絶対神の異世界チートハーレム無双!?

guju

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絶対神の旅立ち

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この世界の人々が生を請け負ってからそれを手放すまで平均して100年

日数にして36525日

時間にして876600時間

これがこの世界の人々の平均的な数字だ

人々はこの時の中で喜怒哀楽を堪能してその生を天へと変換し、魂となり、記憶を無くしまたやり直す

これの繰り返しだ


片やこの神 ''絶対神'' 己が生を請け負ってからこの時まで止まることなく進み続けた時1億年

日数にして36525000000日

時間にして876600000000時間

この時を途絶えること無く送り続けている

そんな彼は1人、真っ白な空間の中心で部屋に見合わない真っ黒なソファに腰掛けて呟く

「はぁ、退屈だ」

我が誕生したばかりの時は楽しかった

何も無い世界に''何か''を作り出し、その''何か''を観察しまた新たな世界を作る

だが1億年も繰り返せば飽きる

世界は安定し、我の仕事は我が作り出した部下により効率よく勧められてゆく

「はぁ、やはり退屈だ」

毎日毎日、来る日も来る日も起きて寝る

時たま下界から供えられたものを食うが、毎度毎度似たようなものばかりで飽きた

食にも飽き、娯楽にも飽き、日々にも飽きた

「あぁ、暇だ! 暇だ! 暇だ!」

正直我が居ても居なくてもこの世界は回り続蹴ることが出来るであろう……

ならばここに居る必要も無いはずよの

我は、たまに下界を見て思う事がある

''楽しそうだ''

昔はそこで完結していた。人々は楽しそうだ。楽しそうに生きて居る、いい事だと……

だが、いつからが我もそこに加わりたいと思うようになってきた

「この際、思い切って下界に降りてみるかの……」

と、我が最初に生みだした腹心の部下「世界神」に言ってみたのだが

「なりません! 貴方様が居らねばこの世は回りませぬ!」

と心に迫ったような顔で言われたから引き下がったものの……

今回という今回はもうダメだ! 我が居なくともこの世界は回り続けるという証明の元

「ここにダミーを設置して逃亡してやる!」

絶対神はそう言うと、自らのダミーとなる神のみの力 ''神力'' を使って作成し、その場から消え去った



これは世界を後に揺るがす大いなる過ち……

になる訳でも無く



腹心の部下達の大反乱……

など起きることも無く


世界崩壊

など起きる予兆すら無い


ただ単に今の日常に飽きた絶対神が別の日常を求めて、下界を散歩する話である


「さぁ、我が創造せし下界の世界よ! この我を楽しませるが良い!」

こうして、絶対神は下界 ''エルランティ'' に降り立ったのであった






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