリーいつも無茶するんだから」

「おっ! 勝ったみたいじゃないか。よかった、よかった」

「アイギスさんは何処に行ってたんですか?」

「えー、私はな。うん、トイレだ。トイレに行っていた」

絶対に嘘だ。この人自分の組ほっといて違う試合見てたな。てかそんなに長いトイレあるわけないだろ!

 だが次に進めたから何よりだ。次も頑張らなくてはと思っていたのだが・・・

「降参です」

「降参だ」

「こ、降参する」

俺達と当たる所全てが降参していった。なんか俺達は化物扱いされているらしい。そらあんな試合見せたらこうなるか。アイギスさんの剣技に俺の黒魔法。あんなものを相手にしてまで入国したくはないらしい。
 という事で俺達は主席で入国許可が降りた。大きな門を開けギルド大国クリストリュフに足を踏み入れた。目の前に広がる大国の景色。

「「「す、すごい」」」 
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