クラス転移で俺は神になる〜異世界チートハーレム無双〜

guju

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学園

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入ったばかりの頃から大きな差があるそれは、例え無理ゲーであったとしても諦めること無く、そこから今持てる最大のスキルを駆使して成り上がる。

リーダーとしてのスキル、異端児としてのスキル、人に取り付くスキル。

それは様々であり、そのスキルが多ければ多い程その人間は頂点に立てる。

だが、それは度が過ぎれば妬まれ、ひとつも無ければ蔑まれ。
つまり、大衆の平均を逸脱してしまうと、そのものは排除されてしまう。

そして、そこの世界の住人は皆馬鹿だ。
考えが足りない、経験が足りない。

まるで、社会の縮図。
能力も、規模も、全てが縮図。

それが、俺が保有する学校というもののイメージである。

まぁ、端的に言ってしまえば''最悪''だ。
そんな所にこれから通う事を想像してみてくれ。
頭痛が引き起こり、腹が痛くなる。そんなのは当然と言えよう。

だが、痛みに慣れればへでもない。
何も感じない無の境地。

「主様、ご到着致しました」

ついにこの時が来たかと、重い腰を上げて馬車を降りる。
この学校では、転校生というものが少ないのか、正門からは数多の視線が突き刺さる。

そして、嫉妬の目も。
十中八九シャルロットであろう。彼女は、良くも悪くも目立つ。

それに、俺自身もどこか不慣れであると自覚している。
今まで長く伸ばしていた前髪は、心象が悪くなるからとバッサリと切られ。
近くにいるからには身なりを整えろと、そうアンドリューに言われ、彼の使用人に髪を整えられた。

久しぶりにまともに差し込む太陽の光は、とても眩しい。
今すぐにでも、あの懐かしの前髪が戻ってきて欲しいものだ。

「やぁやぁソウ君。昨日ぶりかな」
「あぁ、アンドリューか」
「そちらのプリティガールも、君と同じクラスなのかい? 」
「あぁ、そうなるように手配してもらった。俺達はパートナーだからな」
「そうかい。信頼出来るパートナーとは、実に羨ましいものだよ」
「お前にもいずれ出来るんじゃないか」
「まぁ、私にパートナーなど不要だがね! 」

そう言って、髪の毛をかきあげる。

彼の性格、言動。その全てが無性に腹が立つ時があるのは、まだ彼と関わって日が浅いからだろうか。

別に、何かをされた訳では無いのだが、無性にイラッと来る時がある。

「主様、そろそろお時間です」
「あぁ、そうだなシャルロット。って訳だ、また後でな」
「オーケーソウ。そちらのプリティガールも、またね」

そう言って1人、学園へと向かうアンドリューの後ろ姿を見て、俺達は学園長室へと向かった。
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