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主従
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突然、シャルロットはソウの服をおもむろに脱がせ。
その顕となった首筋に、牙を立てて噛みつかんとした。
「ちょ、ちょっとシャルロット!? 何してるんだぁ? 」
突然のこと、シャルロットの顔を押さえつけ、強引に引き剥がした。
「なんじゃ。血の契約と申したであろう。お主の血を吸わにゃならんのじゃ」
「そういう事なら先に行ってよ」
そう言ってソウ、首を横に傾げる。
「ほら、噛め」
その姿を見てシャルロット。
顔を赤らめ、少し恥じらうように。――舌で優しく撫でるように舐めると、小さな口でカプリと噛み付いた。
「あっ……うぅん……」
何故か変な声を出すシャルロットに。
「変な声を出すな! 」
「んぅ……」
と、口から垂れた血を手で拭き取りシャルロットは言う。
「仕方ないのじゃ。人間の……いや――神の血を吸ったのだからな」
「ッ! 何故それを? 」
「何、1度すったことがあるから分かるだけじゃよ」
何事も無かったかのように、シャルロットはソウに服を渡す。
「これで、妾はお主の……いや、|主(あるじ)の配下となったのじゃ」
チュッと。ソウの唇に軽くキスをしてシャルロット、ベッドの下に降りて。
「主、妾が御身にお仕えすること――お許しください」
頭をたれ、片膝を立てるシャルロットにソウは困惑する。
だが、そんなもの知らぬとシャルロット
続ける。
「主は、かの神王様の血族。亜神如きの妾がお仕えするには、分不相応であると重々承知の上――ですが……」
そのシャルロットの言葉を、遮るソウ。
「何言ってんだ。契約しただろ? 」
「そ、それは申し訳ございません。過度な御無礼、如何なる罰もお受け致します」
「そうじゃない。だから、その……。契約したんだから、もう仲間だろ? 」
と、その言葉を聞きシャルロット。目に涙を浮かべ、まるで神を見るかのような目で――いや、実際に神を見ているのだが。
「仲間など、勿体のうお言葉。妾には釣り合いません」
「なんだ、俺の仲間になるのは嫌か? 」
「い、いえそういう訳では! 」
「なら、仲間だ」
「な、仲間。妾シャルロット、主の仲間として恥じぬよう、そのお言葉を汚さぬように、誠心誠意お仕え致します」
そしてまた、深く深く頭をたれた。
その顕となった首筋に、牙を立てて噛みつかんとした。
「ちょ、ちょっとシャルロット!? 何してるんだぁ? 」
突然のこと、シャルロットの顔を押さえつけ、強引に引き剥がした。
「なんじゃ。血の契約と申したであろう。お主の血を吸わにゃならんのじゃ」
「そういう事なら先に行ってよ」
そう言ってソウ、首を横に傾げる。
「ほら、噛め」
その姿を見てシャルロット。
顔を赤らめ、少し恥じらうように。――舌で優しく撫でるように舐めると、小さな口でカプリと噛み付いた。
「あっ……うぅん……」
何故か変な声を出すシャルロットに。
「変な声を出すな! 」
「んぅ……」
と、口から垂れた血を手で拭き取りシャルロットは言う。
「仕方ないのじゃ。人間の……いや――神の血を吸ったのだからな」
「ッ! 何故それを? 」
「何、1度すったことがあるから分かるだけじゃよ」
何事も無かったかのように、シャルロットはソウに服を渡す。
「これで、妾はお主の……いや、|主(あるじ)の配下となったのじゃ」
チュッと。ソウの唇に軽くキスをしてシャルロット、ベッドの下に降りて。
「主、妾が御身にお仕えすること――お許しください」
頭をたれ、片膝を立てるシャルロットにソウは困惑する。
だが、そんなもの知らぬとシャルロット
続ける。
「主は、かの神王様の血族。亜神如きの妾がお仕えするには、分不相応であると重々承知の上――ですが……」
そのシャルロットの言葉を、遮るソウ。
「何言ってんだ。契約しただろ? 」
「そ、それは申し訳ございません。過度な御無礼、如何なる罰もお受け致します」
「そうじゃない。だから、その……。契約したんだから、もう仲間だろ? 」
と、その言葉を聞きシャルロット。目に涙を浮かべ、まるで神を見るかのような目で――いや、実際に神を見ているのだが。
「仲間など、勿体のうお言葉。妾には釣り合いません」
「なんだ、俺の仲間になるのは嫌か? 」
「い、いえそういう訳では! 」
「なら、仲間だ」
「な、仲間。妾シャルロット、主の仲間として恥じぬよう、そのお言葉を汚さぬように、誠心誠意お仕え致します」
そしてまた、深く深く頭をたれた。
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