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26話 はじめてのキスは酒の味
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さすが王都だ、宿はすぐに見つかった。
早速部屋に入ると、ロッカをベッドに降ろす。
「すみません、ありがとうございます」
「ちょっと熱がありそうだったぞ。疲労回復するらしいし、これ飲んでおけよ」
背嚢からジンガに貰ったエルフの秘薬を取り出して、ベッドサイドのテーブルに置いた。
「これってかなり貴重そうですけど……いいんですか?」
「ロッカには早く元気になって貰わないと困るからな。じゃあ俺は情報収集でもしてくるから、休んでいてくれ」
「分かりました、気をつけてくださいね!」
宿を出た俺は、とりあえず冒険者ギルドに向かった。
手っ取り早く情報を得るならやはりここが一番だ。
ギルドの中に入ると、活気のある冒険者たちの声が聞こえてくる。
やはり、この光景はどこにいっても同じだな。
当たり前のように併設されている酒場のカウンターに座り、一杯頼むとマスターに話しかける。
「大神殿の内情について、何か知らないか?」
マスターは白髪混じりの口ひげをひと撫でしながら答える。
「ボヤッとした質問だな……肯定派と否定派、どちらの意見が聞きたいんだ?」
そんな質問に俺は少し考え、否定派のほうを頼むと告げた。
「表向きは厳格で献身的……だが、内情はドロドロしていて拝金主義的な側面もある」
「拝金主義か……」
不意にリーンベルの司祭の姿を思い出す。
でっぷりとした見た目に、華美な装飾品……まさにそんな印象だ。
「あとは来週のコンクラーベを巡って、きな臭い噂も絶えない」
「コンクラーベ?」
なんか聞いたことがあるような、ないような響きだ。
顎に手を当てて考えていると、マスターが呆れ顔で教えてくれる。
「なんだ、知らないのか。コンクラーベってのは新しい教皇を決める選挙みたいなもんだ」
「つまり来週その選挙があるってのか」
「そうだ。それで各地から枢機卿が集まってきているんだが、そのコンクラーベを巡って色々な噂があってな……」
「どんな噂なんだ……?」
そう聞き返すもマスターは笑みをたたえたまま、口を閉ざしている。
仕方なくもう一杯蒸留酒を頼むと、にやりと笑う。
「分かってんじゃねえか。毎度」
結局、情報を聞き出すのに追加で五杯も頼む羽目になってしまったが、おかげで有益な情報をゲットできた。
ティアを拐った理由もおぼろげに見えてきたような……。
とりあえず宿に帰ってロッカと話あって考えをまとめたいところだ。
「っとと」
ちょっと足元がふらつく。
俺はそんな酒に弱いわけじゃないんだが、あの酒はかなり酒精が強いらしい。
「おい、ヴェイン……」
宿に向かって歩いていた時、暗い路地裏から低い声で呼びかけられた。
すぐに視線を向けると、そこには飢えた獣のように瞳をギラつかせた男がいる。
「ダズ……?」
「てめェ、パーティを抜けてすぐに女とイチャつきやがって……いい気になってんじゃねえぞォ」
なるほど、ロッカを運んでいる時に感じた嫌な視線はこいつだったか。
「抜けたんじゃなくて、お前がクビにしたんだろ」
「うるせェ……!」
「それより何で俺に顔を見せた? 逃げてるんじゃなかったのか?」
「あれ……何でだ……。お、お前には関係ねえだろッ!」
「あるさ」
ジンガに捕まえておいてくれって頼まれているんだからな。
俺は素早く魔銃を引き抜いて弾を込め、ダズに撃ち込む。
さすがに街中で魔術弾は使えないので、込めた弾はロッカ謹製の非殺傷弾だ。
「何だこれはッ……」
ゲル状の粘着質な物体が、路地の壁にダズの左腕を接着した。
他にもいくつかロッカの作った弾はあるが、今はこれが最適だ。
拘束するだけならかなり優れていると、旅の間に身を持って実験したからな。
「暴れても無駄だぞ。このまま憲兵に引き渡す」
「くそガァ……!!」
ダズは血走った目で俺へ向かって右手を伸ばすと、魔力を集中させる。
「おいおい、こんな街中で魔術なんて使ったらさらに罪が重くなるぞ」
「知ったことか……俺の前から消えろッ!!」
「お前のほうから出てきたんだろ……」
俺は呆れながら背嚢をまさぐると、小ぶりの盾を取り出す。
これはここへ来るまでの間にロッカが創ったもので、素材はもちろん魔鉄鋼だ。
つまりダズ程度の魔術はもちろん——。
「なッ……消えただと!?」
「いいだろこれ。新しい相棒が創ってくれたんだ」
俺はダズに見せびらかすように盾を振った。
「いつもいつも……そうやって上から見下ろしやがってッ!!」
「そんなつもりは全く無かったんだが……。そう思わせてしまっていたならすまんな」
「そういう態度もッ! 何もかもッ! ムカつくんだよォ!!」
ダズは目を剥いて口の端に泡を溜めながら叫び散らしている。
その形相は、まるで怒り狂っているオーガのようだ。
「じゃあどうしたら良かったんだ?」
「いなくなれ、いなくなれ、いなくなれ、いなくなれ、いなくなれ……」
ダズは昔から癇癪持ちだったが、今の状態は明らかに異常だ。
血走った目、口端の泡、思考もまとまっていないように感じる。
元パーティメンバーとはいえ、あまり関わりたくない状態だ。
「すぐに戻るから逃げるなよ。まぁ逃げられないとは思うが」
そう告げると、憲兵を呼ぶ為にその場を離れた。
後はそっちで処理してもらったほうがいいだろう。
「ぐぞォォォォッ!!」
すぐに街中を巡回していた憲兵を捕まえられたので現場へ戻ると——そこにダズの姿はなかった。
「これは……」
壁に張り付いたままのダズの左腕だけが残されている。
つまり、あいつは自分の腕を斬り落として……。
地面に広がった血痕に視線を落とすと、急に寒気を感じた。
「イかれてる……何考えてやがるんだ」
よくよく見れば、残された腕には細かい無数のアザがある。
これはもしかするとドラッグという禁制の薬を使った痕かもしれない。
あの変わりようはそういうことだったのか、とようやく腑に落ちた。
憲兵たちはそのまま血痕を追っていったので、俺は宿へ帰ることにする。
「ああ、疲れた……」
肉体的に、というよりも精神的に参った。
あいつとの思い出は酸っぱいものも多いが、いい思い出だってたくさんあったから。
でもああなっちまったら……もう終わりだよ、ダズ。
そんな感傷に浸りながら宿に戻って、部屋の扉を開ける。
「おかえりなさい、ヴェインさんっ♪」
ロッカの声がいつもより甘く響く。
振り返ると、頬を薄紅に染めた彼女が上目遣いでこちらを見つめていた。
「お、おい……なんだその格好」
これまでの旅装を脱ぎ捨てて、薄手のシャツ一枚。
それも妙に肌が透けて見える。
「暑くて……脱いじゃいました」
とろんとした瞳で微笑みながら、ロッカが近づいてくる。
「わたしね、ずっと待ってたんですよ……?」
そういうと、ロッカは俺にしなだれかかってくる。
吐息は荒く、なんだか妙に色っぽい。
「お、おいどうした? まさかお前まで変な薬をやってるんじゃないだろうな!?」
「薬……? 飲みましたよ?」
ロッカが指をさすので慌てて目で追うと、ベッド脇のサイドテーブルに空の瓶があった。
あれは……ジンガに貰ったエルフの秘薬ってやつか。
「おいジンガ……何の薬を渡してんだよ!」
「わたし……もう我慢できませんっ!」
ロッカに抱きつかれながら、ベッドに押し倒された。
「おい、バカッ! やめろって……」
「ヤダヤダ! ヴェインさん、わたしを子供だと思ってるでしょ?」
「そ、そんなこと……」
ないといいたいが、正直ちょっとはあるかもしれない。
ロッカに対して感じるのは性欲よりも庇護欲の方が断然強いしな。
「わたしはもう大人ですからっ! ほら……」
ロッカが俺の手をとると、自分の豊満な場所に押し付ける。
うん、すごく柔らかい……けど。
「大人なのは認めるから……だからな、そういうことはちゃんと好きな人と……ッ……!?」
「…………お酒の味、する」
いきなりキスしてくるなんて反則だろ。
今になってようやくジンガの含みのある笑いの意味が分かった。
エルフの秘薬ってのは……媚薬だったのかよ!
早速部屋に入ると、ロッカをベッドに降ろす。
「すみません、ありがとうございます」
「ちょっと熱がありそうだったぞ。疲労回復するらしいし、これ飲んでおけよ」
背嚢からジンガに貰ったエルフの秘薬を取り出して、ベッドサイドのテーブルに置いた。
「これってかなり貴重そうですけど……いいんですか?」
「ロッカには早く元気になって貰わないと困るからな。じゃあ俺は情報収集でもしてくるから、休んでいてくれ」
「分かりました、気をつけてくださいね!」
宿を出た俺は、とりあえず冒険者ギルドに向かった。
手っ取り早く情報を得るならやはりここが一番だ。
ギルドの中に入ると、活気のある冒険者たちの声が聞こえてくる。
やはり、この光景はどこにいっても同じだな。
当たり前のように併設されている酒場のカウンターに座り、一杯頼むとマスターに話しかける。
「大神殿の内情について、何か知らないか?」
マスターは白髪混じりの口ひげをひと撫でしながら答える。
「ボヤッとした質問だな……肯定派と否定派、どちらの意見が聞きたいんだ?」
そんな質問に俺は少し考え、否定派のほうを頼むと告げた。
「表向きは厳格で献身的……だが、内情はドロドロしていて拝金主義的な側面もある」
「拝金主義か……」
不意にリーンベルの司祭の姿を思い出す。
でっぷりとした見た目に、華美な装飾品……まさにそんな印象だ。
「あとは来週のコンクラーベを巡って、きな臭い噂も絶えない」
「コンクラーベ?」
なんか聞いたことがあるような、ないような響きだ。
顎に手を当てて考えていると、マスターが呆れ顔で教えてくれる。
「なんだ、知らないのか。コンクラーベってのは新しい教皇を決める選挙みたいなもんだ」
「つまり来週その選挙があるってのか」
「そうだ。それで各地から枢機卿が集まってきているんだが、そのコンクラーベを巡って色々な噂があってな……」
「どんな噂なんだ……?」
そう聞き返すもマスターは笑みをたたえたまま、口を閉ざしている。
仕方なくもう一杯蒸留酒を頼むと、にやりと笑う。
「分かってんじゃねえか。毎度」
結局、情報を聞き出すのに追加で五杯も頼む羽目になってしまったが、おかげで有益な情報をゲットできた。
ティアを拐った理由もおぼろげに見えてきたような……。
とりあえず宿に帰ってロッカと話あって考えをまとめたいところだ。
「っとと」
ちょっと足元がふらつく。
俺はそんな酒に弱いわけじゃないんだが、あの酒はかなり酒精が強いらしい。
「おい、ヴェイン……」
宿に向かって歩いていた時、暗い路地裏から低い声で呼びかけられた。
すぐに視線を向けると、そこには飢えた獣のように瞳をギラつかせた男がいる。
「ダズ……?」
「てめェ、パーティを抜けてすぐに女とイチャつきやがって……いい気になってんじゃねえぞォ」
なるほど、ロッカを運んでいる時に感じた嫌な視線はこいつだったか。
「抜けたんじゃなくて、お前がクビにしたんだろ」
「うるせェ……!」
「それより何で俺に顔を見せた? 逃げてるんじゃなかったのか?」
「あれ……何でだ……。お、お前には関係ねえだろッ!」
「あるさ」
ジンガに捕まえておいてくれって頼まれているんだからな。
俺は素早く魔銃を引き抜いて弾を込め、ダズに撃ち込む。
さすがに街中で魔術弾は使えないので、込めた弾はロッカ謹製の非殺傷弾だ。
「何だこれはッ……」
ゲル状の粘着質な物体が、路地の壁にダズの左腕を接着した。
他にもいくつかロッカの作った弾はあるが、今はこれが最適だ。
拘束するだけならかなり優れていると、旅の間に身を持って実験したからな。
「暴れても無駄だぞ。このまま憲兵に引き渡す」
「くそガァ……!!」
ダズは血走った目で俺へ向かって右手を伸ばすと、魔力を集中させる。
「おいおい、こんな街中で魔術なんて使ったらさらに罪が重くなるぞ」
「知ったことか……俺の前から消えろッ!!」
「お前のほうから出てきたんだろ……」
俺は呆れながら背嚢をまさぐると、小ぶりの盾を取り出す。
これはここへ来るまでの間にロッカが創ったもので、素材はもちろん魔鉄鋼だ。
つまりダズ程度の魔術はもちろん——。
「なッ……消えただと!?」
「いいだろこれ。新しい相棒が創ってくれたんだ」
俺はダズに見せびらかすように盾を振った。
「いつもいつも……そうやって上から見下ろしやがってッ!!」
「そんなつもりは全く無かったんだが……。そう思わせてしまっていたならすまんな」
「そういう態度もッ! 何もかもッ! ムカつくんだよォ!!」
ダズは目を剥いて口の端に泡を溜めながら叫び散らしている。
その形相は、まるで怒り狂っているオーガのようだ。
「じゃあどうしたら良かったんだ?」
「いなくなれ、いなくなれ、いなくなれ、いなくなれ、いなくなれ……」
ダズは昔から癇癪持ちだったが、今の状態は明らかに異常だ。
血走った目、口端の泡、思考もまとまっていないように感じる。
元パーティメンバーとはいえ、あまり関わりたくない状態だ。
「すぐに戻るから逃げるなよ。まぁ逃げられないとは思うが」
そう告げると、憲兵を呼ぶ為にその場を離れた。
後はそっちで処理してもらったほうがいいだろう。
「ぐぞォォォォッ!!」
すぐに街中を巡回していた憲兵を捕まえられたので現場へ戻ると——そこにダズの姿はなかった。
「これは……」
壁に張り付いたままのダズの左腕だけが残されている。
つまり、あいつは自分の腕を斬り落として……。
地面に広がった血痕に視線を落とすと、急に寒気を感じた。
「イかれてる……何考えてやがるんだ」
よくよく見れば、残された腕には細かい無数のアザがある。
これはもしかするとドラッグという禁制の薬を使った痕かもしれない。
あの変わりようはそういうことだったのか、とようやく腑に落ちた。
憲兵たちはそのまま血痕を追っていったので、俺は宿へ帰ることにする。
「ああ、疲れた……」
肉体的に、というよりも精神的に参った。
あいつとの思い出は酸っぱいものも多いが、いい思い出だってたくさんあったから。
でもああなっちまったら……もう終わりだよ、ダズ。
そんな感傷に浸りながら宿に戻って、部屋の扉を開ける。
「おかえりなさい、ヴェインさんっ♪」
ロッカの声がいつもより甘く響く。
振り返ると、頬を薄紅に染めた彼女が上目遣いでこちらを見つめていた。
「お、おい……なんだその格好」
これまでの旅装を脱ぎ捨てて、薄手のシャツ一枚。
それも妙に肌が透けて見える。
「暑くて……脱いじゃいました」
とろんとした瞳で微笑みながら、ロッカが近づいてくる。
「わたしね、ずっと待ってたんですよ……?」
そういうと、ロッカは俺にしなだれかかってくる。
吐息は荒く、なんだか妙に色っぽい。
「お、おいどうした? まさかお前まで変な薬をやってるんじゃないだろうな!?」
「薬……? 飲みましたよ?」
ロッカが指をさすので慌てて目で追うと、ベッド脇のサイドテーブルに空の瓶があった。
あれは……ジンガに貰ったエルフの秘薬ってやつか。
「おいジンガ……何の薬を渡してんだよ!」
「わたし……もう我慢できませんっ!」
ロッカに抱きつかれながら、ベッドに押し倒された。
「おい、バカッ! やめろって……」
「ヤダヤダ! ヴェインさん、わたしを子供だと思ってるでしょ?」
「そ、そんなこと……」
ないといいたいが、正直ちょっとはあるかもしれない。
ロッカに対して感じるのは性欲よりも庇護欲の方が断然強いしな。
「わたしはもう大人ですからっ! ほら……」
ロッカが俺の手をとると、自分の豊満な場所に押し付ける。
うん、すごく柔らかい……けど。
「大人なのは認めるから……だからな、そういうことはちゃんと好きな人と……ッ……!?」
「…………お酒の味、する」
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