まる男の青春

大林和正

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まる男スピンオフ明菜編

美人局明菜

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小学校3年生から6年生は明菜は学級委員長をやった。その時の担任たちは皆歴代の学級委員で1番クラスがまとまった。と声を揃えて言う


美人局明菜


小学校5年生の時クラスでイジメがあった。最初はプロレスごっこでジャレあってるな。程度であった。ある日1人が泣き出した。それを笑って指差す1人とニヤニヤと何もしないもう一人だった。
それからは毎日続いた。背の大きな子は泣くと嬉しそうだ
プロレス技で泣くのは背が小さくおとなしめの子だ
プロレスのイメージが悪くなると思うと居ても立っても居られないのが明菜であった

明菜は3人の元へツカツカと歩いていく
「ねぇ。私にファミレスで奢ってもいいのよ。ある事をしてくれれば、ね💖」
いつもとは打って変わってか可愛らしい声と言葉で明菜は言った
一瞬、明菜の親友たちの笑い声が聞こえた
「はぁ。なんでお前なんかに奢んなきゃなんねーんだよ!バカじゃねーか?」
男子は軽く横目でちらっと見ただけだ
「皆、わたしに奢りたくて仕方がないのよ。あなたには
特別!ステーキ定食を奢らせてあげるわ💕」
上目遣いに胸の前で両手を握ってみせる
男子は明らかに動揺してる。童謡なのに動揺ではない
「ま。まぁ奢ってやってもいいけど。何すりゃ良い?」
催眠術師
隠れて見てた。担任が心の中で呟く
「プロレスの技を禁止して欲しいの💛
ね。約束してくれる?」
男子の手を取り両手で握る明菜
明菜の親友たちは爆笑寸前だ
あの。明菜が・・・!?www

その日からイジメは無くなった。そしてファミレスでは明菜親子5人と先刻の男子が居た
明菜親子5人は皆でステーキ定食を食べていた。
男子はお年玉の残りを全て使うハメとなった。

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