まる男の青春

大林和正

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まる男スピンオフ明菜編

カポネ明菜

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小学校3年生から6年生は明菜は学級委員長をやった。その時の担任たちは皆歴代の学級委員で1番クラスがまとまった。と声を揃えて言う


ある夏の夕暮れ、上半身裸の男が公園の東屋で涼んでいる。彼の全身は刺青だらけだ。数人の親子たちがいたが親たちは眉をひそめてる。裸の人が居るのが子供たちに悪い影響を与えないか?の心配だ。
子供たちは4,5歳だろうか、無邪気に遊んでる。
この頃はまだ偏見もひどかったのだ

明菜様登場
東屋を見つめる明菜
直ぐに刺青の男に言う
「そこ、どいて!」
刺青の男
「嫌だね」
「う~ん」明菜は上を向いた。東屋の屋根が見える。
刺青の男も屋根を見る
すると明菜は刺青の男に飛び蹴りだ!
刺青の男には初め何が起こったか分からなかった
別に小学生の女の子の飛び蹴りなど痛くない

顔を真っ赤にして明菜を捕まえようと
東屋から出て追いかける
明菜逃げる

直ぐに刺青の男は明菜を捕まえた
その瞬間
ドーン!
東屋が音を立てて崩れた
東屋に刺青の男がそのまま居たら
男の上に屋根は落ちていただろう
赤かった刺青の男の顔は青く変わった
そして明菜を見て腕を離すと頭を下げ
「すまねー。ねーちゃん。あんたは命の恩人だ」
と言った
明菜はペシっと彼の頭を叩き
「ふ。名乗る程の物ではありません」
と言った。…ん?…タイミングが違う!
「は、はぁ…
と。兎に角、あんたは命の恩人だ。これから何かあったら俺に
あと、組の者に言え。何でもしてやる!」
で名刺を渡された
建設会社中林組
 専務取締役 中林司
と書かれてる
明菜には意味が分からなかったが一応ポケットへ入れ
後で親に渡した

これにより小学3年生明菜は
建設会社中林組の後ろ盾が出来たのだ

結局、家の屋根の修理を無料でして貰った。
菓子折りだけが報酬だ!
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